今から20年以上前、1998年に、撮った写真をその場でプリントできるインスタントカメラ『INTAXチェキ』が富士フイルムから発売されました。
デジタル化が進み、スマートフォンで手軽に写真を撮れるようになった現代でも、根強い人気を誇っています。その理由は、プリントをしてアルバムなどに入れて保存できること。近年のレトロブームも重なり、再び注目を集めています。
チェキの歩みと種類
今までチェキはカメラからプリントされていましたが、デジタル化に伴いスマートフォンで撮った写真をプリントできるスマホプリンター『INTAX Link』シリーズも発売されました。
チェキのフィルムは
・mini film
・SQUARE film
・WIDE film
の全部で3種類。
初期からあるのはカードサイズの『mini film』で、縦長で1〜2人で撮る時に向いているため、アイドルやアーティストのグッズや結婚式の二次会に使われることが多いのだそう。
『mini film』のチェキをスマートフォンで撮ってSNSにアップするといった使い方も、近年はよく見られます。
『mini film』よりも大きい横長のタイプが『WIDE film』。大人数で撮る時に向いているので、集合写真を撮る時や学校行事などに使われたりします。
そして、名前の通り正方形に近い形をしているのが『SQUARE film』。スマートフォンの普及で、写真を正方形で撮る人が増えてから登場しました。個人でコラージュをして楽しむという方が使っているのだそう。
『INTAX Link』シリーズに『SQUARE film』対応プリンターが登場
フィルムによってユーザーや使い方が大きく異なるチェキ。その中の『SQUARE film』に対応したプリンター『INTAX SQUARE Link』が、2022年11月17日に発売されます。
『INTAX Link』シリーズは、専用のアプリを使いお気に入りの写真をBluetoothで送りチェキフィルムに印刷できる機械。
『mini film』と『WIDE film』に対応したプリンターは販売されていますが、『SQUARE film』に対応しているプリンターは初めてです。
『INTAX Link』シリーズ共通なのは、
・スマホから簡単ハイスピードプリント
・好みに合わせて選べる2つのモード
・自分で描いた絵や文字を画像と組み合わせられる
・コラージュやフレームを組み合わせられる
といった機能。
そこに、『INTAX SQUARE Link』は
・ARエフェクトでチェキプリントを個性的に彩れる『AR Print』
・メッセージ付きチェキプリントで、離れた相手ともタイムリーでリアルにつながれる『INTAX connect』
という2つの機能が新しく追加されました。
『AR Print』は、専用アプリでオリジナルARエフェクトを作成し『INTAX SQUARE Link』に送信するとQRコードが画像に入った状態でプリントされます。
そのQRコードをスマートフォンで読み込むと、ARエフェクトで彩ったチェキがスマートフォン越しに見られます。
ARエフェクトを重ねたチェキプリントの画面を、動画や静止画として保存しSNSで共有するといった楽しみ方も。
『INTAX connect』は、専用アプリで画像にメッセージを重ね合わせてショートメッセージで相手に送信する機能。相手からも返信でき、写真を使ったコミュニケーションができます。
メッセージを重ね合わせた画像をプリントできるので、恋人や離れて暮らす祖父母との利用がオススメ。
卒業式前にクラスメイトに送り、メッセージを書いて返信してもらうなど使い方も無限大です。
同じ日に、「INTAX SQUARE Link」用ハードケースとスクエアフィルム用アルバムも販売。
新しく発売される『INTAX SQUARE Link』で、写真の楽しみを広げてみてはいかがでしょうか。