家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」では、フォトグラファー検索一覧ページ、及びフォトグラファー詳細ページにLGBTQやその家族に理解と支援の意思があることを示す「LGBTQフレンドリーアイコン」の表示を開始しました。
「LGBTQフレンドリーアイコン」表示開始の流れ
fotowaでは、写真を撮りたいと思っている様々な背景を持つ人々にとって、使いやすいサービスにするためには安心して頼めるフォトグラファーに出会うことが重要と考え、その一環として、以下のような取り組みをはじめました。
①登録フォトグラファー向けのLGBTQとセミナー受講と理解度テストの実施(定期開催予定)
②フォトグラファーにLGBTQへの理解と支援の意思があることを示す「LGBTQフレンドリーアイコン」表示の開始
fotowaの登録フォトグラファーを対象に「LGBTQとその家族の写真撮影に関するセミナー」を開催。受講後、理解度テストに合格したフォトグラファーのうち、希望者にのみLGBTQへの理解と支援の意思があることを示す「LGBTQフレンドリーアイコン」を表示します。これにより、プロに家族写真を撮ってもらいたくても「周囲の視線」や「フォトグラファーへのカミングアウト」が懸念材料となり、撮影を断念しているLGBTQのご家族にも、安心してフォトグラファーに撮影の懸念点に対する相談と撮影依頼ができるようになります。
様々な事情で、様々な不安があって、撮影することを諦めている人がいるかもしれません。そのひとつに「LGBTQのご家族」がいるかもしれないと考えたのが、今回の取り組みのきっかけ。実際に、LGBTQ当事者の方々137名にアンケート調査が実施されました。
その結果、約8割の人が「何も懸念もなければプロのフォトグラファーに家族写真を撮ってほしいと思う(77.4%)」と回答したのに対し、9割以上の人は「プロのフォトグラファーに家族写真を撮影してもらったことがない(94.2%)」ことがわかりました。
また、撮影を検討するうえで、不安な点や難しい点について尋ねると、「周囲の視線(48.2%)」や「フォトグラファーへのカミングアウト(46.0%)」が懸念材料になっていることがわかりました。その上で「プロに撮影を依頼する場合、フォトグラファーがLGBTQに理解があることを望むか」を尋ねると、「希望する」人は9割以上に登りました。
写真を撮りたいと思っている様々な背景を持つ人々にとって、使いやすいサービスにするためには安心して頼めるフォトグラファーに出会うことが重要です。まずは「わたしはLGBTQに理解があるから安心していいですよ」「よかったら相談してくださいね」という意思表示をすることで、少しでもLGBTQとそのご家族が「プロの手で家族写真を撮ってもらいたい」という気持ちを諦めずにいられたらと考え、アイコン表示をすることにいたしました。
<調査概要>
調査名:LGBTQ当事者の写真撮影に関するアンケート
期 間:2022年3月22日〜3月31日
回答数:137名
方 法:インターネット調査