学生と企業をつなげる新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」は就活生の気持ちが前向きになる「視線が上がる広告」を渋谷駅と首都圏大学の周辺エリアに設置されている消火栓に掲出しています。
今年の就職活動も去年同様、内定の早期化やアフターコロナによる影響でオンライン・オフライン両方を使った選考が進められ、選考対策に悩む就活生が増えています。実際にi-plugが行った【2024卒対象】就職活動状況に関するアンケートによると、就職活動時、「普段より気分が落ち込むことが多い」と感じた就活生は、47.1%と約2人に1人の割合となりました。さらに、「どちらかというと気分が落ち込んでいると感じる」という回答も含めると76.1%となり、就活生の4分の3以上が就職活動によって、ネガティブな気持ちになっていることが分かりました。
この結果を受け、就活生に向けて前向きになってほしいという願いを込め「視線が上がる広告」を、24卒の学生にとっては一般的な就活スケジュールにおける採用面接解禁日、25卒の学生にとっては夏のインターンシップといった就職活動のスタートを切り始める時期となる、6月1日(木)から掲示。掲示場所は、就活生を始めとした多くの学生が目にしやすい渋谷駅通路と、青山学院大学や獨協大学といった、首都圏の大学周辺にある消火栓となります。目線より高い位置かつ、街中で何気なく見ている消火栓にも掲示することで、日々頑張っている就活生に寄り添い、応援します。
「視線が上がる広告」は、慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、前野隆司教授による監修で、「視線を上げることで気持ちが前向きになる」という行動心理学に基づいた広告となります。通常の広告とは違い、あえてメッセージを目線より上に出すことで、思わず気持ちが前向きになる設計にしました。
フロリダのアトランティック大学の研究に「上を向いて大股で歩くと幸福度が高まる」というものがあります。つまり、視点を上に上げると気持ちが前向きになると言えます。学術的に検証された、気持ちを前向きにする行動はたくさんあり、「笑顔になる」「姿勢をよくする」「顔を見て大きな声で挨拶をする」「利他的な行為をする」など日常で実践できるようなものは特におすすめです。ウェルビーイング(幸福学)やポジティブ心理学の分野で様々な研究が行われていますので、ぜひご興味のある方は調べてみてください。
ー 前野教授
前野隆司氏
1984年東工大卒業、1986年同大学修士課程修了。
キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授などを経て、現在慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科教授兼慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長。ウェルビーイング学会会長。日本システムデザイン学会副会長。2024年4月武蔵野大学ウェルビーイング学部長就任予定。博士(工学)。著書に、『ウェルビーイング』(2022年)、『幸せのメカニズム』(2014年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房、2004年)など多数。専門はウェルビーイング(幸福学)、システムデザイン。