3種類以上のマッチングアプリの利用経験がある20~30代女性544名に対し、「マッチングアプリ疲れ」に関する実態調査が実施されました。いたしましたので、お知らせいたします。
調査概要
調査概要:「マッチングアプリ疲れ」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月1日〜同年3月3日
有効回答:3種類以上のマッチングアプリの利用経験がある20~30代女性544名
91.5%の女性が、「マッチングアプリの利用に疲れた」経験あり
「Q1.あなたは、マッチングアプリの利用に疲れたと感じた経験はありますか。」(n=544)と質問したところ、「ある」が91.5%、「ない」が3.9%という回答となりました。
・ある:91.5%
・ない:3.9%
・どちらともいえない:4.6%
88.2%が、恋愛相手や結婚相手とは「自然に出会いたい」と回答
Q1で「ある」と回答した方に、「Q2.恋愛相手や結婚相手とは「自然に出会いたい」と思いますか。」(n=498)と質問したところ、「非常にそう思う」が45.0%、「ややそう思う」が43.2%という回答となりました。
・非常にそう思う:45.0%
・ややそう思う:43.2%
・あまりそう思わない:7.6%
・全くそう思わない:0.8%
・分からない:3.4%
マッチングアプリの利用に疲れを感じる時、「メッセージのやり取りがめんどくさい時」が約8割で最多
Q1で「ある」と回答した方に、「Q3.マッチングアプリを利用していて疲れを感じるのはどんな時ですか。(複数回答)」(n=498)と質問したところ、「メッセージのやり取りがめんどくさい時」が79.3%、「いい人が見つからない時」が69.5%、「相手を選別することがめんどくさい時」が53.0%という回答となりました。
・メッセージのやり取りがめんどくさい時:79.3%
・いい人が見つからない時:69.5%
・相手を選別することがめんどくさい時:53.0%
・出会った男性とうまくいかなかった時:48.6%
・デートをするまで時間がかかる時:34.5%
・その他:3.2%
他にも「会わないと分からないけど、会うのは疲れる」や「メッセージと会った時とのギャップを感じた時」などに疲れを感じる声
「Q4.Q3で回答した以外に、マッチングアプリを利用していて疲れを感じるのはどんな時かを自由に教えてください。(自由回答)」(n=498)と質問したところ、「会わないと分からないけど、会うのは疲れる」や「メッセージと会った時とのギャップを感じた時」など353の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・24歳:会わないと分からないけど、会うのは疲れる。
・28歳:メッセージと会った時とのギャップを感じた時。
・33歳:自然に出会う時にはない自分を作らないと、マッチングやトークが続かないから。
・27歳:メッセージの返信を考えるのが面倒に感じる。
・26歳:同じようなやりとりを複数人とすることになるので飽きてくる。
・27歳:メッセージのやりとりのテンポが合わず、めんどくささを感じた時。
・33歳:なかなかメッセージが長続きせず、面接してる気分になって疲れる。
・29歳:マッチングした人が増えるとメッセージが追いつかなくなるので結局飽きてしまう。
マッチングアプリへの不安ランキング、女性の4人に1人が「相談ができる共通の知り合いがいないため、相談しづらい」
「Q5.あなたがマッチングアプリを利用する上で不安に感じることを教えてください。(複数回答)」(n=544)と質問したところ、「遊び目的の人がいる」が74.4%、「なりすましや業者がいる可能性がある」が64.0%、「相手の顔や詳しい経歴が分からない」が56.6%という回答となりました。
・遊び目的の人がいる:74.4%
・なりすましや業者がいる可能性がある:64.0%
・相手の顔や詳しい経歴が分からない:56.6%
・友達や知り合いに身バレする可能性がある:41.0%
・相談ができる共通の知り合いがいないため、相談しづらい:25.0%
・第三者の意見が得られない:16.0%
・その他:2.6%
・特にない:4.6%
他にも、「共通の知り合いがいないため相手を信頼できない」や「コロナ禍なので会ってもいいものかわからない」などの不安も
「Q6.Q5で回答した以外に、マッチングアプリを利用する上で不安に感じることを自由に教えてください。(自由回答)」(n=544)と質問したところ、「共通の知り合いがいないため相手を信頼できない」や「コロナ禍なので会ってもいいものかわからない」など328の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・28歳:写真と全然違う人が来るかも知れない怖さ。
・31歳:共通の知り合いがいないため相手を信頼できない。
・33歳:ドタキャンや急に不通になる。
・29歳:コロナ禍なので会ってもいいものかわからない。
・32歳:出会い目的以外の方もいるのでその判別が難しい。
・25歳:実際に会う時が不安。
・28歳:相手のことをよく知るまでに時間が掛かること。
・28歳:マッチしてもメッセージできるかどうかわからない。
まとめ
今回は、3種類以上のマッチングアプリの利用経験がある20~30代女性544名に対し、「マッチングアプリ疲れ」に関する実態調査を行いました。まず、マッチングアプリの利用経験がある91.5%の女性が、「マッチングアプリの利用に疲れた」と感じた経験があることが明らかに。アプリの利用を経て、88.2%の女性が、恋愛相手や結婚相手とは「自然に出会いたい」と実感していることもわかりました。また、マッチングアプリの利用に疲れを感じる時については、約8割が「メッセージのやり取りがめんどくさい時」と回答しました。他にも「会わないと分からないけど、会うのは疲れる」や「メッセージと会った時とのギャップを感じた時」などの声も挙がりました。
次に、マッチングアプリへの不安を伺ったところ、女性の4人に1人が「相談ができる共通の知り合いがいないため、相談しづらい」と感じていることも判明しました。他にも、「共通の知り合いがいないため、相手を信頼できない」や「コロナ禍なので会ってもいいものかわからない」などの不安の声も挙がりました。
今回の調査では、マッチングアプリの利用経験がある女性のほとんどが、出会いを求めてマッチングアプリの利用を始めるものの、メッセージのやり取りに疲れ、自然な出会いを求めるようになることが分かりました。また、マッチングアプリで出会う過程で、メッセージと対面とのギャップを経験した意見が多かったことから、テキストのみでのやり取りでは双方のキャラクターが伝わりづらく、関係性を深めて良いものか、不安になることも明らかとなりました。コロナ禍でなかなか思うように外出できない状況になったことも手伝い、世の中にたくさんのマッチングアプリが普及しましたが、双方のギャップをできるだけなくし、素敵な出会いに繋がる機会が求められているでしょう。