【オンラインサービス・オンライン診療意識調査】利用者が感じているメリットは"移動や待ち時間の短縮"

オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」は、3大都市圏に住む生活者を対象に、生活に身近なオンラインサービス及びオンライン診療に関する意識調査をインターネットで実施しました。

生活者のライフスタイルの変化に合わせて、近年、さまざまな分野でオンライン化が進んでいます。今回、「CLINICS」では、日々の生活を便利にする身近なオンラインサービスについて、活用しているサービスやメリットに感じていることなどを調査するために、インターネットによる意識調査を実施。オンライン診療の利用実態についてもアンケートが行われました。

この調査では、オンラインサービスの利用経験について、「オンラインショッピング」(85.8%)「ネットバンキング・証券」(60.1%)など、毎日の暮らしの中で利用頻度が高いサービスの利用経験者が多い結果となりました。また、「オンライン診療」(18.5%)「オンライン行政サービス」(27.0%)などは、利用経験者は少ないものの、利用したことがない人が「これから使ってみたい」と回答したサービスでは「オンライン診療」がトップとなりました。

さらに、オンライン診療を利用したことがある人のうち、84.1%の人に継続利用の意向がありました。そのメリットを聞くと、5割以上が「移動にかかる時間や診療・会計の待ち時間をほかの事に使えるようになる」(56.5%)と回答し、トップとなっています。特に、仕事や育児に忙しい20〜30代の利用率が高く、新たな診療の選択肢として対面診療と使い分け、すでに生活に上手に取り入れている層もいました。

一方で、まだ利用したことのない人がオンライン診療を利用していない理由としては、「どうやって利用を始めればよいのかわからない」(22.2%)という回答が上位にあがりました。多くのオンライン診療ツールがスマートフォンのアプリなどで簡単に無料で登録できることや、医療機関の予約・診察・決済から処方薬の配送・服薬指導といった通院のプロセスがオンラインで完結することなど、オンライン診療の基本的な使い方や利便性が知られておらず、利用へのボトルネックとなっていることが示唆されました。オンライン診療も他のオンラインサービスと同様に、一度利用するとその利便性が実感でき、継続して利用され、浸透していく可能性が高いと考えられます。

オンラインサービスの利用状況

・具体的に利用したことがあるサービスは、オンラインショッピング(85.8%)やネットバンク・ネット証券(60.1%)などの頻繁に利用するサービスの利用率が高く、動画配信サービス(54.3%)や音楽ストリーミングサービス(42.3%)などのエンターテイメントコンテンツのオンラインサービスも上位にあがった。
・利用している理由は、「自分のライフスタイルに合わせたタイミングで利用できる」(44.3%)、「かかる時間を短縮したい」(41.9%)が上位となり、忙しい現代人のニーズにオンラインサービスが合致していた。

オンライン診療の利用状況と利用意向

・「利用したことはないが今後利用してみたい」と回答した人の比率が高いサービスは「オンライン診療」(38.5%)がトップ、次いで「オンライン行政サービス」(38.0%)となった。
・オンライン診療をすでに利用したことがある人においては、84.1%が「今後も使いたい」と回答し、継続利用に対する意向の高さを示す結果であった。
・利用したことがない人にその理由について聞くと、「症状を正確に伝えられるか分からない」「正しい診断を受けることができるか不安」といったオンラインを通じた医師とのコミュニケーションに対する懸念や、「どうやって利用を始めればよいか分からない」という理由が上位となった。オンライン診療の利用方法などの基本的な情報や活用事例が生活者に正しく伝わることで、利用がさらに進むと考えられる。

オンライン診療利用者の利用実態

・年代別では、20〜30代での利用率が全体の6割近くを占め、オンライン診療は若い世代を中心に利用が進んでいることがわかる。
・また、利用頻度は定期的な利用や複数回利用したことがある人が72.0%となり、1度だけ利用したことがある人を大きく上回った。
オンライン診療を利用するメリットについては「移動にかかる時間や診療・会計の待ち時間をほかの事に使えるようになる」(56.5%)が半数以上を占め、その他には「外出先での感染症への感染を防ぐことができる」、「仕事と育児や介護の両立がしやすくなる」などの回答があがり、一度でも利用したことがある人は利便性とメリットを理解し、オンライン診療を自身の生活に取り入れて過ごしている様子が浮かび上がる結果となった。
・利用するタイミングについては「休日の空いている時間」(45.1%)、「仕事の昼休みや休憩時間など」(40.2%)と回答した人が多く、利用する理由としてあがっている「待ち時間・通院時間短縮のため」「オンラインでの予約ができるから」などからもわかる通り、 20〜30代を中心に仕事や育児等で忙しい中、スキマ時間を活用してオンラインでの診療を受けていることが伺える。

対面・オンライン診療の併用

・診療科ごとに受けたことがある受診方法について聞いたところ、「対面」「オンライン」「対面とオンラインの併用」では、27の診療科のうち22の診療科において、オンライン診療のみよりも対面とオンラインを組み合わせての受診が上回る結果となった。対面とオンライン診療を組み合わせた受診の割合が多かったのは、内科がトップとなり、次いで、皮膚科、耳鼻咽喉科、消化器科の結果となった。
・メドレーが一昨年実施したオンライン診療を利用する医師への調査では、発熱患者や医療機関にとってオンライン診療が有効に利用できると回答した人は93.0%に上った。実際にコロナ禍における発熱外来や病院での2次感染予防、体調面で外出が難しいケースなどでは、対面診療と併用することで効率的に健康管理を行うことができるツールとして、オンライン診療の活用が推進された。対面とオンラインを組み合わせた受診は、患者と医療機関の双方にとって今後の活用に期待ができる次世代型の診察スタイルであると言える。

オンライン診療は、今後ますます進むであろう医療DXのなかでも注目されているサービスのひとつです。メドレーが提供するオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」は、対面診療の予約システムとしてもオンライン診療の予約・診療システムとしても使うことができ、お薬手帳の管理やオンラインでの服薬指導も受けられるなどの充実した機能を備え、忙しい現代人の健康管理をサポートしています。

【調査概要】
調査名称:オンラインサービス・オンライン診療意識調査
調査対象:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、愛知県在住の20〜60代の男女
調査方法: インターネット調査
調査日: 2023年2月16日~17日
有効回答数:400件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

<オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」について>
インターネットを通じて、自宅や職場からいつもの医師との診察、薬剤師との服薬指導を受けることができるサービスです。診察料・お薬代などはクレジットカードで決済され、オンラインで処方されたお薬はご自宅などに直接届けられます。