新たにセリーヌのクリエイティブディレクターとして就任したエディ・スリマン。エディ・スリマンは、数々のハイブランドのメンズラインを担当し、「エディ男子」と呼ばれる熱狂的な支持者を生み出すなど活躍した人物です。今回は、エディ・スリマンの略歴や魅力、カップルで持ちたい人気のアイテムを紹介します。

セリーヌのクリエイティブディレクター、エディ・スリマンとは

エディ・スリマン(HEDI SLIMANE)は、1990年代から数々のブランドでディレクターに就任し、新しい流行を作ってきました。初めにエディ・スリマンの略歴について紹介します。

ハイブランドのメンズファッションで活躍

エディ・スリマンは大学を卒業後、フランスのファッションブランドジョゼ・レヴィ(Jose Levy)に1990年に就職するところからファッション界でのキャリアを始めます。そして1997年、イヴサンローラン(YSL)のディレクターに就任し、メンズラインの活性化に成功します。

2000年には、新規立ち上げのディオール(DIOR)のメンズラインのクリエイティブディレクターに就任。カリスマデザイナーとして成功を収めました。そして2012年にサンローランのディレクターに再就任した時にサンローランに革命をもたらし、新しい「モードの帝王」と称されるほどになりました。

セリーヌ初のメンズコレクションを担当

エディ・スリマンは2018年にセリーヌ(CELINE)のクリエイティブディレクターに就任します。そしてセリーヌでは、エディによって初めてメンズコレクションを発表しました。また、エディはセリーヌのロゴを一新し、改革を進めています。

セリーヌのロゴは、従来のEの上についていたアクセントマークを取り、さらに1930年代に使っていた書体に戻して文字間隔を狭くした、シンプルでシャープな「CELINE」ロゴに生まれ変わりました。エディのロックイズムが、フェミニンなセリーヌに新しい風を吹き込んだと言えるでしょう。

【セリーヌ】エディ・スリマンの魅力

エディ・スリマンの新しいメンズファッションは、「エディ系男子」と呼ばれる熱烈な支持者を生み出しました。続いては「エディ系男子」を魅了するエディ・スリマンの魅力を紹介します。

音楽との親和性

エディ・スリマンは、スキニーな自分にあうファッションが欲しくて服作りを始めました。そこには音楽と関わりがあり、それをファッションに投影しています。スキニーパンツやライダースジャケットなど、当時は珍しかった全身黒やロックテイストのファッションを展開していきます。

そして名だたるブランドで実績を上げるとともに、エディのタイトなパンツやブラックタイを好んで身に着ける熱烈な支持者「エディ系男子」を生み出したのです。

消費者が求める映えファッション

ブランドが変わっても、エディ・スリマンがデザインするファッションは変わらないと言われますが、彼の魅力はタイムレスなデザインだけではありません。従来のハイブランドのデザインは、デザイナーの世界観を押しだすことで消費者を引き付けてきた、デザイナーのみの視点のファッションです。

一方、エディ・スリマンはしっかりとマーケティングを行っていることがうかがえます。最新のショーでは、アメカジやTikTokを取り入れるなど、若い世代を意識していることがわかるためです。エディ・スリマンは自分視点のみではなく、消費者が求めるデザインを提供しているのです。

大注目のエディ・スリマンのセリーヌバッグ

エディ・スリマンのセリーヌでの最初のコレクションでは、エディらしさ全開なのが大きな話題になりました。定番バッグとはまた違う魅力がある、エディがデザインしたバッグの数々をぜひチェックしてみてください。

16(セーズ)

エディがデザインしたバッグの中で、一番注目を集めているのが「16(セーズ)」。その名の由来は、パリ・ヴィヴィエンヌ通り16番地にある、17世紀に建てられた建築「THE HOTEL COLBERT」から取られたものです。特徴のあるクロップド・フラップと女性らしさを感じる丸みのあるシルエットです。ベルトの使い方が60年代を彷彿とさせながらも、現代風のデザインに落とし込みました。

サイズ:横32×縦24×マチ15cm
持ち手 : 69cm

C(セー)

※画像は同シリーズのコインケース

70年代のアーカイブバッグからインスパイアされたC(セー)。「C」の文字がゴールドのクロージャーになり、モダンなデザインになっています。スクエアフォルムにレトロ感があるキルティング素材の他にも、カーフレザーやカラーバリエーションも豊富です。パーティシーンでも映えるバッグなので、いろいろなシーンで使えるでしょう。

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