春になって就職・転職・引っ越し・異動による新しい人間関係作りに苦戦している人もいるのではないでしょうか?特に最初は「何を話せばいいか分からない」ということが最初の壁になりませんか?
みなさんの中には「出来れば誰かに話しかけてほしい」と思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、人任せにして待っていると、気付けば周りはいつの間にか仲良くなっていて自分だけ輪に入りづらいという状況に陥ってしまうことも考えられます。そこで今回は、初対面の人とでも会話に困らずすぐに打ち解けることができるわたしが、初対面の人と楽しく話すためのコツをお教えします!
この記事は、
・初対面の人と何を話せばいいか分からない
・初対面だと頭が真っ白になって話のネタどころではない
・会話が弾む話のネタってどう探せばいいの
という人におすすめです。この記事を読んで実践すると、初対面でもネタ探しに悩まないだけではなく、初対面でも会話が弾みやすくなり、良い人間関係が作れること間違いなしです。ぜひ参考にしてみてください!
初対面の人との話のネタにはあなたの五感を使いましょう!
五感とは動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来の分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことをさします。五感で感じたことをきっかけに相手に話しかけるのです。
なぜ五感を使うと初対面の人とのネタが探しやすいの?
話のネタ探しを五感で感じたことをきっかけにすると、初対面の相手に話しかけることが簡単になる理由は2つあります。
理由① 五感は意識しなくても勝手に入ってくる情報
初対面の人と話そうとするとき、ネタを探すために脳をフル回転させるイメージを持つ人がいると思います。すでに知っている人であれば、「昨日のミーティングは長かったですね」と過去のことをネタにできたり、「〇〇さんのお子さんはお元気ですか?」などプライベートの話をすることもできます。
でも、それはあなたの脳の中にある過去の記憶頼りで、初めて会った人に関する情報はほとんどありません。相手を知らないことこそが話のタネを限らせてしまう原因なのです。そもそも初対面の人といるだけで緊張する人ならば、会話となるとなおさら緊張して頭が真っ白になってしまうこともあると思います。
しかし五感を元にしたネタは、あなたが考えなくても自然と感じることなのでネタにしやすいのです。
理由② あなたが五感で感じることは相手と感覚を共有しやすい
今まで話したことがない人でもあなたとお相手が同じ場所にいる場合、あなたが五感で感じることはお相手も感じている可能性が高く、感覚を共有しやすいうえに、分かるからこそ話が盛り上がりやすいのです。
例えばあなたが初対面の人と話そうと必死にネタを探して「〇〇っていうドラマがNetflixにあって、最近ハマっているんですけど、ご存じですか?」と聞いたとしても、お相手が「知らないです」とか「Netflixのアカウントもっていないんですよね」なんていう回答だったり最悪のケースは「ドラマは見ないんですよね」と言われた場合、会話はそこで終わってしまいます。
初対面では相手の趣味趣向を知らないので、あなたが楽しいと思っていることを話しても、お相手も同じ感覚をもてるかというと難しいのです。実はコミュニケーションをうまく進めるうえで重要なことは「そうですね」と相手の話に同意して次に進めることなんです。あなたが今五感で感じていることは相手も同じ感覚を共有・同意しやすいので、話のネタにするのにとても有効です。
いかがでしたか?
いかに五感を使ったネタが初対面で役に立つか分かったと思います!ここからは五感のネタの探し方と例を私の経験を交えて、1つずつ細かく解説していきます。
五感別のネタの探し方と例
〇視覚〇
人物、モノ、風景など目に見えるものついて話すということです。
目に見えるものすべてがネタです。話題に困ったら首を左右に動かして、パッと目に入ったものについて話してみましょう。特に相手の身につけているもので、素敵だなと思うものを話題にするとお相手もこだわりがあってそれを身につけている可能性も高いので、お相手のことを知るきっかけになります。わたしは転職した際に上司となる人の革靴がピカピカだったので「靴は毎日磨かれているんですか?ピカピカできれいですね」と声をかけてみたら、転職して間もないのに上司の仕事のこだわりを聞くことができました。
他には、「おしゃれなバッグですね」「外に見えるあの桜きれいですね」「このお店のインテリア素敵ですね」などです。
〇聴覚〇
音や声、音楽など聞こえることについて話すということです。話題に困ったら、何が聞こえているか、耳を澄ませてみましょう。
例えば「赤ちゃんが泣いていますね」「工事の音がうるさいですね」「このBGM良い雰囲気ですね」「ジュージューとおいしそうな音がしますね」などです。わたしの経験では、SNSで知り合った人とご飯に行った際に周りに外国の方がたくさんいらっしゃったので「いろんな国の言葉が聞こえて、日本じゃないみたいですね」と話すと、彼女の趣味が旅行でいろんな国に行った話をしてくれました。
〇触覚〇
気温や室温など肌感覚について話すということです。
これは季節の変わり目や屋外のみならず、空調に関して話すこともできます。例えば「今日は春っぽくて暖かいですね」「エアコンがききすぎて寒くないですか」などです。わたしの経験では初対面の方とカフェに行ったときに向かい合わせで話していたら少し寒くて「ちょっと寒くないですか?」と話しかけると「わたしもそう思っていました。良かったら場所を変えませんか?」とまさかのカフェをはしごすることになりました。わたしが「寒い」という本音を話したことで場が和んで商談がうまくいったことがあります。
〇味覚〇
料理やお菓子、飲み物の味について話すということです。
同じ釜の飯を食った仲なんていう言葉がありますが、同じものを食べると共感できることが増えるからかな?なんて思っています。取引先から頂いたお菓子などを食べるときに「このケーキとってもおいしいですね」と声をかけてみたら、「実は我が家もこのケーキ屋さんのファンで、先月の息子の誕生日はここのケーキだったんですよ」と家族のお話を聞くこともできました。
他の例でいえば「このレストランのハンバーグおいしいですね」などです。簡単に言うと同じものを食べたり飲んだりしたときに思ったことをお相手に伝えるということです。
〇嗅覚〇
空気や料理、匂いについて話すということです。
例えば「このパスタはチーズのいい香りがしますね」「このコーヒーいい香りがしますね」などがあります。わたしの経験では異動してきた人に「なんだか雨が降りそうな匂いがしますね」と話したら「そうですよね。実は今週末は旅行の予定だから降らないでほしいんですよね」なんていうプライベートな話を聞くことができてグッと距離が近くなるきっかけになりました。
五感別のネタの探し方と例はいかがでしたか?
初対面だったとしてもあなたが五感を使ってネタさえ提供さえできれば、あとの会話の流れは初対面以外の人と特に変わりません。あなたの話に対して相手が言ってきたことに返すだけです。
初対面の人との話のネタにはあなたの五感を使って、良いコミュニケーションをとって人間関係を築いていきましょう♡
顔診断コーチ「ぴょん」
イメージコンサルタント/ヤマトナデシココーチ
一般社団法人日本顔タイプ診断協会認定 顔タイプアドバイザー1級
大学卒業後、セブン‐イレブン・ジャパンにて店舗運営や経営コンサルを経験。その後カナダへ留学、現地法律事務所で勤務。人種や言語、文化を超えた多様性に触れ、「誰でもない自分らしさ」を愛する価値観を得る。帰国後は「顔タイプ診断」を学び、現在は魅力を引き出すイメージコンサルタントとして活躍。女性のみならず、男性の顔タイプ診断もできる数少ないスペシャリスト。カウンセリングとコーチングも活用したパーソナルコンサルのほか、本の出版やイベントの自主開催、メディア露出など幅広く活動。現在はカナダを拠点に活動。