インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」では、全国の20~30代の働く独身女性500名を対象に、「商品のお試しに関する調査」を実施しました。
化粧品・洗剤のテスターなど従来から試供品がある商品に加えて、近年は電子化が進んだ書籍、ゲームの体験版など、商品購入前の“お試し”がより身近になってきています。この調査では、働く女性たちが買い物をするときに参考にするものや、商品のお試しをする理由、試して良かった商品・試さずに購入した時の体験談などが明らかに。お試しがきっかけで買うつもりがなかった商品を買った経験がある人は7割以上いるなど、お試しの影響力が分かる調査結果となりました。お試しができない場面で活躍するインターネット上のレビュー・口コミについても、求めることなどを調査しました。
買い物をする際に参考にするもの「ネット上のレビュー」「SNS」が上位
「テスター・サンプルの使用感」を参考にする人は約3割
新型コロナウイルス流行による外出自粛の影響でネットショッピングの需要が高まるなど、ここ数年で買い物のスタイルや商品を選ぶときの基準は変化したと考えられます。買い物をする際に参考にするものを聞いたところ、「ネット上のレビュー・口コミ(52.6%)」「SNS(35.4%)」と、インターネット上の情報が上位に入りました。「友人・知人の感想(34.4%)」「テスター・サンプルの使用感、試食・試着しての感触(31.8%)」と回答した人も多く、広告物や掲示物よりも近しい人の感想、自身の感覚、一般の人のSNS投稿を参考にしている人が多いことが分かりました。
化粧品を試す理由「効果・使い心地を確かめたい」。洋服を試す理由「サイズ感を確かめたい」/試しておいて良かったものランキング 1位「コスメ(メイクアップ用品)」2位「基礎化粧品」
約3割の人が商品購入前に参考にしていると回答した、テスターやサンプルの使用感。実際にお試しをした経験がある商品としては、「コスメ(メイクアップ用品)(53.0%)」「基礎化粧品(43.8%)」「シャンプー・トリートメント(36.8%)」「日焼け止め(34.2%)」等、体に直接使う化粧品類に比較的多くの回答が集まりました。
お試しをする理由を、商品のジャンルごとに聞きました。お試し経験者が多かったコスメ(メイクアップ用品)を含む化粧品・スキンケア・ボディケア用品については、「効果を確かめたい(63.0%)」「使い心地を確かめたい(60.5%)」「自分の体質に合っているか確かめたい(45.7%)」という人が多いことが分かりました。洋服・靴・バッグといったファッション用品については、「サイズ感を確かめたい(71.8%)」「イメージ通りか確かめたい(69.0%)」という人が多く、実際に身に着けて、目で見たイメージとの乖離を確かめたい人が多いことが分かりました。
購入前に試しておいて良かったもの(複数回答)
1位 コスメ(メイクアップ用品)(57.4%)
2位 基礎化粧品(44.2%)
3位 シャンプー・トリートメント(29.0%)
4位 日焼け止め(25.2%)
5位 クレンジング(23.3%)
6位 ハンドクリーム・ボディクリーム(22.0%)
7位 香水・ルームフレグランス等香りもの(20.1%)
購入する前に試してみて良かったものについて聞いたところ、化粧品類やシャンプー・トリートメントが上位に。これらは「お試しをしたことがある商品」でも上位に入っており、体質や髪質に影響する可能性がある商品は、お試しの需要も特に高いと考えられます。化粧品や衣類・ファッション小物以外では「香水・ルームフレグランス等香りもの(20.1%)」と回答した人も多く、5人に1人いました。また、試して良かった商品と、試さずに購入した商品についてのエピソードも聞きました。お試しをするときに参考にしたいポイントや、思わず共感する、試さずに購入したときの“あるある”エピソードが集まりました。
【試して良かった商品&エピソード】
・化粧水のキャンペーンで当たったものを使ってみたところ、使用感がとても良く買いたくなった(島根県・26歳)
・コスメをテスターで実際に使用してみると、想像とは違い似合わなかったり、逆に意外としっくりきたり、新しい発見ができる(茨城県・29歳)
・ベースメイク品は崩れ方なども見れるので試して良かった。香水は香りが時間の経過によって変わるので、購入前に試せるならありがたい(東京都・37歳)
・日焼け止め。同じSPFでも焼け方が違ったり、テクスチャーが違ったりするので自分の肌に合うものを選ぶためにも試しておいて良かった(東京都・34歳)
・シャンプー。1日分の使いきりサイズのお試しを使用することで、匂いも自分の頭皮に合うのかも試せたので良かった(福岡県・25歳)
【試さずに購入したことがある商品&エピソード】
・試さずに口紅を買ったがつけても似合わなくて、結局使わずに仕舞ってしまっている(千葉県・32歳)
・マスカラが崩れやすかった(東京都・34歳)
・ヘアオイル!ベトベトが強くて髪がぺったんこに…。(鳥取県・35歳)
・ロングブーツ。サイズは合っていたけど長さが自分に合っていなかった(埼玉県・21歳)
お試しのメリット「納得して購入できる」。7割以上「どんな商品もお試しできるならしたい」/お試しがきっかけで購入するつもりがなかった商品を購入した経験がある人7割以上
購入前にお試しをすることのメリットとしては「納得して購入できる(82.0%)」と回答した人が8割を超え、働く女性たちの買い物への慎重さがうかがえます。どんな商品もお試しできるのであればしたいと思う人は7割以上でした。昨今は、店頭では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からテスターを使用できなかったり、ネットショッピングの場合はそもそもテスターの使用が難しかったりという場合も多いですが、お試しができるのであれば嬉しいと考える女性は多いことが分かりました。
商品を購入するつもりはなかったが、お試しをきっかけに購入に至った経験がある人は7割以上。お試しを通して良い方向にイメージが変わった、意外な出会いがあったという人は多いことが分かりました。お試しをすることで「ついお金を使いすぎてしまった」という経験に繋がる可能性もありますが、お試しをすることで、買い物の満足度がより高まると感じている人は9割以上いました。お試しができることで、女性たちの買い物体験がより楽しいものになっていると考えられます。
レビュー・口コミを見て購入を決めた経験がある人7割以上/レビューに求めること「情報量」「公正さ」「レビューの総数」
「買い物をする際に参考にするもの」を聞いた質問で最も多く回答を集めた「ネット上のレビュー・口コミ」。レビュー・口コミの内容を見て商品の購入を決めた経験がある人は7割以上いました。テスターを使用できない場合もあるため、今後も重要視されると考えられます。レビュー・口コミに求めることとしては「レビュー内容の詳細さ(情報量)(74.2%)」「レビュー内容の公正さ(56.1%)」「寄せられたレビューの総数(38.1%)」などに多くの回答が集まりました。
まとめ
今回の調査では、化粧品をはじめとする商品を購入する前にはお試しをしている人が多いことや、「納得して購入できる」「購入後のギャップをなくせる」といったお試しのメリットが明らかになりました。お試しで買い物の満足度が高まると感じる人は9割以上、お試しがきっかけで購入するつもりがなかった商品を購入した経験がある人は7割以上いることが分かり、「お試し」の重要度を感じる調査結果となりました。また、ネットショッピングやテスターを使用できない店も増えている今、商品購入の際に最も参考にされているのは「ネット上のレビュー・口コミ」であることも分かりました。
Qoo10が提供しているサービス「サンプルマーケット『サンQ』」では、ネットショッピングでありながら、応募券を集めて応募し当選すると、話題の商品や新商品を無料で試すことができます。また、当選して商品を試した人による写真・動画付きのレビューも多数掲載。気になる商品のお試しや、購入前のレビュー・口コミチェックに利用いただけます。
【調査概要】
調査期間:2022年10月27日(木)~10月28日(金)
調査対象:全国の、20~30代の働く独身女性500名
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ネオマーケティング