結婚相手紹介サービス「オーネット」は、20~34歳の独身男女903名を対象に、「2021年リアルデートに関する前年比較調査」を実施しました。
新型コロナウイルス感染症により、日常生活において感染予防に注意を払わなければならない状況が長期化する中、全国の独身男女が異性とリアルで会うデートの際に、でかけた場所、デートの際に意識したこと、また今後どのようにデートを楽しみたいと考えているのかについて、前年からの変化を調査しました。
2021年4月以降、異性とデートに出かけたか
Q 2021年4月以降、異性とデートに出かけたことはありますか? (2020年と2021年調査比較)
2021年は20~30代の独身男女のうち、ほぼ半数が4月以降、異性とデートに出かけたことが分かったりました。調査対象の男女に対し、「2021年4月以降、異性とデートに出かけたことはあるか」質問したところ、「はい」が全体の48.7%、「いいえ」が46.1%、「その他(答えたくない)」が5.2%の結果となった。2020年は52.8%と独身20~30代の過半数がデートに出かけたのに対し、2021年にデートに出かけた割合は48.7%で微減しました。
◆年代別(2020年と2021年調査比較)
年代別に2020年調査の結果と比較したところ、2021年は20代前半~30代前半のいずれの年代においても、デートに出かけた割合が減少した。
特に30代前半の減少傾向が顕著であり、デートに出かけた割合は2020年調査から10ポイント以上減少した(2020年49.3%に対し、2021年は38.8%)。2020年8月調査時は、第1回目の緊急事態宣言が解除されたタイミングだった。一方、2021年8月の調査時は第4回目の緊急事態宣言下。緊急事態宣言の影響でデートに出かけた人が減少したものと考えられる。
また外出自粛により、出会いの機会自体が減ってしまったことも要因の一つと推測。2021年5月の「自然な出会いにおける実態調査」において、20~30代男女の7割が自然な出会いがなく、特に30代は20代と比較して出会いがなかったことが分かっています。
★参考:「2021年 新生活における、自然な出会いに関する実態調査」
https://onet.co.jp/company/release/2021/20210512.html
20代については、出かけた割合は2020年から微減したものの、2021年も半数以上が出かけていることが分かりました。
デートの場所
Q 異性とデートした際、どういう場所に出かけましたか?(2021年単年調査結果)
2021年4月以降、「デートに出かけた」人に対し、「デートの際にどういう場所に出かけたか」質問したところ、飲食店(カフェやランチ系レストランなど)が36.6%で最も多く、次いでショッピング(専門店、ショッピングモールなど)が33.7%、飲食店(居酒屋、ディナー系レストランなど)が28.2%、「どちらかの家」が25.5%、「公園など屋外」が14.1%の結果となりました(6位以下はグラフ参照)。
出かけた場所のランキングは2020年8月調査から変動がなく、各デート場所の回答の割合についても大きな変化が見られませんでした。
◆20代前半男性:(2020年と2021年調査比較)
回答者全体のデートに出かけた場所は2020年8月から大きな変わりがないものの、20代前半男性については、やや変化が見られました。2020年最も多かった「ランチ系の飲食店」の割合が減少し、2020年5位だった「どちらかの家」に出かけた割合が最も高いことが分かりました。
異性と外出した際、ソーシャルディスタンスを意識したか
Q 異性と外出した際、ソーシャルディスタンスを意識しましたか?(2020年と2021年調査比較)
2021年4月以降、「デートに出かけた」人に対し、「ソーシャルディスタンスを意識したか」質問したところ、「3密対策を行っている場所を選んだ」の回答が2020年調査の約3倍に増加(2020年は10.7%に対し、2021年は29.5%)でした。一方、「気にならなかった」は2020年から約3割減少(2020年は25.6%に対し、2021年は18.1%)し、「気にはなったが、特に何もしなかった」は2020年の約半数に減少しました(2020年は20.7%に対し、2021年は11.4%)。
以上から、異性とデートに出かけた人は2020年以上に「デート場所選び」に気を使ってコロナ禍のデートを楽しんでいることがうかがえます。
外出自粛が今後さらに1年続いた場合のデート
Q 外出自粛が今後さらに1年続いた場合に、どのようなデートをイメージしますか?(2020年と2021年調査比較)
「外出自粛の状況が今後さらに1年続いた場合に、どのようなデートをイメージするか」については、2020年8月調査の結果と同じく、「感染対策に気を付けながら、直接会いたい」が過半数で最も多かった。また2020年8月の調査結果から大きな変化は見られませんでした。2020年以降、外出自粛が長期化し、緊急事態宣言も発令されている中でも、「直接会いたい」気持ちは変わらないことが分かりました。
◆年代別(2020年と2021年調査比較)
年代別の2020年8月調査からの推移を比較したところ、20代後半~30代前半は「直接会いたい」割合が2020年から減少。一方で20代前半は「直接会いたい」割合が2020年から10ポイント近く増加しました。
調 査 概 要
■調査名: 2021年リアルデートに関する前年比較調査
■調査地域: 全国
■調査対象: 20歳~34歳の未婚男女
■調査方法: インターネットを利⽤したクローズ調査
■調査日: 2021年8月4日(水)~8月11日(水)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数:903名(男性456名/女性447人)