公益財団法人日本サッカー協会とアディダスジャパン株式会社は「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」を前に、なでしこジャパンを応援する企画動画として「LOCKER ROOM TALK -ふたたび、世界で咲き誇れ-」の第2弾を7月3日(月)AM11:00に配信を開始しました。今回はそんな興味深いロッカールームでのガールズトークについてご紹介します。
猶本光選手と元スピードスケート日本代表・髙木菜那さんが登場!
6月26日(月)に公開された第1弾にはなでしこジャパンの長野風花選手、南萌華選手を迎え、東京オリンピック 52 kg級金メダリスト 阿部詩選手をゲストにMCとして日向坂 46の影山優佳さんとのトークが行われました。そして第2段となる今回は、なでしこジャパンの猶本光選手と元スピードスケート日本代表で金メダリストの髙木菜那さん、そしてMCに前回と同様の日向坂 46の影山優佳さんが加わり3人のトークで盛り上がりました。
猶本選手は筑波大学で博士号まで取得した経歴を持つ、なでしこジャパンの中でも頭脳派。ワールドカップの選抜メンバーに選ばれた時は涙を流したエピソードを影山さんが話すと「「泣くつもりはなかったので失敗しました」とはにかむ笑顔を見せるキュートな一面も垣間見れました。
そして、冬季五輪に 14、18、22 年と 3 大会連続出場し、18 年の平昌冬季五輪では、女子団体パシュートでオリンピックレコードを記録、新採用されたマススタートも合わせて、日本の女子選手初の同一大会での 2 冠に輝いた元スピ ードスケート日本代表・髙木菜那さんも登場。事前に知り合いでもある2011年FIFAワールドカップ優勝メンバーの鮫島彩選手から猶本選手のあだ名などの情報を入手して今回のトークに参戦。挨拶の場面では、髙木菜那さんから猶本光選手へ「今日は猶本選手を呼びたい名前があって、”もったん”って呼んでもいいですか?」と打ち解けた様子でトークがスタートしました。
結果を出すためのメンタリティ・試合前の緊張との向き合い方
アスリートが直面する、試合前の緊張はメンタルをコントロールするためにも向き合わなければならない重要課題です。代表選の試合前は緊張すると話す猶本選手。対して高木さんも"めちゃめちゃ緊張するタイプ"と自身を表現し「私も緊張するほうで、オリンピックの決勝の前の日は 3 時間しか寝られず・・・ただ、コーチから(睡眠が)それ位しか必要じゃなかったんだよと話され、そうだなと納得してちゃんと優勝しました!多少寝られなくても大丈夫です!緊張しているときは、 自分、緊張しているなあと客観視すること」と金メダリストのメンタルの整え方を伝授していました。
更には逆境に負けないためのポイントとして「主観を大事にして、周りのためにではなく、自分がここまで来たかったからこれて、勝ちたいという想いを守りながら戦うことが重要です」とアドバイス。それに対して、猶本選手も「参考になります。そうすることで自分の実力も出せますよね」と元トップアスリートの試合の向き合い方からいろいろと学んでいる様子でした。
プライベートでの好きなことへの質問に対して高木さんが"名探偵コナン"を上げると他の2人も見ているとのことで共通の話題となり盛り上がるシーンも。そんなロッカールームでの女子トークは見逃せません。
終了後のインタビュー
「LOCKER ROOM TALK -ふたたび、世界で咲き誇れ-」終了後には、猶本光選手、髙木菜那さんと影山優佳さんによるインタビューが行われました。
今回のことを通じて自身の競技にいかせる部分や発見があれば猶本光選手教えてください
猶本選手:「別の競技の方とお話しして、さらにオリンピックの金メダリストの方とは初めてだったので、トップの景色とか世界とか、 そういうことを聞けたので本当に勉強になりました。ありがとうございます」
オリンピック金メダリスト髙木菜那さんからこれからワールドカップへ出場する猶本光選手へエールがあればお願いいた します。
高木さん:「多分ここまで色んな思いがあって、そこから今回初めてワールドカップの選手に選ばれて、戦いに行くと思うんです が、自分がずっと目標としていた場所というのは想像以上のものがあると思っています。だからこそ、ここで結果を残さ なきゃっていう思いにちょっと翻弄されてしまうし、自分のプレイがうまくできなかったらどうしようとかと考えてしまう。そういう気持ちが強すぎると、なかなか馴染めないこともあるかもしれません。サッカーは、チームプレイだし、それまでい っぱい経験してきた人はやっぱり経験してきたからこそ分かる空気というのもあるけど、初めて出る選手には初めて出る選手の良いところがめちゃくちゃあって、経験してきてない選手だからこそ、ぐいぐいいける強みもあると思います。 気負いをせずに、やっとこの場所に立てるというワクワク感と、仲間がいるということをちゃんと強みにして戦いに行った 方がワールドカップでしっかりとそれが結果に繋がってくれるんじゃないのかなと思います。自分の思いとチームの思 いを一緒に持って戦うのが、多分今できるベストだと思います。本当にもったんの初ワールドカップをすごい楽しみに しているので頑張ってきてください」
ワールドカップに対して、今どんな思いがあるか猶本光選手、教えてください。
猶本選手:「本当にここまでやっとたどり着いて、それまでに色んな人のサポートとかもあって来られた場所なので、ここからは自分の力を発揮できるように今言われたことを肝に銘じて全力を出してきたいと思います」
「LOCKER ROOM TALK -ふたたび、世界で咲き誇れ-」詳細
今回、MCを努めた影山さんも「私もなかなか慣れない MC 仕事で、尊敬するお二人を前にしてちょっとご迷惑をかけないようにとすごく緊張していたんですけど、お二人も優しく会話をしてくださって今まで聞いたことのないような貴重なお話もたくさん聞くことができたので、すごく大切な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます」と感想を残しました。また、サッカー通で有名な影山さんがおすすめする「なでしこジャパン」の選手を紹介するコーナーも面白いです。
このように、「LOCKER ROOM TALK -ふたたび、世界で咲き誇れ-」では、なでしこジャパンメンバーと様々な分野で世界的に認められ、活躍する“その道の本物”とワールドクラスの心構えを語ります。
ロッカールーム(楽屋/控室)でのメンタルの整え方、ウォーミングアップなど、過ごし方によってスポーツ選手やエンターテイナーは本番のパフォーマンスに大きな影響を与えます。表には決して見せないロッカールームでの時間が世界最高峰のパフォーマンスを創り出す、ロッカールームはそんなとても重要な場所です。その大切な場所で過ごす時間をそれぞれの分野のプロたちと語り合います。
これから「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」を見る上でも選手をより深く知れると思うのでぜひチェックしてみてくださいね。