マッチングアプリ「Omiai(オミアイ)」は、まじめな出会いや恋愛に関わる全ての人に向け、独自に行う市場調査や有識者への取材やデータを基に恋愛をひも解く「Omiai Report」をオウンドメディア「コイパスby Omiai」内にて連載しています。
今回のテーマは、「匂いと恋の意外な関係」。実は、恋愛において匂いは重要な攻略ポイントです。その理由は、視覚や聴覚などの感覚は、視床という部位を経由して情報が伝わり“理性”が先に働いていますが、嗅覚からの情報は本能に直接作用しているから。恋愛に置き換えると、「匂い」で一度嫌われてしまうと、そこに“理性”が介在しないため挽回するのが非常に難しいということ。ついつい気になってしまう香りや嗅覚の男女差、匂いと記憶の関係性など、独自のアンケート結果とともに、嗅覚に関わる恋愛事情をお届けします。
「キュン」とする匂いって何?好印象の匂いランキングを発表
匂いがその人の印象や好感度を左右する、とはよくある話ですが、「異性に対して好意を持つ匂い」は果たしてどんな匂いなのか、都市部に居住する15~59歳の男女500名に独自のアンケートを実施しました。男女いずれも好印象で上位にランクインしたのは、シャンプーと石鹸の匂い(グラフ①)。シャンプーの匂いは56.4%、石鹸の匂いは52.0%の支持を集め、半数以上の人が好意的な匂いと感じています。石鹸の匂いは、特に男性からの支持が集まり、20 代が50.0%、30 代と40 代がそれぞれ52.0%、50 代に関しては66.0%と、歳を重ねるごとに好印象の傾向でした(グラフ③)。男性は、ほのかに香る石鹸の清潔感に安らぎを求めているのかもしれません。
一方、30 代の女性は香水の匂いに好感度が高く支持率は52.0%を集めました(グラフ④)。ファッションとしても艶っぽさ感じるフレグランスの香りにグッとくる年代なのかもしれません。しかし、香水の匂いも50 代女性には過度なようで、反感を持ったことがある人が44.0%もいました。
匂いによって思い出される過去の恋愛の記憶、女性は「何気ない日常」、男性は「デート」が1位
「匂いによって思い出す、恋愛のシチュエーション」に関するアンケートでは、男性は「デート」を思い出す人が43.7%で1 位、女性は「恋人との何気ない日常」を思い出す人が43.6%でトップを占めました。嗅覚の仕組みとして匂いは理性とは別に働くので、個人的な記憶や感情が影響を与えるようです。また、男性は「SEX」や「キス」など身体の一部を介した直接的な体験が上位(SEX31.1%、キス30.3%)にランクインしているのに対し、女性は恋人との「何気ない日常」に次ぎ「恋に落ちたこと」が2位で34.5%。男女でその記憶の結びつきに違いはあるものの、気持ちや感情と一緒に思い出として記憶に残り、匂いが心を揺さぶることがわかります。何かの匂いを感じて誰かの顔を思い出したり、あの時のことを思い出したり、匂いで恋のシチュエーションを思い出すことは、多くの人が経験しているようです。
お相手の記憶に刻まれるかも?恋愛にまつわる香りランキング、男性は「シャンプーの匂い」、女性は「香水の匂い」が1位
「恋愛のシチュエーションで思い出す匂い」のランキングでは、男性の実に54.6%もの割合がシャンプーの香りを支持する結果に。次に、香水(35.3%)、体(31.1%)という順位に対し、女性は香水の記憶が41.8%と第1位。話題になった瑛人さんのヒット曲の歌詞にあるように、香りは人と人の記憶を繋ぐニュアンスや深みのある存在です。あなたの何気ない香りも、誰かの中で思い出に刻まれて、今日も思い起こされているかもしれません。
調査概要
調査名称:恋愛や異性とのかかわりにおける、「匂い」に対する印象ついてのアンケート
調査期間:2022年8月9日~2022年8月10日
調査対象:都市部(東京、大阪、愛知、福岡)に居住する15~59歳の男女
調査数 :500名
調査方法:Webアンケート
■「Omiai Report」について*
これまでの出会いや恋愛にまつわる情報は、人の「感情」に起因する部分が大きいことから、実際の取材やデータなど、エビデンスを確立しているものが少なく、また、ある一定のターゲットやジャンルにセグメントされていることから、あらゆる世代、ジェンダーに発信するものは少ないように見受けられました。そのため「Omiai」は、こういった情報環境をより良いものにすべく、取材やデータ等のエビデンスに基づいた、より信頼性の高い情報を全世代の皆様に向け、提供してまいります。