ヴィンテージシャネルとは?
ヴィンテージシャネルは、バブル時代に流行したアイテムです。まずは、ヴィンテージシャネルについて作られた年代や、最近人気に火が付いたきっかけを紹介します。
製造から20年以上経過したものがヴィンテージシャネル
ヴィンテージシャネルとは、製造から20年以上経過したシャネルの商品のことです。年代でいうと、バブル時代と呼ばれた1980年〜1990年頃に該当します。
そもそもファッション用語として使われるヴィンテージという言葉は、作られてから30年〜99年経過しているものを指します。ヴィンテージはもともとは「由緒がある」「古くて価値のある」という意味で、当たり年のワインに使われていた言葉です。何年経っても魅力あるシャネルの商品は、ヴィンテージと呼ぶのにふさわしいでしょう。
近年ヴィンテージシャネルが人気になったきっかけ
近年、ヴィンテージシャネルの人気に火が付いたのは、SNSがきっかけといわれています。
シャネルのバッグやアクセサリーはバブル崩壊後、人気が下火となり、当時の女性達に使われていたアイテムの多くはクローゼットの奥にしまわれていました。しかし、バッグの持ち主であった女性の子ども達がクローゼットに眠っていたシャネルをコーディネートに取り入れるように。その写真がSNSに投稿され再び注目を集めたことで、ヴィンテージシャネルが人気となったのです。
写真映えするものに人気が集まるSNS時代に、ヴィンテージシャネルならではの華やかさや豪華さがマッチしているといえるでしょう。
ヴィンテージシャネルの3つの魅力
ヴィンテージシャネルが海外セレブやお洒落な女性達の間で人気となっている理由は何なのでしょうか。ヴィンテージシャネルならではの魅力を紹介します。
人と被らずにお洒落を楽しめる
ヴィンテージシャネルをコーディネートに取り入れると、人と被らないお洒落を楽しめます。当時のシャネルならではのレトロなデザインを取り入れると、目を引くワンポイントとなり、独自のファッションに仕上がります。そのため、ファッショニスタ達が惹かれる魅力の一つといえるでしょう。
品質が良い
ヴィンテージシャネルの品質の良さも、魅力の一つです。
株式会社ネオマーケティングが2021年1月に行った「ファンづくりに関する調査」によると、ブランドに対して不安になったことがある人の要因の1位は、商品の品質でした。実際に、75.2パーセントの人が高品質の商品を好んで購入しています。シャネルの製品は丈夫で長持ちするため、製造から20年以上経ってもダメージや劣化が少なく、十分に使えます。
【参考】20歳~69歳の男女1000人に聞いた「ファンづくりに関する調査」
安価で手に入れられる
新品に比べて安価に手に入れられるのも、ヴィンテージシャネルならではの魅力です。現行のバッグの中には、ヴィンテージシャネルと似たデザインのものもありますが、新品で購入すると50万円以上の値段です。しかし、ヴィンテージシャネルなら、20〜30万円ほどで購入できることも。
シャネルの商品は定期的に価格を改定していますが、ここ数年は生産コストや原材料価格の高騰を理由に値段の引き上げが続いています。そういった背景から、安価にシャネルの商品を身に付けられるヴィンテージシャネルを購入する人が増えています。
特に人気のあるヴィンテージシャネルのアイテム
ヴィンテージシャネルの中でも特に人気があるのは、チェーンバッグとアクセサリー。美しいデザインだけでなく、機能性にも優れた商品がラインナップされています。ここでは、それぞれの商品の魅力について解説します。
シャネルを代表するチェーンバッグ・マトラッセ
シャネルの商品でダイヤ型の格子状になっているものはすべて「マトラッセ」とされています。フランス語で「詰め物をしている」という言葉の意味通り、ふっくらとしたキルティング模様が印象的な商品です。デザイン的な美しさだけではなく、生地を丈夫にしてくれる製法なので、永く愛用できます。
マトラッセには複数のポケットがついており、それぞれに収納するものを想定してつくられています。現金をすぐ出すための「スマイルポケット」や、ミラーやリップを入れるためのポケット、シークレットポケットの愛称で知られるラブレターをしまっておくためのポケットなど、シャネルのこだわりを感じられるバッグです。
このショルダーバッグを作ったのはココ・シャネル。当時、女性のバッグといえばハンドバッグやクラッチバッグが主流でした。しかし、手がふさがるのが煩わしいと、チェーンをつけることを思いついたといわれています。
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