パナソニック株式会社は、あかりのLED化の啓発として、2012年から世界遺産、日本の伝統行事など名所のあかりを LEDへ交換・点検する「あかり交換活動」を行ってきました。LED化を推進する取り組みは、「あかり交換活動」のほか、2009年から続けている学校授業の一環として「あかりのエコ教室」などの授業も開催。照明・太陽光などをテーマにこれまで1,700校以上、のべ10,000人を超える子ども達への教育活動を行ってきました。

そんな同社が、10月21日(金)「あかりの日」を前に、10月18日(火) 、花園小学校の生徒を対象に「パナソニックあかり交換活動「あかりの日」特別授業」を東京新宿の花園神社で開催しました。

パナソニックあかり交換活動「あかりの日」特別授業

150年前にエジソンが電球を発明した10月21日、「あかりの日」。この日を前に花園小学校の学生たちが、酉の市で使用される花園神社の950個の提灯の灯りをパルックLEDに交換。この活動を通じ、地球環境保全の取り組み方について一緒に学びました。

パナソニックは明かりを作り続ける80年以上の歴史において、明かりとして使う光源を省エネと環境に配慮したLEDへシフト。2012年から世界遺産、日本の伝統行事、街の灯りを、白熱電球からLED電球に交換しています。

地球環境保全の取り組みにおいて、2008年から灯りのエコ教育を全国で1700校、延べ10000人以上の児童を対象に行なっています。

地球環境にやさしい灯り、LEDで人々の暮らしを明るく灯していくこと。それが、パナソニックが目指すものです。

花園神社の明かり

新宿・花園神社の宮司、片山 裕司氏によると、花園神社は防犯灯がたくさんあり、これまで非常に電気代がかかっていたんだそうです。それが今回の取り組みでLED電球に変わることによって、省エネ化していくことになります。

来たる11月の酉の市を、明るく盛大に事故なく行うため、今回の活動はその背中を押すことになりそうです。
これからも神社の年中行事が盛大に行えるように、明かりのこともしっかりと考えていきたい、片山氏はそう語りました。

地球温暖化を止めるために

CO2、二酸化炭素が出過ぎて熱を蓄えすぎると地球が熱くなり、気温が上昇します。日本のCO2排出量は30年前に比べ、工場の排出量は大幅に減っている反面、家庭からの排出量が増えています。家庭からのCO2排出量の半分くらいは実は電気から。家の電気の使用量を減らすこと、すなわち節電が必要です。

イベントゲストに招かれた、謎解きクリエイターの松丸亮吾さん。地球温暖化を止めるために、自分たちのできることとして、白熱電球からLEDに変えるとCO2の排出量が約1/7に減り、スギの木約70本分おさえられるということを子供たちに教えます。

一人一人の節電は小さくても、皆でやれば大きな力につながる、身近なところから環境に配慮していくことで地球環境を良くしていこう、と呼びかけました。

使う電気で寿命はこんなに違う

パナソニック・成瀬先生の「あかりのエコ教室」 で生徒たちは、使う電気の量でその寿命が違うことを学びます。

1日10時間電気を使用した場合、白熱電気40個の寿命は3ヶ月、蛍光灯7個で1年6ヶ月に対し、LED1個の寿命はなんと10年です。無駄な明かりを消すことで、省エネになり、ランプもさらに長持ちします。

電球の寿命が長いことは、ゴミを減らすことにも繋がります。

この記事を読んだあなたも、小学生たちと一緒に、地球のより良い未来のために、電気の見直し・節電に取り組んでみませんか