【試食レポ】8席限定の至福体験。オトナのための肉割烹が新富町にオープンしました♡

カウンター8席のみの贅沢空間！

今回お邪魔したのは、新富町と八丁堀のちょうど真ん中あたりにオープンした、「うし富味」。路地に入ったビルの1階に、密かに佇む隠れ家的な雰囲気です。

中に入ると、明るくてスタイリッシュな空間が。洗練されていながら温かみもあり、肩肘張らずに楽しめる雰囲気です。広々としたカウンターから見える調理場では、料理長が忙しく準備をされていました。

そう、ここは完全予約制、カウンター8席のみの至福の肉割烹。落ち着いて話しながら美味を満喫したい、プライベートな夜にぴったりです。

本日のおしながきがスタート！

最初に見せていただいたのが、本日の食材たち。見たこともないほど美しいサシの牛肉は、山形牛や近江牛。さらには、つややかなウニやキャビア、しっかり熟成させたクエに、季節のお野菜まで。

これからのお料理にワクワクしながら乾杯すれば、久々に会う友人との会話も弾みます。

豪華食材×職人の技で繰り出される至極の味わい

最初に供されたのは、雲丹ユッケ。
大きな殻の中には、細く切られた牛のユッケが。上にはこんもりと雲丹が乗り、さらにはキャビアが輝いています！

一品目からこんな贅沢で、大丈夫かしらと思ってしまうほど...!!!!全てを混ぜ合わせて、スプーンでいただけば、ユッケと雲丹とキャビアがとろけ合い、まさに口福の一言です。

美しく盛りつけられた八寸。器も、有田焼や信楽焼を中心に、お料理にあわせて作っていただいたものなのだそう！おしながきはもちろん季節によって変わりますが、今回驚いたのは、マスカットの白和え。白和えの優しい甘さに、マスカットの爽やかな果実が絶妙。この季節にしかいただけない味わいです♬

お肉にお魚、ちょっとずつ沢山愉しめる

ふわふわな鱧にシャキシャキの独活の食感がアクセントなお椀をいただいた後は、いよいよお肉。
丁寧に包丁が入ったタン刺しは、すだちと塩昆布を添えて。牛が象られたこちらの器、「ちょうどタンのあたりに置いてみました」と仰る料理長の遊び心も、クスっと笑ってしまいます。

続いて出されたのが、五島列島から来た、九絵刺し。淡泊なイメージの九絵ですが、こちらは舌に絡みつくような濃厚な味わい。聞けばなんと1週間もの間、冷蔵庫内で熟成しているのだそう。お醤油も自家製とのことで、食材の生かし方にも料理長のこだわりを感じます。肉割烹ながら、お魚もいただけるのも嬉しいですね。

さて、お次がお店の名物という、すっぽん和牛メンチカツ。名前からは想像がつかないですが、見た目は小さめの丸いメンチカツです。

が…！！お箸を入れると、溢れるスープにびっくり！まるで小籠包のようです。サクサクの衣の中からジュワっと溢れるスープと肉汁、そしてジューシーなお肉。まずは一口、その後黒酢をかけると、また違った味わいが楽しめます。

最高級の黒毛和牛をまだまだ…！

料理長の手さばきを見られるのもカウンターの醍醐味。最初に見せていただいた美しいお肉の塊を、何やら分厚くカットする様子が。

こちらが、サーロしゃぶのお肉。このきめ細かいサシ！！まるで何かの地図のようです。

「しゃぶしゃぶ」ではなく、「しゃぶ」と名付けられたのも納得な、サッと熱を通しただけの贅沢なレア感♡通常のしゃぶしゃぶの想定をはるかに超えた、贅沢に分厚くカットされたお肉は、どこまでも柔らかく、優しい味わいの出汁に、ツルツルなじゅん菜、そして茗荷の風味が夏らしいです。

ここから、季節を感じる皮付きヤングコーンのシンプルな炭焼きの後、こんな可愛らしい一品が！

ちょっと困った顔を思わせるこちらは、ヒレカツ巻き 漬け醤油。
薄い衣で揚げられたヒレカツが2段に重なっていて、赤酢のお米に、漬け醤油の甘みが。「ボクのこと食べちゃうの？」と言われているようですが、「はい！いただきます！」とペロリと食べてしまう美味しさです♬

コースも終盤。お腹はもうそろそろ満腹なのに、一品一品が本当に美味しく、それぞれのアレンジが光るので、全く飽きることなく愉しんでしまい、食べるお箸が止まりません。
厚切りタン焼きは、酸味がまろやかなマイヤーレモンに乗せて。
こんなに厚切りでいただくのは初めてでしたが、タンの食感がありつつ、柔らかくジューシー。絡みつくような味わいです…！！！

お肉のラストは、ヒレ焼き。こちらは添えられた自家製の醤塩でいただきます。どこまでも柔らかい、旨味たっぷりのお肉に、まるでカカオのように香ばしい醤塩の風味。お醤油でいただくよりクセがなく、塩でいただくよりコクがある、計算しつくされた味わいです。

お口直し…には贅沢すぎる、焼き鮑も。下に隠された白ダツのシャキシャキ感との相性も抜群で、しっかりとお肉をいただいた後に、さっぱりとお口が戻ります。

〆まで贅沢の極み！！

ここからは、〆のお料理。大きな土鍋で炊き上げられたご飯は、バターがほんのり香るとうもろこしと枝豆のご飯。見た目にも美しい色合いです！

ご飯のお供には、黒毛和牛のしぐれ煮や、温泉卵、そしてすだちが香るお漬物が。どれと合わせても美味しいのですが、何よりこのご飯の味わいが絶品で…ついつい完食している自分に驚きました。

なんと最後には茶蕎麦まで。料理長自らが手打ちするお蕎麦は、こちらも季節によって種類が変わるそう。上品な細麺で喉ごしも良く、薬味に添えられた胡麻の風味も、お蕎麦の香りと良く合います。

ついに本当に最後。デザートには青梅蜜煮をいただきました。美しい器に可愛らしくつけられた青梅。ここまで柔らかく、そして皮も美しいまま煮るには、大変な手間がかかるそう。
最後まで、料理長の手の込んだ味わいを堪能させていただきました！

料理長との会話も、お食事の楽しみ

今回感じたのは、お料理一つ一つの美味しさはもちろんながら、料理長の永井さんの気さくさ。
肉割烹というと、敷居が高く感じてしまいがちですが、カウンター越しの永井さんとの会話がとても楽しく、最初の緊張がどんどんほぐれていくのを感じました♥

素晴らしい経歴を持ちながら、私たちの質問やお料理について、そしておすすめの楽しみ方まで、色々なお話をしてくださった永井料理長。こうしたカウンター越しの会話も、こちらのお店の楽しみの、大きな一つかと思います♬

メニューはお任せコース18,000円のほか、ドリンクのペアリングも。デートで訪れるのも素敵ですし、大人の割烹デビューに、自分で訪れるのも本当におすすめです。早くも予約が埋まりそうなお店。是非チェックして、早めに訪れてくださいね！！