新型コロナウイルス流行に伴う最初の緊急事態宣言から約1年が経過しました。感染への不安の他にも、生活や将来への不安など、精神的にストレスを感じることが増えたのではないでしょうか?
そこで、パラミロン研究会が、2021年3月17日にコロナ禍で顕在化している社会課題「不安疲労」の実態と、その軽減方法についての理解促進を図るオンラインセミナーを開催。今回はそのレポートを発表します。
「パラミロン」って?
パラミロンとは、ユーグレナだけが生成する多糖体のこと。腸に直接作用し、健康の維持・増進に働く、多くの可能性を秘めた注目の成分だそうです。
パラミロン研究会の会長であり、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所の矢澤一良氏によると、これまでの研究では身体的・精神的疲労感軽減、免疫賦活の他、血糖値の上昇抑制やLDLコレステロールの低下といった代謝機能改善など多くの健康効果が確認ができているそうです。
多くの人が感じている「不安疲労」
コロナ禍における新たな社会課題「不安疲労」については、2021年1月に当研究会が実施した男女1,200名を対象としたアンケート調査結果を元に、不調の内容の上位を占める「やる気がでない」「疲労感・倦怠感」「ストレスを感じやすい」が、「肩こり」「冷え」「便秘」などを上回っていると解説がありました。
内分泌・糖尿病専門医で東海大学医学部客員教授の久保明医師からは、上位を占めたものはいずれもコロナ禍で顕在化している精神的なストレスに起因する新しいタイプの疲労「不安疲労」による症状であり、同調査結果からも過半数の人がこの1年間で「不安疲労」を感じることが増えたと回答していることを指摘しました。
パラミロンは疲労感の軽減に効果あり!?
そこで、京都府立医科大学大学院医学研究科の内藤裕二氏から、「パラミロン」が「腸ツボ」を刺激し、精神的・身体的疲労感軽減などの効果をもたらすと有効性について解説がありました。
「腸ツボ」への刺激により、腸から脳へシグナルを送り、精神的・身体的疲労感軽減をもたらす「パラミロン」は、体内で吸収されず、腸内細菌のエサになることもなく、そのままの形で排泄されるにも関わらず、神経系・免疫系・内分泌系の各機能が活性化するんだそうです。
パラミロン(EOD-1)によるヒト試験によって、精神的・身体的疲労軽減、免疫力の向上が確認されいるそうです。こうしたパラミロン(EOD-1)の働きは腸内に存在する化学的・物理的刺激を感受する腸センサー機能「腸ツボ」を介したものと考えられるとのこと。
今後の取り組みが期待されます。