スワッグとは、さまざまな花や葉などの植物を1つにまとめて作る飾りのこと。海外では、魔除けや幸せを呼ぶ伝統的な装飾として親しまれてきました。好きな植物を用いて、生花からドライになるまで長く楽しめるのが魅力です。本記事では、スワッグの歴史や作り方・飾り方、上手に作るポイントなどを紹介します。

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1 スワッグについて
1.1 スワッグとは
1.2 スワッグの歴史
2 スワッグにおすすめの植物
2.1 どの花とも相性の良い、ユーカリ
2.2 色褪せしにくい、スターチス
2.3 メインの花におすすめの、アジサイ
3 スワッグの作り方
3.1 1. 材料を揃える
3.2 2. 下処理をする
3.3 3. 花材を配置する
3.4 4. 束ねる
4 初心者でもスワッグを上手に作るポイント
4.1 全体をイメージしながら束ねる
4.2 生花をドライする場合は場所を考慮する
5 スワッグのおしゃれな飾り方
5.1 壁にかける
5.2 立てかける
5.3 そのまま置く
5.4 ガーランド風につるす
6 スワッグで部屋を飾り、自分のお気に入り空間にしよう

スワッグについて

スワッグは、海外で始まったフラワーアレンジメントの1種です。アレンジした花や植物が、ナチュラルで優しい雰囲気をもたらしてくれるのが魅力。ここでは、スワッグの概要や歴史について紹介します。

スワッグとは

植物を自然な形にまとめて束ねた飾りをスワッグと呼びます。 生花だけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを用いたものもあります。

ブーケを逆さまにしたような形が一般的に多いデザイン。他には、複数のスワッグを紐でつないで作るガーランドタイプ、額縁に入れたタイプなど、さまざまなデザインがあります。クリスマスやハロウィンなどのイベント時だけではなく、季節の植物を使って1年中楽しめるのも特徴です。

スワッグの歴史

スワッグは、「壁飾り」を表すドイツ語の言葉です。一説には、ドイツで作られていたドライフラワーのアレンジメントが、スワッグの発祥だと言われています。古代エジプトでは、植物を用いたガーランドなど、スワッグに類似したものが死者の埋葬に使用されていたとも。

また、ヨーロッパではクリスマスツリーと同じように、悪魔を払い幸せを呼ぶための伝統的な飾りとして有名です。スワッグがクリスマスに用いられることもありました。当初は、松の実や葉を赤リボンでまとめたシンプルなものだったとされています。

そして時代の移り変わりの中で、スワッグは現在のような彩り豊かなデザインへと発展。今では日本でもおしゃれな装飾の1つとして人気を集めています。

スワッグにおすすめの植物

スワッグを作るときには、植物の色合いや他の植物との相性を考慮して選ぶと良いでしょう。ここでは、スワッグにおすすめの植物について紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

どの花とも相性の良い、ユーカリ

アロマで使われることも多いユーカリは、癒しをもたらす心地良い香りが魅力。やわらかな緑色が特徴的で、どんな花と組合せてもフィットします。迷った時はユーカリを取り入れると、まとまりの良いスワッグになるでしょう。

色褪せしにくい、スターチス

ドライフラワーになった後も色褪せず、きれいな状態をキープしやすいと言われているスターチス。色彩豊かで可愛らしく、色の種類が豊富です。彩りを加えたい時などに取り入れると良いでしょう。

メインの花におすすめの、アジサイ

パッと目を引く大ぶりの花は、メインとして使うのにぴったり。特にアジサイは色持ちが良く、美しい彩りを長く楽しめます。さまざまな種類があるので、好みの色・形のアジサイを使ってアレンジメントをしてはいかがでしょうか。

スワッグの作り方

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