知的障害のある作家の才能や描き出されたアートを「異彩」と定義し、「異彩を、放て。」をミッションに社会の様々なモノ・コト・場所に実装するための事業を展開する株式会社ヘラルボニーでは2022年より1月31日を「異彩(イサイ)の日」と定めました。
初めての試みとなる今年の「異彩の日」では、自社ブランド「HERALBONY」をファッションからライフスタイルブランドへと拡張し、国内の3メーカーとのコラボにより実現したソファやスツール、クッション、ラグ、食器などの製品を新たに発表。また、ハイアット セントリック 銀座 東京の客室と「HERALBONY」の新製品がコラボレーションし、異彩に囲まれた宿泊体験を今春より提供予定です。応援購入サービス「Makuake」にてライフスタイル製品やコラボレーションアートルーム特別宿泊権の先行販売を開始しました。
「異彩の日」に、ブランド「HERALBONY」は次なる挑戦へ
ヘラルボニーは「異彩を、 放て。」をミッションに掲げ、日本全国の主に知的な障害のある作家(約150名)や福祉施設(約40施設)とアートのライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開してきました。ブランド「HERALBONY」は、障害のある作家のアートをネクタイに再現するという1つのプロジェクトからはじまり、その後、ハンカチや財布、ブラウスなど、さまざまなハイブランドのアパレル用品をプロデュースし、日本各地で展開するリアル店舗と越境ECにて販路を開拓しています。「福祉」や「障害」という普段生活で関わりを持ちづらい分野と一般的な生活者の間にある目に見えない境界線を溶かし、福祉を起点に新たな文化や生活様式を創り出すために「ライフスタイルブランド」としてその領域を拡張します。
ライフスタイルブランド「HERALBONY」の新プロダクト
今回、株式会社川島織物セルコン、長谷虎紡績株式会社、ニッコー株式会社の国内メーカー3社とコラボレーションが実現しました。
1. ソファ/チェア/スツール/クッション
川島織物セルコンと製作したのは「ソファ」「チェア」「スツール」「クッション」に用いられるファブリックです。作家の筆運びまで再現できるよう、精彩な捺染技術を採用しています。伝統技術と量産技術を使って新たな表現に挑戦し、逸品の製作に精力的に取り組んでいる川島織物セルコンならではの製品です。
2. ラグマット/キッチンマット/ドアマット
今回、長谷虎紡績と製作したのは「ラグマット」「キッチンマット」「ドアマット」です。紙やキャンバスに描かれるアートの色味と、絨毯の色味では見え方が全く異なります。熟練の職人により、一色一色検討し、配色された色彩を用い、ヘラルボニーのアートを表現しています。そこに巨大なCJ(コンピュータージェットダイ)機による染色技術がかけ合わさり、再現性の高い製品となっています。
3. 食器
今回、ニッコーと製作したのは「FINE BONE CHINA」と呼ばれる食器です。純白の白を追究しつつ薄さと優れた強度を兼ね備えている高品質な商品で、真っ白なキャンパスのような食器に描き出されるアート作品は彩りが豊かで再現性の高い製品に仕上がっています。また、アートを細部にまで表現するために、直接プリントするのではなく一度転写紙にアートを写しとり、それから食器へとプリントする技法を採用。一点一点、職人が手貼りしたアートは凹凸になり、作家の筆運びを実際に感じ取ることができる製品です。
「ハイアット セントリック 銀座 東京」とのコラボが決定
ライフスタイルブランドが空間を彩る第一弾として、ライフスタイルホテル「ハイアット セントリック 銀座 東京」とのコラボレーションが決定しました。現在は、異彩のアートを客室のいたる所に起用した“異彩のアートルーム”を共同開発中です。一般公開ならびに予約開始は、本年5月頃を予定しています。さらに、異彩のアートからインスパイアされたオリジナルカクテルやオリジナルアートTシャツ付きの特別宿泊権をMakuakeにて一般販売よりも一足早く発売。異彩を全身で体感することのできる、ここだけの新しい発見に満ちた体験をぜひお楽しみください!
ライフスタイルアイテムを展示するヘラルボニー第2弾の展覧会がオープン
【展覧会概要】
「ヘラルボニー/異彩のみらい」
会 期:2022年2月1日~3月27日
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況に応じて変動する可能性がございます。
時 間:11:00〜19:00
休館日:毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日の火曜へ振替休館)
会 場:BAG-Brillia Art Gallery-
〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル
入館料:無料
企 画:株式会社ヘラルボニー
特別協力:東京建物株式会社
企画監修:公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団
公式サイト:https://www.brillia-art.com/bag/