子どもの夢、全面的に応援する親4割。95.0%の親は子どもが挑戦して成長する姿を思い出に残したい!と考えている

「スタジオアリス」では、未就学児を育てる男女500名を対象に、「子どもの習い事と将来に関する調査」を実施しました。

この調査では、子どもの将来について、就いてほしい職業や夢の応援の仕方、抱えている不安や未来を見据えて取り組んでいること、積み立てている金額などを調査。約4割の親が、子どもの夢は「全面的に応援する」ことや、就いてほしい職業としては手堅く「会社員」や「一般公務員」が人気であることが分かりました。また、子どもの成長に繋がる「習い事」について、通い始める年齢や費用、通わせたい習い事なども調査し、未就学児における習い事事情が明らかになりました。

調査では、親たちは、子どもが幼いうちから将来や未来を気にかけていることがうかがえました。1歳のお誕生日には、「選び取り」という子どもの将来の職業や才能を占うために意味をもたせた品物を子どもの前に並べて、どれを取るかでその子どもの将来を占う行事もあり、今後を気にかける親の想いは尽きません。実に95.0%が、子どもが様々なことに挑戦・体験して成長する姿を思い出に残したいと考えていることも判明しました。

子どもに就いてほしい職業、約半数が「会社員・公務員」。子どもの夢は「全面的に応援する」が約4割

子どもの将来について、令和に子育てをする親はどのように考えているのでしょうか。まず、将来子どもに就いてほしい職業について調査しました。男の子と女の子でそれぞれTOP10をランキングにすると、どちらも1位は「会社員」、2位は「一般公務員」となりました。会社員を選んだ理由は「一番現実的だから」「無難だから」、一般公務員を選んだ理由には、「収入や地位が安定しているから」という意見が多く、安定志向がうかがえました。

男の子の3位、女の子の4位には「医師」がランクイン。「人の役に立つ仕事だから」「高収入だから」という理由が挙げられました。男の子ではランク外となった女の子の3位「看護師」は、「女性でも長く活躍出来るから」「手に職をつけてほしいから」という点で支持されました。

親が子どもに就いてほしい職業が分かりましたが、子ども自身が選ぶ職業は、親の理想通りにいくとは限りません。もし子どもが険しい道のりが待ち構えていそうな将来を希望した際に、どのように対応するのかを聞くと、約4割が「全面的に応援する(40.4%)」と回答しました。一方、僅差で「応援はするが、親のアドバイスも聞いてほしい(38.4%)」にも票が集まり、子どもの夢を応援したい気持ちと、危険な方向に進まないかと心配な気持ちが混在した、複雑な親心がうかがえました。

子どもの将来、6割以上が「人間関係」に不安。将来を考えて、約6割が「お金の積み立て」を重視

続いては、子どもの将来にどのような不安を抱えているかを調査しました。すると、「経済的に自立できるか(36.4%)」や「安定した職に就けるか(33.6%)」を抑えて、「人間関係(64.6%)」が最も多い結果に。成長して人と関わる機会が増えるとともに悩みの種となり得る人間関係を危惧する傾向が強いようです。一方で、子どもの将来を考えて、いま取り組んでいることや今後取り組みたいことについて尋ねると、約6割が「教育資金などお金の積み立て(59.2%)」と回答。多くの親が、子どもが進む道を金銭的にもバックアップできるように用意を進めたいと考えていることが明らかに。また、「様々な経験をさせる(38.4%)」や「本人の特技を伸ばす(31.8%)」にも票が集まり、成長の糧となる経験を幼い頃から積ませたいと考えていることも分かりました。

「お金の積み立て」を重視する傾向が判明しましたが、一体相場はいくらくらいなのでしょうか。積み立てている金額について聞くと、子ども一人あたり、ひと月に「10,000円以上~15,000円未満(14.4%)」という回答が最も多く、「7,000円以上~10,000円未満(8.0%)」、「15,000円以上~20,000円未満(8.0%)」が続きました。

未就学児の3割以上が習い事を始めている。3人に1人が1歳までに開始。習い事人気1位「水泳」

上記の調査から、子どもの成長のために様々な経験をさせたい、特技を伸ばしたいと考える親が多くいることが明らかになりました。そのための手段の一つとして「習い事」があります。続いては、習い事の実情について調査しました。

まず、未就学児の子どもに習い事を始めさせているかについて聞くと、3割以上が「始めさせている(33.2%)」と回答。習い事を始めさせた年齢は「3歳(27.7%)」が最多でした。次に多かったのは、意外にも「1歳(21.1%)」、「0歳(15.0%)」で、3人に1人は1歳までに習い事を始めさせていることが判明しました。

具体的にはどのような習い事が人気なのでしょうか。習い事をさせる予定がない人を除き、子どもにどのような習い事をさせているか、またはさせたいかを、子どもの男女別にランキングにしてみたところ、1位はどちらも半数以上の票を集めた「水泳」でした。また、男女で順位は異なるものの、「英会話・英語教室」、「ピアノ」、「学習塾・幼児教室」「体操」が上位にランクインする結果に。6位以下は、男の子は「サッカー」や「武道」、女の子は「ダンス」がランクインしました。

習い事をさせている、またはさせたい理由については、7割以上が「好きなことや得意なことを見つけてほしい(74.2%)」と答え、「学力や体力を身に付けてほしい(47.4%)」、「幼いうちから様々な経験をさせてあげたい(35.9%)」が続きました。子ども一人あたりにかけている、またはかける予定の習い事の費用は、ひと月に、「3,000円以上~5,000円未満(18.9%)」という回答が最も多く、7割以上が10,000円未満と答えました。

95.0%が子どもの挑戦する姿を思い出に残したい。子どもの写真が親の活力に!

子どもの今後を見据えて、未就学児の段階から習い事に通わせている親が一定数いることがうかがえました。習い事などを通して、子どもが様々なことに挑戦・体験する姿は、子どもの成長を実感できる貴重な機会とも言えます。そこで、習い事に通わせている、または通わせる予定がある親に、子どもが様々なことに挑戦・体験し成長する姿を思い出に残したいか質問したところ、「そう思う(63.2%)」、「どちらかといえばそう思う(31.8%)」を合わせて95.0%が思い出に残したいと答えました。幼い背中ながら、新たなことを吸収しすくすくと育っていく姿は、親にとってかけがえのないものであると言えそうです。

■調査概要
・調査テーマ:子どもの習い事と将来に関する調査
・調査方法:WEBアンケート調査
・調査対象者:未就学児を育てる男女 500名
・調査実施日:2022年5月6日~10日
・調査主体:株式会社スタジオアリス
・調査機関:株式会社ネオマーケティング

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約9割の親が、写真を見返して子どもの成長を実感。子どもの写真が親の幸福感や活力にも!
子どもの写真を見返したときにどのように感じるかを聞いたところ、「子どもの成長を実感する(88.3%)」と約9割が回答。「幸せを実感する(47.6%)」や「子育てや仕事の励みになる(35.2%)」という意見も見られ、子どもの写真が親の幸福感や活力に繋がっていることが分かりました。撮影した写真はしまい込まず、部屋に飾ったり、時にはアルバムを見返したりと、子どもの写真を見る機会を生活の一部に取り入れてみても良いかもしれません。