クルマを検討する場合、まずはエクステリアのデザインで候補となる車種を絞っていくことになると思います。
クルマ選びの際に後回しにされがちな部分ですが、実はとても大切。
ここでは非常にカワイイと女性に人気のダイハツムーヴキャンバスの収納力や居住性についてご紹介します。

意外とクルマ選びの盲点なのが収納力や居住性

まずクルマの第一印象を左右するのは多くの場合エクステリアでしょう。クルマを検討する場合、まずはエクステリアのデザインで候補となる車種を絞っていくことになると思います。

その他にも走行性能や燃費など、検討材料はたくさんありますね。その中でも特に注目したい点が収納力やインテリアの質感、室内の広さなどの居住性に関係する部分です。

クルマ選びの際に後回しにされがちな部分ですが、実はとても大切。

クルマを実際にするシチュエーションを考えてみましょう。趣味や仕事などで大きな荷物を積むことが多い、小さな子供がいるのでこまごまとした収納がたくさんあった方が便利、大人4人がよく乗るのでできるだけ室内が広い方がいい、など様々なニーズがあると思います。

事前にしっかりと収納力や居住性をチェックしておかないと後々使い勝手が良くない、と感じてしまうことになりかねません。

ここでは非常にカワイイと女性に人気のダイハツムーヴキャンバスの収納力や居住性についてご紹介します。

女性に大人気のムーヴキャンバス!内装はどんな感じ?

自分らしいライフスタイルを楽しむ女性に寄り添うクルマとして2016年にデビューしたムーヴキャンバス。デザイン性と機能性を両立させた才色兼備でミニバンライクな軽自動車のスーパーハイトワゴンです。

丸みのある可愛らしいワーゲンバスを彷彿とさせるルックスや充実した安全装備、パワースライドドアなども備えファミリー層にも人気のあるモデルです。

さっそくムーヴキャンバスの内装をチェックしてみましょう。

ムーヴキャンバスの内装

ムーヴキャンバスの内装は、基本的にベージュ系で明るいイメージで仕上げられています。インパネ周り、ステアリングホイールなどもベージュで統一されています。

ダッシュボードやドア周りには一部ブラックが使用されており、適度に引き締まった印象に。シートカラーはベージュ、素材はファブリックです。

ムーブキャンパスにはメイクアップリミテッドというエクステリアやインテリアにこだわったグレードがあります

このメイクアップリミテッドを選択すると、ボディカラーに合わせて「ファインミント」、「ミストピンク」、「マイルドモカ」のいずれかのアクセントカラーがオーディオパネルやドリンクホルダー、ドアアームレストに施され、車内に華やかさを添えることができます。

またムーヴキャンバスにはブラックインテリアリミテッドというグレードもあります。

これはインパネ以外の内装がブラックになるもの。クールでスポーティなイメージですね。ブラック一色の中でも変化をつけるべく、シートはブラックとブラックに近いダークグレーのツートンカラーとなっています。

またインパネはオフホワイト。インテリアが暗くなり過ぎない絶妙な配色がなされています。

ムーヴキャンバスの収納は?

では、次にムーヴキャンバスの収納を見ていきましょう。まずは座席周りの収納です。

前席の収納

・ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(運転席、助手席)

運転席、助手席両方にカップホルダーが用意されました。このカップホルダーは格納式になっているので、使用しない際はインパネ内に収納できます。

・インパネアッパーボックス

運転席、ステアリングホイールの前方に用意されています。小さなポーチなどを入れておけるスペースです。

・インパネアンダートレイ

ステアリングホイールの下部にあります。人目につきにくい位置なので財布などの収納場所としていいのではないでしょうか。折り畳み傘やタオルなども収納できるサイズです。

・運転席サイドトレイ

インパネアンダートレイの右側に用意された小物収納スペースです。リップクリームやガムなどを保管するのに便利です。

・助手席インパネトレイ

ハンドタオルや財布、メガネなどの置き場として重宝するスペースです。深さ、奥行きはあまりないのでティッシュボックス収納は難しいサイズです。

・グローブボックス

車検証入れとして定番ですね。

・助手席シートアンダートレイ

助手席の座面の下に深さのあるトレイが設置されています。あまり見られたくないものや普段使わないものを入れておいたり、靴入れとして使用するのもよさそうです。

・インパネロアポケット

エアコンパネル下部に設置されています。深さがあり、開口部分が大きいので様々な用途に使用できそうです。

女性の小さなハンドバッグであれはそのまま収まってしまう大きさ。ペットボトルも楽に収納できるサイズです。

・フロントドアポケット(ボトルホルダー付き)

前席の左右両方のドア下部に用意されています。ドア幅いっぱいに設置されているので、かなりの収納力があります。地図や観光ガイドなどはもちろん、厚みのある雑誌でも収納できます。

・フロントセンターアームレスト

運転席と助手席の間のアームレストにメイク道具や筆記具などの小物を入れておける蓋つきの小物入れが装備されています。

・ショッピングフック

グローブボックスの右側に紙袋やビニール袋をかけておけるフックを用意。

またこの他に運転席のサンバイザーにはチケットホルダーが用意されました。

後席の収納

・置きラクボックス(L “SA Ⅲ”、X “SA Ⅲ”を除く)

左右の後席の両方の下部に引き出し式の収納ボックスが用意されました。これは今まで軽自動車にはなかった、ムーヴキャンバスならではの装備です。

直接床面に置きたくないものを置いたり、濡れた荷物を置いたりなど様々な用途で使用できる優れもの。また、ボックス内部の中敷きを立てて使用すれば倒れやすい荷物も安定して積むことができます。

できれば全グレードに標準装備して欲しかったですね。

・シートバックポケット

助手席の後ろのみ、シートバックポケットが用意されています。本や地図などの収納に最適です。

・クォーターボトルポケット&ボトルホルダー

後席の左右両方に500mlのペットボトルの収納が可能なボトルホルダーと収納ポケットが用意されました。後席にもこうした収納スペースがあるのは嬉しいですね。

・ショッピングフック

助手席のシートバックにもショッピングフックが用意されました。

ムーヴキャンバスのラゲッジルームの大きさは?シートアレンジも可能?

ムーヴキャンバスのラゲッジルームの大きさは高さ855㎜、幅880㎜、奥行き330㎜と取り立てて広いというわけではなさそうです。

ですがもし奥行きが足りないと感じた場合は、後席を前方へ240㎜スライドできます。後席の足元は少し狭くなってしまいますが、奥行き570㎜になれば大型スーツケースも積めるでしょう。

また、後席を前方に倒してしまえば奥行きは1,340㎜となり、よりたくさんの荷物を積めるようになります。後席は左右独立してスライド、リクライニング、可倒できるようになっているのでどちらかのシートのみを倒して使用することも可能。

また助手席を後ろに倒しフラットにすると長い荷物も収納できます。

もちろん運転席も倒してフルフラットにもできるので、休憩や車中泊もゆったりとくつろぐことも可能。

またラゲッジルームのデッキボード下には収納スペースが用意。床下収納的な使用方法もOKですし、ボードを跳ね上げてしまえば鉢植えなどの背の高い荷物も収納できます。収納物に合わせて様々にアレンジできる点が魅力的ですね。

ムーヴキャンバスの室内の広さは?

ムーヴキャンバスの室内サイズは室内長2,115㎜、室内幅1,345㎜、室内高1,285㎜と、軽自動車の中では平均的な数値になっています。

N-BOXなど他のスーパーハイトワゴンに比べると高さをやや抑えたデザインなので格別に広いというわけではありませんが、十分な広さであるといえるでしょう。

座席周りの収納は文句なし、置きラクボックスなど使い勝手もよく考えられています。ラゲッジルームもデッキボード下に収納が用意されるなど、収納力、積載能力も必要十分。

インテリアの選択肢の豊富さもあり、まさに女性のためにあるような実用的かつおしゃれさを兼ね備えているのがムーヴキャンバスといえるのではないでしょうか。