5月1日、東京駅八重洲口に「東京八重洲献血ルーム」がオープン。
これを記念して5月9日、開所式および内覧会が開催され、多くの来賓者が開所を祝いました。

多くの人が立ち寄りやすい東京の一等地に

「東京八重洲献血ルーム」は、近年、医療需要が増加している免疫グロブリン製剤をはじめとする血漿分画製剤の製造に必要となる血漿成分の献血ために設置した、血漿成分献血専用の献血ルーム。

血漿分画製剤は、自己免疫性疾患や難治性神経疾患をはじめ医療に欠くことのできない製剤であり、今後増加傾向にある医療需要に確実に対応していくためには、国民からの継続した血漿成分献血の協力が不可欠になります。

このことから、血漿分画製剤に対する理解が深まり、更なる献血の輪が広がるよう、多くの人が利用する東京八重洲、まさに駅出口すぐのところに血漿成分献血専用の献血ルームが設置されました。

待ち時間のない完全予約制、居心地のいい快適な空間での献血が可能

血漿成分献血は、採血装置で血液中の血漿を分離して採取する献血で、全血献血より時間を要しますが、ここでは完全予約制の導入により待ち時間が短縮されます。献血をする上で大切なドリンクが豊富に用意されているほか、ワーキングスペースや、雑誌コーナーなどもあり、献血をする人が採血中、その前後の時間を快適に過ごせるようになっています。

採血室からはジオラマを思わせる東京駅前の景色を望むことができ、採血ベッドは、快適なプライベート空間を意識した配置に。採血中も、好みのドリンクを飲みながらスマホやタブレットを使用でき、居心地の良い献血環境が整います。

周辺の銀座、日本橋等、歴史と風情のある街と日本有数の繁華街・オフィス街のイメージから、献血ルームにも和モダン的な要素が程よく取り入れられ、江戸情緒となる江戸切子風のデザインなど落ち着きのある雰囲気になっているのも特徴です。

小池都知事らも祝福に駆けつけた開所式

GW明けの5月9日に行われた開所式には多くの来賓が。厚生労働大臣の加藤大臣や東京都の小池都知事などが登壇し献血ルームの開所を祝福しました。

小池都知事はコメントの中で、アクセスもよく、眺めもよく、ゆったりとしたシートにワーキングスペースもある東京八重洲献血ルームを「新幹線で言えばグランクラス、もしくはそれ以上」と例えたほか、献血は輸血だけでなく薬などにも使われていることをこの施設で知ることができることを大きな魅力だと語り、「献血について知り、協力することで、都民・国民の健康を守っていきましょう」と締めくくりました。

はばたき福祉事業団の武田理事長も「温かい心からできた献血は一般的な医薬品とは異なる」と語った献血。献血は人々の温かい心です。

あなたの善意が誰かの命を救うことにつながるかもしれません。

これまで献血はしたことがないという方も、少し時間に余裕があれば、新設された「東京八重洲献血ルーム」でリラックスしながらの献血に参加してみてはいかがでしょうか。

オープニング記念キャンペーン

「東京八重洲献血ルーム」のオープンを記念として、5月中に献血に協力した先着2,000名に東京八重洲献血ルームオリジナル扇子をプレゼントするキャンペーンを実施中。(無くなり次第終了)

東京八重洲献血ルーム

東京都中央区八重洲2丁目1-1 YANMAR TOKYO 3階