ゴルファーの御用達ブランド「PEARLY GATES」が、新たに車いすバスケチーム「NO EXCUSE」のユニフォームロゴスポンサー契約を締結し、7日に都内で記者会見を行いました。
発表会には、社長の下地、上席執行役員の仙座のほか、『NO EXCUSE』で活躍中の選手5名(仙座 北斗選手・森 紀之選手・森谷 幸生選手・大嶋 義昭選手・高橋 智哉選手)が登壇し、意気込みや新アイテムへの想いを語りました。
きっかけは次男からの『ウェアを作ってほしい』
「PEARLY GATES」は、株式会社TSIホールディングスが展開するアパレルブランド。これまで女子ゴルフ界で有名な原英莉花選手をはじめ、ゴルファーを中心としたスポーツ選手が愛用するブランドとして高く評価されています。
そして今回は本ブランドではじめて、車いすバスケチーム「NO EXCUSE」とスポンサー契約。きっかけはNO EXCUSEの仙座北斗選手(35)が、北斗選手の父で「PEARLY GATES」の創設者であるTSIホールディングス執行役員の仙座学さんにお願いしたことからはじまったんだそう。
冒頭では株式会社TSIホールディングスの代表取締役社長・下地 毅さんが登壇し、「PEARLY GATES」のブランドコンセプトなどを紹介。コラボは『天皇杯プロジェクト』として7月ごろから準備が開始されたそうです。
挨拶では「ユニフォームについては「機能性を重視し、選手一人ひとりに合ったサイジングで作らせていただいております。動きやすく、着心地が良く、おしゃれなウェアを提供することで、みなさんの心の健康にも貢献できれば幸いです。」と語りました。
続いて登壇した執行役員の仙座学さんは、「今回の経緯ですが、年に1~2回しか電話を寄越さない、次男の北斗から『ウェアを作ってほしい』と言われました。私も以前から車いすバスケに非常に興味を持っておりまして、大変アグレッシブで素晴らしいスポーツだと思っています。ただ、親からしたら少し心配ではありました。でも、今回このような形で『NO EXCUSE』をサポートすることになりまして、2024年パリのパラリンピックにて『NO EXCUSE』の中からパラリンピック選手が選抜されることを願っております」と述べました。
新公式アイテムは3種類
今回のロゴスポンサー契約を契機に、「PEARLY GATES」と「NO EXCUSE」がコラボして新公式アイテムを開発・発表しました。発表されたのは3種類です。
1:ユニフォーム
2:パーカー
3:オリジナルタオル
それぞれのアイテムには「PEARLY GATES」がこれまで培ったさまざまな経験と知識が詰め込まれているそうです。特にオリジナルパーカーは7XLまで展開し、各選手に合わせてほぼイージーオーダーで制作。車いすに乗っていてもロゴがしっかり見えるこだわりのデザインになっています。
高橋選手は「厚みがある素材に見えると思うのですが、実際は伸縮性がすごく良く、軽いです。練習は過酷なものになってくるのですが、吸汗速乾機能をつけていただいているので、爽やかさをキープしながらプレーできるのではないかと期待しています」と語りました。
大嶋選手はオリジナルタオルについて、「サイズ、使用する色、デザインなど工夫していただきました。チーム名の下には『MAXIMIZE YOUR POTENTIAL』というチームの理念のひとつが書かれていて、これは我々が本当に大切にしている言葉です。この文字がはっきり見えるようにデザインしてもらったことを大変嬉しく思っています。」とコメントしました。
最後に北斗選手は「僕は幼い頃から入退院を繰り返し、父にはたくさん心配をかけました。親子の繋がりから始まった取り組みなのですが、日本一を目指すという夢の実現に向けて、ここまで広がってきたことを嬉しく思います」と語りました。