正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』では、女性のリアルな仕事観を調査するコンテンツ【データで知る「女性と仕事」】の第30回の調査結果をリリースしました。
Q.1 2021年夏のボーナスはいくらだった?
※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
『女の転職type』会員に2021年夏のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」が62.7%と最多となりました(就業中の人のみ。離職者除く)。雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見ても、「0(なし)」は48.2%で、約半数の人がボーナスの支給がなかったことになります。支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて」は31.7万円で、「正社員・契約社員」は31.9万円でした。
Q.2 2021年夏のボーナスの満足度は?
※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
ボーナスの満足度について尋ねたところ、「かなり不満足」39.1%が1位で、「わからない」をのぞくと、2位は「やや不満足」14.3%となり、53.4%が不満足となっています。「かなり満足」と「やや満足」を合計すると12.4%となっており、満足派は不満足派の1/4にも満たない結果となっています。雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見てみると、さらに不満足は増え、63.0%の人が不満足と回答しています。正社員や契約社員の人は、本来はもらえるはずなのに支給がなかった、もしくは減った人も多く、不満足の割合が高いのかもしれません。
Q.3 2020年夏のボーナスはいくらだった?
※離職者除く
※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
2020年(昨年)の夏のボーナスについても尋ねたところ、「0(なし)」57.6%が最多で、支給された人の平均金額は30.4万円でした。2021年の「0(なし)」は62.7%だったため、5.1%増えていることになり、長引くコロナの影響が伺えます。支給された人の平均は2020年30.4万円から2021年31.7万円と微増しています。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけを見ても傾向は同じで、「0(なし)」は2020年45.5%から2021年48.2%と増加しており、支給された人の平均金額は2020年30.6万円から2021年31.9万円で微増となりました。
Q.4 2021年夏と2020年夏のボーナスの「金額差」は何が要因?
※複数回答あり
金額差があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(24.0%)で、フリーコメントでは「新型コロナの影響」という回答が目立ちました。「その他」「わからない」の回答を除くと、2位は「退職」(14.6%)、次いで「転職」(12.2%)となっており、前職を離れたことがボーナス増減の要因となっているようです。
Q.5 理想の夏のボーナスは?
※「理想」:アンケート回答者全員
※「現実(2021年)」:就業中のアンケート回答者(離職中の人を除く)
理想の夏のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」が最も多く約半数の人が回答しました。平均金額は52.5万円で、実際に2021年夏に支給された人の平均31.7万円と比較すると約20万円の差がありました。
Q.6 夏のボーナスは何に使う(使った)?
※複数回答あり
夏のボーナスの使い道について尋ねたところ、1位~3位までは2020年も2021年も変わらず、「貯金」「生活費に充当」「ファッション・美容」の順でした。2020年は同率3位で「旅行・レジャー」が、5位に「飲食」6.9%がランクインしており、GoToトラベルやGoToイートの影響も伺えます。
また、長引くコロナの影響か、「投資」が2020年の2.0%から2021年は5.7%と増えており、「貯金」という守りの使い方をする一方で「投資」という攻めの使い方をする人が増えていることも見て取れます。
(調査概要)
●調査内容:第30回「夏のボーナスどうだった?」|データで知る「女性と仕事」
●調査期間:2021年6月18日~7月1日
●有効回答数:648名
●調査対象:『女の転職type』会員
●調査方法: Web上でのアンケート