6月3日(土)に開催された第42回横浜開港祭に、設置型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」が登場。ブースでは江崎グリコ株式会社「アイクレオ赤ちゃんミルク」の液体ミルクが提供されました。
アフターコロナで外出する人が増える中、多くの来場者で賑わう横浜開港祭。円形プラザに設置されたベビーケアルームmamaroのブースには、オープンから約3時間で60名ほどの人が来訪しました。ここで配布されていた液体ミルク「アイクレオ」は、外出先で手軽に授乳ができる新しいミルク。粉ミルクのわずらしさを一挙に解決する液体ミルクは、乳幼児を持つ家庭の外出にまつわるストレス解消を実現すると言われています。
今回のイベントでは、子育て家庭を対象にこのブースが外出時の負担軽減に貢献できるのかが検証されました。
子育て中の外出時のお悩み
小さいお子さんを子育て中の家庭では、外出中の授乳やおむつ替えといった課題が常にありますよね。まずは、荷物がかさばる、そして授乳室やおむつ替えのスペースを探すのが大変。特に大型施設や野外でのイベント、テーマパークなどでは、スペースが見つかったとしても現在地からかなり遠い場所にあったりと多くの苦労を抱えているのではないでしょうか。そんな悩みを解決するべく現れたのが、液体ミルク「アイクレオ」とベビーケアルームmamaroです。
液体ミルク「アイクレオ」
日本で初めて厚生労働省に承認されたアイクレオの液体ミルクは、品質や原料にこだわった母乳に近い栄養成分が特徴です。調乳が必要ないので、紙パックのまま哺乳瓶に注ぐだけ、もしくは専用のアタッチメントをつけるだけで赤ちゃんにミルクを飲ませることができます。普段、授乳をしないというパパやおじいちゃん、おばあちゃんに預ける時でも安心の液体ミルク。もちろん安全性も抜群で、無菌紙パック製法のため9か月という長期常温保存が可能です。
紙パックの利点は他にもあります。授乳までの過程がシンプルで、軽量かつ捨てやすいということから、外出時、災害などの非常時はもちろん、夜泣きの時でも大活躍。江崎グリコ株式会社乳業事業部マーケティング部の横山さんによると「女性の社会進出が進むフィンランドではすでに約9割が液体ミルクに切り替えている」とのこと。液体ミルクが、子育て中の時短アイテムとしても高いパフォーマンスを発揮していることが分かります。
アイクレオを味見した5歳の男の子の反応を聞くと、「甘くておいしかった。一気に飲んじゃった」とのこと。その他、ブースに訪れた人からは「使いやすそう」、「紙パックなのでエコ、災害用として常備しておきたい」、「便利だと思う」といった声がありました。
設置型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」
ブース内に設置されていたmamaroは、次世代の子育て支援ツールです。屋外仮設トイレなどを展開する株式会社ハマネツとmamaroを運営するTrim株式会社とのコラボ事業として誕生しましたが、現在、社会実証実験として屋外イベントでの設置を試みています。
実際の利用者の声としては、「ボックス内は、空調がしっかり効いていて、涼しくて快適でした。授乳だけと思っていたのですが、おむつ替えも同時にできて、とても助かりました。」とのことでした。
ルーム内では、授乳用のソファの背もたれを裏返すと、おむつ替え用ベッドになる仕組み。水道設備もあるので、屋外なのに機能的なベビールームとなっています。
ハマネツの開発部小野田さんとTrimの石川さんは、「屋外イベントや公園、テーマパークなどでは、mamaroのようなベビーケアルームのニーズはかなり高い。できれば、イベントの主催者側にこの現状をもっと知ってもらい、mamaroを設置することで、子育て支援に繋がれば嬉しい。」と話されていました。
子育て支援をもっと進めよう
日本での液体ミルクのシェア率は、2021年で8.6億円、2022年では13億円と1.5倍に伸びています。江崎グリコ株式会社の液体ミルクの売上も2022年10月〜12月は、前年と比べると2.8倍とのこと。時代の流れとともに徐々に子育てにも効率を求めるようになってきているようです。
今回は、「アイクレオ」と「mamaro」を体験したほとんどの人が、今後も使ってみたい、という反応に。この検証によって確かに屋外での子育て支援ツールのニーズが高いことが分かりました。これを機に子育てをする家庭の負担をより少なく、誰もが楽しめるレジャーが増えていくといいですね。