男女に共通する厄年の知識
まずは、厄年の起源や考え方、数え方などの男女に共通する基礎知識を解説していきます。
厄年の起源
厄年とは、災難が起こりやすい年齢のことを指します。厄年の考え方は陰陽道に由来しており、平安時代には既に存在していたと考えられています。
平安時代には貴族の慣習となっていた厄年は、江戸時代になると民衆たちの間にも広まり、厄払いが流行るようになりました。
厄年には前厄・本厄・後厄がある
厄年は生涯で1度だけ訪れるのではなく、一生のうちに複数回やってきます。厄年が何歳のときに訪れるのかを知るためには、数え年で数える必要があります。数え年とは、生まれた年を1歳として、新しい年を迎えるたびに1歳加える年齢のこと。
また、厄年には大きく分けて「前厄」「本厄」「後厄」があり、本厄の前後一年間は厄年と同じように慎重に過ごすべきと考える人もいます。
「前厄」・・・厄の前兆が現れる年
「本厄」・・・厄年に当たる年
「後厄」・・・厄の恐れが薄らいでいく年
このように、本厄の前後一年間も厄年と同じように慎重に過ごすべきと考える人もいます。
厄年の数え方
厄年は、数え年で数えるのが一般的です。数え年とは、生まれる前を0歳、生まれた年を1歳とする考え方のことを指します。新暦の1月1日、元旦に1つ歳をとる考え方とも言えるでしょう。早生まれであっても、同様に考えます。
女性が厄年を迎えるタイミングや回数
厄年の回数は男女で異なり、女性の場合は1回多く訪れます。ここでは、女性が厄年になるタイミングや回数を解説していきます。
女性が厄年を迎える回数
女性の厄年は、男性より1回多いのが特徴的。男性が生涯で3回迎えるのに対し、女性の厄年は生涯で4回あると考えられています。
また、そのうちの2回は30代で訪れるのもポイントです。女性は20代から30代のうちに環境の変化や災難が多いと考えられていることが影響しているのかもしれません。
合計4回訪れる女性の厄年は、数え年で以下のタイミングで訪れます。
1回目 19歳
2回目 33歳
3回目 37歳
4回目 61歳
ちなみに男性の厄年は、以下の通り。
1回目 25歳
2回目 42歳
3回目 61歳
また、厄年には特に注意が必要と信じられている大厄というものがあります。女性は33歳、男性は42歳の厄年が大厄に当たります。
女性が厄年を迎えるタイミング
女性の厄年が訪れるタイミングを前厄から後厄まで含んでみると、数え年で以下の通りになります。
<1回目 19歳>
「前厄」・・・18歳
「本厄」・・・19歳
「後厄」・・・20歳
<2回目 33歳>
「前厄」・・・32歳
「本厄」・・・33歳
「後厄」・・・34歳
<3回目 37歳>
「前厄」・・・36歳
「本厄」・・・37歳
「後厄」・・・38歳
<4回目 61歳>
「前厄」・・・60歳
「本厄」・・・61歳
「後厄」・・・62歳
女の厄年 2021年・2022年・2023年版
以下のページでは、2021年・2022年・2023年の女性の厄年を一覧で紹介します。数え年ではなく生まれた年で表記しているので、自身の厄年はいつかぜひチェックしてみてください!