地方起業を加速。NES、三井住友トラストHD、信金中金の3社が連携し運用規模最大40億円のファンドを設立

“スタートアップ創出元年”「地域の起業家育成プロジェクト」プレス発表会が、7月4日（月）、東京都千代田区の三井住友信託銀行本店ビルにて開催されました。

発表会でNES・信金中央金庫・三井住友トラストホールディングスの3社は、地方での起業 家教育および起業支援において連携すると発表しました。さらに、ベンチャーキャピタルファンドNES投資事業有限責任組合（以下「NESファンド」）を設立。3社はファンドへ出資し、資金やノウハウの不足が指摘される地方での起業を後押しします。

事業創出の一層の加速を目指す

NESは、ベンチャー投資を手掛ける株式会社レジェンド・パートナーズと三井住友信託銀行株式会社が2019年7月に共同設立した投資ファンド運営会社です。

新たに発足したNESファンドは、大学や地方公共団体等との連携により起業家育成活動を行うNES社がこれまで行ってきた起業家育成活動と、NESファンドの多様な出資者が保有している機能・ネットワーク・専門性の融合で地方における事業創出の加速を目指すと発表しました。

プロジェクト運用規模とそのプログラム

運用規模は最大40億円。NESファンドには三井住友信託銀行、信金中央金庫、そのほかのLP投資家（公的機関、機関投資家、起業経験者など）がLP投資を行なうと明示されました。VCの投資と起業家育成の両立および、出資者や元上場企業経営陣等とも連携した教育プログラムを提供するようです。

これにより、地域に密着した産学官金の連携をこれまで以上に強固にし、イノベーションを起こす風土と体制づくりの加速を目指します。

地方から新たな事業が創出され、持続可能な地域経済の実現が行われることを期待したいですね。