一見、難易度が高そうな壁紙のDIYですが、扱いやすい種類の壁紙を選び、ポイントを押さえれば、初心者でもきれいに仕上げることが可能です。本記事では、壁紙の種類やDIYに必要な道具、賃貸の壁紙DIY、張り替え時にやりがちな失敗や成功のポイント、おしゃれな壁紙が買えるサイトなどを紹介します。

MOKUJI
1 壁紙DIYの気になるポイント
1.1 壁紙をDIYするメリット
1.2 壁紙DIYにかかる費用
1.3 壁紙DIYにかかる時間
2 賃貸の壁紙をDIYする際の注意点
2.1 原状回復義務がある
2.2 内装制限というルールがある
3 賃貸に適した壁紙DIY
3.1 貼ってはがせるタイプの壁紙を貼る
3.2 はがせるタイプの糊を使う
3.3 マスキングテープや両面テープを使う
4 国産壁紙と輸入壁紙、どちらがいい?
4.1 リーズナブルで扱いやすいのは国産壁紙
4.2 デザインにこだわりたいなら輸入壁紙
5 壁紙DIYに必要な道具
5.1 基本の道具
5.2 自分で糊づけをする場合に必要な道具
6 壁紙の張り替えの手順
6.1 1.壁の下処理をする
6.2 2.必要な長さに壁紙をカットする
6.3 3.糊づけをする(必要な場合)
6.4 4.壁紙を貼る
6.5 5.余分な壁紙をカットする
6.6 裏技:ホッチキスで留める
7 壁紙DIYで失敗しがちなこと&成功ポイント
7.1 壁紙に入る余分な空気
7.2 天井との境目
7.3 壁紙同士のつなぎ目
7.4 コンセント周り
7.5 窓枠
8 壁紙DIY初心者のための成功ポイント
8.1 無地の壁紙を選ぶ
8.2 小さな場所から始めてみる
8.3 2人以上で作業する
8.4 ワークショップに参加して練習する
9 リーズナブルでおしゃれな壁紙が揃うおすすめのサイト・ブランド
9.1 RESTA(リスタ)
9.2 WALPA
9.3 カインズ
9.4 Wagic
9.5 DCM
10 自分好みの壁紙DIYにチャレンジしよう!

壁紙DIYの気になるポイント

壁紙のDIYを始める前に、まずはそのメリットや費用、作業に必要な時間など気になるポイントを見ていきましょう。

壁紙をDIYするメリット

壁紙は日が経過すると、汚れや色褪せが目立ってきます。壁紙を張り替えるだけで、部屋の雰囲気が一新され、清潔感のある空間に。業者に張り替えを依頼する方法もありますが、コツさえ押さえれば初心者でもでき、費用が抑えられるなどのメリットがあります。

壁紙DIYにかかる費用

国産壁紙のリーズナブルな物では、1メートル400円程度で購入可能です。幅約92センチのロール状で販売されており、必要な長さよって金額が決まります。例えば、6畳間の場合、幅92センチ×長さ約30メートルを必要とし、費用は1万円前後。中には、初心者向けの壁紙と道具がセットになっているキットもあります。

壁紙DIYにかかる時間

糊づけが不要なシールや糊つき壁紙を使えば、作業も早く終わります。トイレやキッチンカウンターなど狭いスペースなら、2時間程度で施工可能です。6畳間の場合は、下処理を含めて半日以上かかるとみておきましょう。輸入壁紙は、糊づけ作業の時間も必要です。

賃貸の壁紙をDIYする際の注意点

賃貸物件には決まりや制限があることが多く、注意が必要です。ここでは、賃貸の壁紙をDIYする際に気を付けるべきポイントを紹介します。

原状回復義務がある

賃貸の場合、経年劣化が原因と思われる汚れなど以外は、基本的に原状回復義務があります。万が一、故意に傷つけたり汚したりすれば、退去する際に敷金から原状回復に必要な費用が差し引かれます。そうならないためには、原状回復できるDIYに留めておくことが大切です。

DIYする際、原状回復可能にするのであれば、基本的には管理会社への事前報告はなくても問題ありません。ただし、契約でリフォームが禁止されている場合などは、管理会社に相談しましょう。

内装制限というルールがある

物件によっては、「内装制限」というルールを適用している場合があります。このルールは、火災などの緊急時に備えて、安全に避難できる時間を確保するための内装にするというものです。たとえば、より安全に避難できる時間を確保するため、不燃性の壁紙にするなど。

壁紙の内装制限は、壁紙の下地と壁紙の施工方法との組み合わせで認定されます。そのため、DIYで上から新しい壁紙を貼ってしまうと、施工方法が変わるためルール違反になるのです。DIYの前には内容制限の対象箇所であるかどうかを確認し、もし対象なら管理会社に相談しましょう。

賃貸に適した壁紙DIY

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