茶色いビールが特徴的でビターチョコレートのような甘みと苦みのバランスを兼ね揃えた「ギネスビール」。自宅やバーなどで飲まれる方も多いでしょう。そんなギネスビールの世界観を五感で体感できる新しいプロジェクト「Chill in GUINNESS(チル イン ギネス)」が開始。その中の一つとしてグラフィックアーティスト兼アートディレクターとしても活躍する YOSHIROTTEN(ヨシロットン)氏とタッグを組み、ギネスビールの世界観を具現化した究極のチルリビング空間を体験できる1日限定イベントを6月25日(土)、東京・⻘山のスパイラルガーデンにて開催しました。今回はそのイベントについてレポートします。
ビール片手にチルタイムを
「Chill in GUINNESS(チル イン ギネス)」のプロジェクトはおうちでのひとときを、もっと好きになるために。そして、そのような時間はリラックスやチルアウトしながら過ごすことで生まれるのではないかという想いからスタート。そんな時間のお供にギネスビールを活用してほしいと、さまざまな企画が誕生しています。今回はその中の一つで1日限定の体験型イベント。YOSHIROTTEN氏のインスタレーション作品「Dream'ん」として表参道のスパイラルガーデンで開催されました。
YOSHIROTTEN氏は東京をベースに活動するグラフィックアーティスト。グラフィック、映像、立体、イン スタレーション、音楽など、ジャンルを超えた様々な表現方法での作品制作を行っています。
映像と音楽の融合が、たゆたう幻想的な世界をつくりあげる
天井から壁まで一面カラフルに色が変わっていく映像作品は実際にギネスビールを飲みながらイメージしたと言います。空に満たされた空間にソファーやクッションを持ち寄り、ダラダラゆったり、音楽とギネスビールを楽しむ。そんな空間を作ろうと思い、今回の「Dream'ん」ができたそう。
一面に広がる映像の色合いは青や緑、淡い黄色やピンク、紫とさまざまな表情を見せてくれ、まるで空模様のよう。床には鏡が置かれていて映像を映し出す姿も幻想的です。そしてこの周りには寝転がれるようにヨギボーが置いてあり、自由に座ったり、寝転んだりしながらこの空間を楽しめます。
映像を更に彩る音楽はアンビエントのような優しい音楽。これはギネスビールのパッケージと同じハープをバンドの構成の一部とする4人組バンド「ん oon(ふーん)」のオリジナル楽曲です。音と映像の融合が美しく、正しくチル空間。レセプションイベントの当日は特別に「ん oon(ふーん)」による生ライブがこの空間で行われました。
インスタレーション内にはYOSHIROTTENさんこだわりのギネスビール用冷蔵庫が置かれていたり、音が美しく、きれいに伝わるように自宅でも愛用している沖縄の職人が生み出す良質なスピーカーを置いていたりと、細部にもこだわりが見えます。
1点もののアートワーク作品の展示
この空間はYOSHIROTTEN氏と「ん oon(ふーん)」がギネスビールを飲みながら、ギネスビールから受けた発想をもとに制作。YOSHIROTTEN氏も「ん oon(ふーん)」から送られてきた、音楽を聴きながら更に数点の空のアートワークを制作したと話します。
その映像を切り取ったような1点もののアートワークも作品として展示されているコーナーもあり、多くの人の目を引きました。
人気クリエイターとコラボレー ションした作品も展示
更にはビールの個性や味わいを五感でも体感できるように“ギネスで夜チル”をテーマに、さまざまな人気クリエイターとコラボレー ションする特別企画も行っていて、そのコラボ作品の展示コーナーもありました。
オリジナル作品の制作では、味覚・視覚・触覚・聴覚・嗅覚のいずれか 1 つの感覚をベースに、 各クリエイターがギネスビールの味わいから感じたインスピレーションを具現化し、作品に表現しています。特に気になったのが味覚コーナーのパッケージが可愛い「かんたんなゆめ」の和菓子。
作品の和菓子の一つ「紫陽花」は、ほんのりバニラが香るチョコレート餡で見た目は和菓子なのに洋の味も口に広がり、新感覚でした。かんたんなゆめが運営する和菓子 Bar「かんたんなゆめ 日本橋別邸」では、オリジナル作品の和菓子を新メニューとして 6 月 29 日(水)から 7 月 18 日(月)の約 3 週間の期間限定で提供しているので、気になる方はぜひご賞味ください。
ギネスビールを飲みながらチルアウトできる「Chill in GUINNESS(チル イン ギネス)」のプロジェクトは、豊な時間を提供してくれると共に、さまざまなクリエイターも知れる機会となります。今後の企画もぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。