「サステナブル」「SDGs」…最近よく聞くワードですが、なかなか取り入れるのが難しいと感じている人も多いのでは？そんな方には、まずレストランで体験してみるのもオススメですよ。サステナブルのイメージが変わること間違いなしな、素敵なフレンチをいただいてきました！
食で体感するSDGsとはいかに？！
今回伺ったのは、永田町の一角に2020年にオープンした「Noeud. TOKYO(ヌー.トウキョウ)」。
地下にありながら外光が入る店内は、一枚板のカウンターが印象的な空間。平安京造営にも使われていたという京都の聚楽土を用いた土壁が、シックな雰囲気に温かみをもたらしています。お店づくりのこだわりからも、コンセプトを感じられますね。
さて、そんな居心地良い店内でいただけるのが、「オールサステナブルフレンチ」。
野菜であれば無農薬や有機栽培。ジビエや魚、家禽は、極力自然の形で生育しているものや無投薬で育てられた食材を使い、「地産地消」「無駄にしない調理法」「食材そのものの美味しさを引き出す、無理をしない料理」にこだわったお料理です！
メニューは、その日仕入た食材を、その状態に一番合う調理法で考えられるので、当日にしかわかりません…。よって、QRコードで読み込むメニューには、その日の食材と産地だけがズラリ！
それがどんな風に調理されて出てくるのか、ますますワクワクが広がりますね。
曜日限定のスペシャルランチを…
いただいたのは、時短要請中の今しかいただけない、木・金・土曜日限定のスペシャルランチ。アミューズ、オードブル2皿に、メイン、デザートというショートコーススタイルで、「Noeud.TOKYO」のコンセプトを気軽に楽しめるランチです。
まずはスパークリングワインで乾杯！
コースに合わせて専属ソムリエがセレクトしたペアリングもありました。
アミューズは、ひよこ豆のキューブ。
木の器に置かれた可愛らしいキューブはほっこり温かく、ホクホクした豆の食感に上に添えられたタイムの香りがアクセント。
オードブルの食材は、千葉県産のコショウダイと、茨城県久松農園の枝豆に、なんと和歌山県のブルーベリーを合わせた一皿。夏を感じる食材同士の意外な組み合わせですが、これが新鮮！
枝豆はペーストやロースト、そして生と、色々な調理法で食感も楽しく、甘酸っぱいブルーベリーがタイの甘みを引き出しています。
続いて千葉県柴海農園の人参は、なんとソーセージを意識してアレンジしたという一皿！色鮮やかな3色のペーストも、人参。上に飾られたものも、人参。そして中心にあるのも、もちろん人参！！こちらは火を入れて燻製にしたものだそう。とても柔らかく、人参本来の甘みと添えられたバルサミコの酸味が絶妙です。
次々と仕上げられていくシェフのお料理姿を楽しめるのも、カウンターの醍醐味。
ホカホカの自家製パンの美味しさにも驚きながら、シェフの手捌きに感動します。
本日メインにいただいたのは、千葉県産の鱸。下には静岡県杉正農園のA5茄子、上には赤・黄・緑の色鮮やかなピーマンが。
お魚からとったソースに、ピューレ状の茄子、そしてラタトゥイユ風になったピーマンなど食材を生かしきった味付けと、どこまでもフワフワ、皮はパリパリに焼き上げられた鱸がとてもよく合います。
デザートには、京都るり渓やぎ農園の山羊乳を。
山羊のミルクを煮詰めたフレッシュなキャラメルの上に、山羊のミルクのムース、ソルベ。上に乗ったコーンスターチのラムネを崩していただきます！
見た目は極めてシンプル、だけど味はとても繊細です！
まるでヨーグルトのような優しい酸味と甘みを感じるデザート。コースの終わりにさっぱりと、どこまでも身体に優しい美味しさです。
食後のコーヒーには、石のお皿に乗った可愛いカヌレも。心がほっこり温まりますね。
感動のサステナブル体験でした！
お店で使われるこれらの食材は全て、シェフ自らが生産者に会い、育成環境や手法、生産方針など全てに共感できた旬のものばかり。それらを、無駄にすることなく生かしきり、本来の味を無理なく引き出す、そんなお料理だからこそ、どこまでも美味しく、身体にも軽やかにいただけました。
口にするものから、サステナブル。使うお皿にも、サステナブル。
そんな小さなサステナブルの積み重ねが、未来に繋がっていく…お店だからこそできる美食体験ながら、お家でも取り入れられそうなサステナブルアイデアも詰まった体験でした！
今回お邪魔した「Noeud.TOKYO」は、企業の SDG s の取り組みを支援する一般社団法人「日本ノハム協会」のメンバーシップ企業であり、SDGs経営を実践する企業として認定も受けているお店。こんなお店がもっともっと増えたら、私たちも嬉しいですね♡
ご紹介したランチがいただけるのは、時短要請期間のみ。まずはHPをチェックして、是非予約してみてくださいね♬