ワーキングホリデー渡航者は2023年4月までの1年で3倍以上増加

海外留学サービス『スマ留』は、2023年4月~6月に渡航予定の1,008名を対象に、留学調査※を実施しました。
※2023年3月同社調べ

【調査概要】
調査概要:2023年春のワーキングホリデー渡航者実態調査
調査対象:「スマ留」を利用して2023年4月~6月に渡航予定の1,008名
調査時期:2023年3月10日
調査内容分析:株式会社リアブロード

2023年ワーキングホリデートレンド調査 

調査結果詳細

2022年1月以降、ワーキングホリデービザで渡航する方が急増しました。この短期間で急激に人気となった理由の1つとして、「出稼ぎ留学」という新しい留学スタイルが登場したことが考えられます。出稼ぎ留学とは、ワーキングホリデービザで渡航して海外で収入を得る留学スタイルです。円安の影響により海外ドルの為替相場が上昇したことを受け、海外で稼いだお金を日 本円に変換して高い収入を得る「出稼ぎ」での留学が流行しています。

留学プラン

2023年4月~6月の渡航者のうち50.5%がワーキングホリデーを選択しました。出稼ぎ留学目的はもとより、会社の四半期や新生活のタイミングでワーキングホリデーに挑戦する方も見受けられています。

留学先

ワーキングホリデーで渡航する方から圧倒的に人気な留学先第1位は【オーストラリア】に。次いでカナダ、ニュージーランドがランクインしました。オーストラリアは治安や気候が良く過ごしやすい国であることが特徴で、日本とは+1~2時間と時差が少ないことも人気の理由といえます。尚、米国はワーキングホリデービザが取得できないため、対象外となっています。

就学期間

スマ留では1週間から語学学校に通うことが可能ではありますが、長期滞在が可能なワーキングホリデーでは5週間以上12週間以内の就学が60.5%という結果となりました。ワーキングホリデーで本格的に仕事探しや就労を開始する前にまずは語学学校で基礎英語力を身につけたい、語学学校内で人脈づくりをすることで語学学校卒業後の就労をスムーズに進めたいという方も見受けられます。

ワーキングホリデー渡航者の内訳

2023年4月〜6月にワーキングホリデーで渡航する方の半数近くが社会人で、中でも女性が多い結果となりました。

2023年春以降のトレンド予測・考察

今回の調査では、2023年4月~6月に「スマ留」を利用して海外へ渡航する方を対象にワーキングホリデーの動向を調査しました。

今年の春は、新生活や四半期のタイミングに合わせてワーキングホリデー渡航者が増加している傾向が見受けられます。また、海外で収入を得る「出稼ぎ留学」の流行を受けて、2023年中はワーキングホリデーの需要が継続される見込みとなっています。今後の留学市場の動向においては、夏休み期間である7月~9月には学生中心の短期留学が増加する予測となっています。