でも、つい同じようなおつまみばかりになってしまったり、惰性で飲んでしまったりしてしまうことも。そこで 今回は、そんな「家飲み」のマンネリを覆すヒケツと簡単&時短で美味しいレシピを、料理家の平野由希子さんに教えてもらいました。
MOKUJI
1 平野由希子さんプロフィール
2 平野由希子さんが考える「家飲み」の魅力
3 家飲みを楽しむヒケツ
3.1 おつまみ
3.2 お酒選び
3.3 食器・酒器
3.4 その他あれこれ
4 平野由希子さん直伝!10分で完成のカンタン家飲みおつまみレシピ
4.1 素材の味をシンプルに「菜の花のミモレットがけ」
4.1.1 【材料(2人分)】
4.1.2 【作り方】
4.2 見た目もかわいいフルーツおつまみ「いちごとミニトマトのバルサミコマリネ」
4.2.1 【材料(2人分)】
4.2.2 【作り方】
4.3 春の味覚が生き生き!「あさりとグリンピースのワイン蒸し」
4.3.1 【材料(2人分)】
4.3.2 【作り方】
4.4 クミンの香りがお酒を引き立てる「仔羊のスパイス焼き」
4.4.1 【材料(2人分)】
4.4.2 【作り方】
5 おわりに
平野由希子さんプロフィール
料理家・フード&ワインプロデューサー。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年フランス農事功労賞シュヴァリエを叙勲。書籍・雑誌・広告の料理レシピ制作をはじめ、商品開発・ワインプロデュース・飲食店プロデュースなど多岐にわたって活躍。ル・クルーゼ活用術やフレンチ・おつまみレシピなど著書多数。公式サイト
平野由希子さんが考える「家飲み」の魅力
プロが作ってくれた美味しい料理を楽しむ「外飲み」ももちろん楽しいですが、家飲みには家飲みの魅力があふれています。平野さんは、家飲みにどのような魅力を感じているのでしょうか。
「いちばんの魅力は、旬の味や好きなものを思うように料理して食べることができる、ということでしょう。
例えば――今の季節であれば、春野菜。手をかけて作られたお料理も美味しいものですが、家庭で、ごくシンプルに素材を生かした味付けしたものが、逆にとっても美味しかったりしますよね。
自粛生活で料理づくりに疲れた、なんてときは季節の野菜を追いかけてみるといいかもしれません。
今日は菜の花、明日はタケノコ、春キャベツにアスパラ菜に…と、さまざまな旬の味を食卓に並べるだけで、おうちの食卓がぐっと華やかになりますよ」
家飲みを楽しむヒケツ
自宅でできる分、身近なお酒である家飲み。
おつまみ以外にも、お酒や演出など、もっと楽しむためのコツはなんなのでしょうか?
おつまみ
「先ほども言いましたが、旬を追いかけると楽しいと思います。あとは、あまり気負うことなく、チーズ&ワインとかで済ませちゃうのも家飲みなら全然あり。
海外での経験ですが、家飲みにお呼ばれして出掛けたら、おつまみにオリーブや生ハムくらいが一般的。でも、家飲みはそれでいいんです!
日本人はつい、あれこれと頑張り過ぎてしまう傾向にあります。頑張らず気負わず、何げない日常を楽しむくらいの感じが、家飲みにはちょうどいいと思います」
お酒選び
当たり前のことではありますが、家飲みはどんなお酒を選んでもいいと思います。
その日食べたい料理を考えて、例えば後ほどご紹介するラムチョップがメインであれば赤ワインを用意したり、アサリの蒸し物を添えるなら白ワインや日本酒を添えてみたり、シャンパンをシメにいただくのもオツなものです。
また、お料理とお酒のペアリングが上手くいくと、相乗効果で美味しさが引き立ちます!1+1=2ではなく、1+1=3以上になる。こうした組み合わせを探す楽しみも、ぜひ味わってみてください。お店ではできないお酒の飲み方を味わうこと。これもまた家飲みの魅力です」
食器・酒器
「私は器からお料理を考えることもあるのですが、自分が気に入っている食器を使うことで、家飲みを少しだけ上質な時間にすることができるのでは?と思います。普段は使っていない戸棚の奥にしまっている食器を出してみたり、おもてなし用のグラスを使ってみたり。
いつもとは違う雰囲気をプラスすると、きっと家飲みが特別なものになりますよ」
その他あれこれ
「調理器具についても自分が気に入ったものをそろえると気分が高まります。良い道具を使うと、それだけで料理の腕が上がりますし、気に入った色・形・素材の調理器具は、並べてあるだけでもモチベーションが上がります。
せっかくの家飲みですから、お気に入りに囲まれてワクワクした気持ちで楽しみましょう」
平野由希子さん直伝!10分で完成のカンタン家飲みおつまみレシピ
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