HTTPError

時代とともにさまざまな変化が訪れる現代。昨日の常識が今日の非常識に……なんてこともあるなど、予測が難しい世の中になっています。教育や大学も激動の時代とともに変わりゆくもののひとつであり、社会のニーズによってその役割も変化しています。

そんな中、新たな大学教育・研究のモデルケースを構築することを目的に包括連携協定を締結したのが文京学院大学と香川栄養学園女子栄養大学です。2023年2月17日、文京学院大学本郷キャンパスにて調印式が執り行われました。

異なる領域で教育を牽引してきた2大学がタッグを組む!

両大学は異系列であるものの、昭和初期の早い時代から女性の社会進出を推進。女性に「自立」の力を与えたい。という創立者の思いを今につなぎ、「実践」・「実学」を根底においた教育・研究を続けているという共通点があります。また、地域社会との連携活動にも力をいれ、社会貢献をめざすなど、共通の志が見られました。

これらの思いを起点に2大学の連携への道がスタート。それぞれの大学が教育・研究における長所を活かし、互いの弱点を克服・サポートしていくことでより良い教育環境を形成し、新たな『大学スタイル』の構築を目指していくと言います。

新たな大学教育の構築を目指し、包括連携協定を締結

調印式には、両大学の理事長と学長が出席。文京学院大学からは島田昌和学院長・理事長と櫻井隆学長、女子栄養大学からは香川明夫学長と染谷忠彦常務理事らが出席し、和やかな雰囲気で調印式が進行。栄養学とのコラボレーションによって新たな分野に挑む両大学の学長が今後の具体的な取組みについて話しました。

具体的な締結内容についてはこちら。今後は、主に以下のような内容にて連携協力の取り組みを進めていくと言います。

<締結内容>

①教育・研究に関する事項
②学生間の相互交流、共同学習に関する事項
③教員間の相互交流、共同研究に関する事項
④職員間の相互交流に関する事項
⑤地域貢献及び産学連携、国際交流に関する事項

互いの長所を活かして2大学の魅力アップを約束!

去る2月1日には、包括連携協定に向けて両大学学長による対談も実施。大学教育への思いと具体的な取り組み、協定後の抱負について詳しく語られています。

本対談の中で女子栄養大学の香川学長は「本学の社会連携活動は協定数も活動数も多くなってきている」とした一方で、「そうした協定や活動は連携先と本学という1対1の関係にとどまり、そこから先の広がりにまでつながってはいかないのが現状。今回の文京学院大学との連携で、有機的なつながりをもち、広げていきたい」と今後の連携活動への思いを語りました。

対する文京学院大学の櫻井学長も「本学にない学部との連携によって、教育や研究のいろいろな面で幅が広げられるのではないか」と期待していることを示唆。「学生同士の交流、さらに教員、職員同士の交流が進んでいくことも望んでいる」と語りました。

社会の状況によって変わり続ける大学や教育の形。両大学のように柔軟な思考と対応で大学を外へと開くことで、時代に合った魅力的な大学や教育の形が生まれそうですね!

女子栄養大学×文京学院大学 学長対談

女子栄養大学

文京学院大学