コロナ禍の卒業と写真に関するアンケート調査

家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」では、20歳〜24歳までの今春、大学・大学院・短大・専門学校を卒業予定の学生734人に、「コロナ禍の卒業と写真に関する調査」を実施しました。その結果、卒業式で最も楽しみなことが「写真を撮る」ことで、プロに撮ってもらうなら、撮影場所は「キャンパス内」(76.1%)、「桜が咲いている場所」(60.2%)「キャンパスが見える場所」(40.7%)が上位を占め、4位「撮影スタジオ」(16.8%)に大差をつける結果となりました。今回の調査で、コロナ禍でキャンパスライフをやり直したいと思う学生は6割を超え、友人との親交に不足を感じている学生が多いこと、友人との出会いや親交を深める方法はコロナ禍においても対面による共通体験が重視されていること、卒業の思い出に写真を取りたい学生が84.9%おり、「撮影そのものが思い出になる」と考えている学生が多いこともわかりました。

キャンパスライフ「やり直したい」63.1%、やり直したいもの1位は「友人との親交」

2022年春に大学院・大学・短大・専門学校のいずれかを卒業予定の学生男女734名(男性356名、女性378名/大学院生17名、大学生620名、短大生18名、専門学生79名)に、キャンパスライフについて尋ねると、「やり直したいと思う」と回答した人は63.1%に登りました。

「やり直したい」と回答した人に、何を1番やり直したいかを問うと「友人との親交」が41.5%を占める結果となり、2位の「勉強」と20ポイント以上の差をつける結果となりました。2020年から新型コロナウイルスの蔓延とその対策によって、友人たちとの交友機会が減少していたことが背景にあると考えられます。

就職に不安74.9%で「コロナ後の経済回復」「就職先が決まるかどうか」も半数以上。

引き続きコロナ禍での就職に対し不安に思うことがあるかを尋ねると、74.9%の人が「不安がある」と回答しました。

「不安がある」と回答した人に要因を尋ねると、最も多かったのは「コロナ後の経済回復」(58.5%)で、次いで「就職先が決まるかどうか」(55.1%)が挙がり、まだ就職先が決まっていない人が多いこと、また、男性よりも女性の方が経済回復への不安や就職への不安を感じている割合が高いことがわかりました。

卒業記念に写真を撮りたい84.9%、卒業式で楽しみなこと第1位も「写真を撮ること」

卒業の記念に写真を撮りたいと思うかを問うと、84.9%が「撮りたいと思う」と回答。さらに、卒業式で楽しみにしていることを問うと、最も多かったのが「写真を撮ること」だとわかりました。

卒業式で楽しみにしていることを男女別で比較すると、女性は「卒業式ならではの衣装を着ること」(51.6%)、男性は「友人との再会」(37.9%)を最も楽しみにしており、「写真を撮ること」は、特別な衣装を着ることや友人との再会と合わせて、卒業式を楽しむメインイベントになっていることがうかがえます。

一緒に写真を撮りたい相手は「授業で一緒の友達」、コロナ以後も"対面”が交友の重要手段

写真を撮ることを望む人たちに「誰と一緒に撮りたいか」を尋ねると、最も多かったのは「授業で一緒の友達」(50.4%)で、次いで、「ゼミで一緒の友達」(16.7%)、「部活サークルで一緒の友達」(16.1%)、「恋人」(7.1%)、「家族」(7.1%)という結果になりました。

「友達」と撮りたいニーズが多い中で、「その人とはいつ出会ったか」を尋ねると、大学院・大学生はコロナ前が8割以上なのに対し、2年制が多い短大生や専門学生は「コロナ以後」の割合が高くなっています。

出会いがコロナ禍以降だったと回答した人に、出会い方がオンライン(非対面)・オフライン(対面)どちらだったかを尋ねると、圧倒的に「オフライン(対面)」が多く、約8割を占めました。

さらに、写真を一緒に撮りたい相手と、コロナ禍以降、親交を深めるのに有効だった手段を尋ねると、第1位はメッセージアプリ(78.1%)で、様々なオンラインコミュニケーション方法がある中で第2位に挙がったのは、実際に会って行動をともにする「対面」(54.4%)でした。

コロナ禍以降、あらゆる場面で対面コミュニケーションが制限され、非対面コミュニケーションが推奨される中ではありますが、出会いから親交を深めるまで、実際に会って時間と体験を共にすることの重要性が感じられる結果となりました。

プロに撮ってもらうなら人気の撮影場所1位「キャンパス」2位「桜と」で「写真スタジオ」とは40P以上の大差、撮影体験も思い出

卒業の記念に写真を撮りたいと思う人を対象に、プロのフォトグラファーに撮影を依頼したいかを問うと、54.4%が「そう思う」と回答。約2人に1人はプロの手によって写真を残したいと考えていることがわかりました。
理由は、「卒業が一生に一度の記念だから」(66.4%)に次いで「撮影そのものが思い出になるから」(40.1%)という結果になりました。

また、プロフォトグラファーに撮影を依頼するなら、どこで撮影したいかも問うと、第1位「キャンパス内」(76.1%)に続き、2位は「桜が咲いている場所」(60.2%)、3位に「キャンパスが見える場所」(40.7%)と並び、4位の「撮影スタジオ」(16.8%)とは、大差をつける結果となりました。

思い出の学び舎とこの時期の季節を象徴する桜と共に、撮影体験も含めて思い出に残せる「出張撮影」への需要が感じられます。

写真撮影そのものが思い出に。スタジオよりロケーション撮影に需要

fotowaではこれらの調査結果から、今年卒業する学生たちは、コロナ禍で友人たちとの親交と思い出づくりに不足感を抱いており、親交を深める上では対面での共通体験が重要であること。撮影そのものが思い出になるという意見が多かったことや、卒業式の楽しみが写真撮影だったことから、写真撮影という共通体験が思い出づくりの重要なイベントになっていると考えています。さらに、スタジオで撮影するよりも、キャンパスや桜と撮りたいニーズが多かったことから、思い出の場所や好きなロケーションで撮影可能な「出張撮影」は卒業最後の思い出づくりとして需要が高まっていると考えています。

2021年にfotowaで実際に撮影した大学卒業・卒業袴ジャンルの撮影事例

出張撮影「fotowa」の卒業・入学関連ジャンルの予約数は、コロナ禍以前と比べて約5.8倍に増加しています。卒業という一生に一度の時を、思い出のキャンパスや桜と共に写真を撮れる「出張撮影」を通じて、共通の思い出と友情を形に残したいという学生が多いようです。

<調査概要>
調査名:「コロナ禍の卒業と写真に関するアンケート調査」
調査対象:2022年春に大学院・大学・短大・専門学校のいずれかを卒業予定の男女734名
(男性356名、女性378名/大学院生17名、大学生620名、短大生18名、専門学生79名)
調査期間:2022年3月3日〜2022年3月7日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査元:fotowa家族フォト総研 ( https://fotowa.com/labo
キャンパスライフ「やり直したい」63.1%、やり直したいもの1位は「友人との親交」