美容や健康の目的でアンチエイジングに多くの人が力を注ぐ中、長寿遺伝子とよばれる「サーチュイン遺伝子」に注目が集まっています。そして、意外にも東南アジアなど温かい地域や夏に多く食べられるパッションフルーツの種が「サーチュイン遺伝子」を活性化させると判明。今回はアンチエイジングを目指すべくサーチュイン遺伝子を活性化させる方法や食べ物をご紹介します。ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

「サーチュイン遺伝子」とは?

サーチュイン遺伝子は、「長寿遺伝子」「抗老化遺伝子」などともよばれ、サーチュイン遺伝子が活性化することで、老化を抑制し長寿につながると考えられています。このサーチュイン遺伝子が活性化されると、DNAの傷の修復や活性酸素の除去など、老化や病気の原因となるようなものを取り除き細胞の若さを保ちます。 その結果、寿命がのびると考えられています。

サーチュイン遺伝子を活性化する方法

サーチュイン遺伝子を活性化させるには身体に適度なストレスをかけることが必要です。なぜなら、長寿遺伝子はストレスのかかった環境を生き残るために保持されてきた遺伝子だからです。 具体的にはカロリー制限、断食、適度な運動、サウナなどで快適ではない温度に身体をさらすことがあげられます。これを聞くと、最近のサウナやファスティング人気にも納得。アンチエイジングにもアプローチできそうですね。また「腹八分目」のようなカロリー制限は、老化を抑制することや寿命をのばすことが知られているとサーチュイン遺伝子研究者は言います。

サーチュイン遺伝子を活性化させる物質・食べ物

■パッションフルーツの種などから摂取できる「ピセアタンノール」
■アーモンド・赤ワイン・ブドウ・ピーナッツの皮などから摂取できるポリフェノールの一種である「レスベラトロール」
■ザクロ果皮・ベリー系・ナッツ類などから摂取できる「ウロリチン」
■ライ麦や小麦の外皮から摂取できるポリフェノールの1つで抗酸化作用がある「アルキルレゾルシノール」

アンチエイジングや美容・健康のため意識的に上記の食材を日常に取り入れたいですよね。

夏に食べるべきフルーツはパッションフルーツだった

今回、特に注目したいのは、これから旬の果物にもなるパッションフルーツ。女性のビタミンとも呼ばれる葉酸が多く含まれ、ホルモンバランスを整えるビタミンB6も含まれています。南米のブラジルなど、亜熱帯地域を原産とする果樹でハワイでは美容食として注目されているスーパーフルーツです。そして、森永製菓の研究グループは、パッションフルーツ種子エキスに「ピセアタンノール」が突出して含まれていることを発見しました。また、ピセアタンノールとその代謝物(体内で形をかえたもの)が、 サーチュイン遺伝子を活性化することも明らかにしました。

パッションフルーツの種などから摂取できる「ピセアタンノール」の機能はサーチュイン遺伝子の活性化により引き起こされる脂肪酸のβ酸化促進等の関与により、 次のような美容にうれしい機能をもちます。

・肌のうるおいを保つ
・脂肪を消費しやすくする
・肌の弾力を保つ
・毛穴のたるみを抑制
・血糖値の上昇をゆるやかにする

長寿という健康にとってもサーチュイン遺伝子を活性化させることは大切ですが、パッションフルーツは美容にも多くのアプローチをしてくれるので積極的に摂りたい果物です。東南アジアなどではフレッシュジュースやスムージーとしてもパッションフルーツは多くのお店で提供されているので、アンチエイジングを考えると、海外旅行で訪れた際はより飲みたくなりますね。

パッションフルーツの食べ方

最後におすすめの食べ方や商品をご紹介します。先ず、パッションフルーツは果汁と一緒にナッツのようなポリポリとした食感の種も食べられます。真ん中で割ってそのままスプーンですくいながら食べてもいいですが、甘酸っぱいのでヨーグルトやアイスにかけてもデザート感覚が増して美味しいです。先に述べた通り、ジュースやスムージー、更には焼酎や炭酸で割るなどドリンクにして摂取するのもお手軽です。酸味が気になる方はハチミツとの相性が抜群なので、お好みで加えてみてください。

その他、クラッカーにのせて楽しめるパッションフルーツを贅沢に種も含めて1個まるご使用した「リリコイバター」やパッションフルーツと、厳選したチョコレートをかけ合わせたオリジナルチョコレートスプレッド「リリコイショコラ」などのアイテムもあります。日常に取り入れやすく、手軽にパッションフルーツを摂るのにおすすめです。

インナーケアは健康と美容にとっても欠かせません。長寿やアンチエイジングも考えて「サーチュイン遺伝子」を活性化させる食べ物を上手に生活に取り入れてみてくださいね。