様々なレストランがひしめき、芸能人のお忍びも多い、東京・西麻布。そんな地に7月11日にオープンしたのが、「江戸料理 一石三鳥」。料理だけでなく空間にも“粋なお江戸”にこだわったお店だそう!これは行ってみないと…ということで、早速訪れてみました!

江戸料理ってなに?!

今回ご紹介するのは、焼き鳥、焼肉、和牛料理など各店で異なるコンセプトを掲げ、感動の美味しさとワクワクするパフォーマンスで大人気となっている「一石三鳥グループ」の新店、「江戸料理 一石三鳥」。六本木の駅から徒歩10分弱のお店は、大通りから一本入った隠れ家的なロケーションです。

日々、飲食業界に新しい風を吹かせる仕掛けを考えているという、代表の米田さん(和装も似合ってます)が新たに贈りだしたアイデアが、江戸料理。粋で遊び心に富んだ江戸時代のお料理を再現しつつ、令和の最新技術で昇華する、古き良き時代と近未来の融合を実現したかったとのこと…!とっても気になりますよね。

米田拓史さん

まず驚くのはお店の雰囲気。和やかな印象の曲線型のカウンターの向こうには、どこか懐かしい気持ちにさせる優しい炉端焼きの灯り。カウンターの高さまで、当時の日本人の背に合わせて作られたというこだわりようです。まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分で楽しめます♬

素材の持ち味を最優先にしたお料理たち

もちろんお料理にも、負けないこだわりが。日本が誇る四季を大切に、旬の食材の素材の持ち味を存分に引き出したメニューを味わえます。江戸時代のシンプルな調理法に、現代の技術を融合して、「素材のもっている味を100%以上引き出すこと」を軸に考えられているそう!
今回はオープン記念の夏の大名コースをいただいて参りました。

まず登場したのは、お蕎麦!江戸時代の人はせっかちだったという話から、ササっと食べられるお蕎麦にしたとのこと。こういうストーリーがあると、お店の方とのお話も広がります。暑い季節の駆けつけに、冷たい蕎麦は最高!江戸時代の人になった気分で、ツルっと一瞬でいただきました♬

前菜はなんと、のしゃぶしゃぶ。熊肉を味噌だしでしゃぶしゃぶし、冷たい冬瓜と合わせていただく一品で、これが驚きの美味しさ。熊肉ってこんなに美味しかったんだ、と初めての体験にわくわくします。

その日のおすすめが入る鮮魚のお造りは、プリップリの美しい3種。江戸時代にまだお醤油が一般的でなかったという史実から、当時から使われていた「煎り酒」でいただきます。続くお椀は、大ぶりな鱧とツルリとした順菜に、可愛らしい小玉葱、そして小メロンが入り、贅沢ならがらほっこりした味わいです。

ここで、一石三鳥らしく十三種類の食材を使った盛り合わせ拾参の極みが。この日は2色のゴーヤのお浸しに、岩もずく酢、そしてほおづきの下には“丸十”のレモン煮を使ったクリームチーズが隠れています。この“丸十”、江戸時代の薩摩藩主、島津氏の家紋だそうで、薩摩といえば…さつまいも!なるほど~!と、来るだけで江戸時代にちょっと詳しくなれそうです♬

ここでちょっとドリンクも。さすが江戸料理、飲み物も日本産のものをメインに取り揃えているそう。各地から厳選した日本酒はもちろんのこと、ワインも、日本のものと、海外のもの、どちらも楽しめます。悩んだら、利き酒師&ソムリエの資格を持つお兄さんに聞くのがおすすめ。お料理に合わせて提案していただけるので、江戸のお姫様気分でおまかせできますよ♡

ノンアルコールの「ロックンプラム」

鳥居平今村醸造のワイン

さて、続いて焼物は、来店時から気になっていた鮎炉端焼きと、鴨味噌麹幽庵焼き。この鮎が肉厚で塩加減も絶妙!きっと江戸の人たちが食べていたのはこんな太った鮎ではなかった気がしますが…喜んでいただきます♬
麹で仕込んだ柔らかな鴨肉もとってもジューシー。お魚もお肉もいただけるなんて幸せです!

極めつけは、一石三鳥巻き。一巻で三種の贅を味わえる逸品です。トロトロな雲丹に、濃厚な味わいのボタン海老、そして和牛が一つになって、まさに贅の極み!これを食べにまた来たくなる美味しさです♡

揚げ物は、これまた高級食材、を小判に見立てて。夏らしい枝豆の食感と、肝のソースが味に深みを与えています♬

その時々の旬なものを使うという土鍋。今回は、二種の玉蜀黍と鱧いくら土鍋ごはんでした。ピュアホワイトとワクワクコーンという、ネーミングも可愛い2種のコーンの甘みと、鱧の旨味、そしていくらの塩味の三重奏を楽しめる、口福感間違いなしの一品。この日はお腹がいっぱいになってしまって、軽めにとお願いしたら、なんとお土産にしてくださりました♡

最後のデザートまで、固めの自家製プリンに、2種の桃を使った桃シャンパンジュレと、とっても豪華。江戸時代の将軍様だって、こんな贅沢はなかったのでは、と思いつつ、現代に感謝して大満喫させていただきました。

季節によって変わるメニューは、何度訪れても楽しめそう。江戸料理のお店らしく、和装で訪れるとお会計から10%引きというキャンペーンも実施中だそうです!是非この夏は浴衣で、江戸時代にタイムスリップしながら贅沢を楽しむ、素敵な時間を過ごしてくださいね♬

江戸料理 一石三鳥
住所/東京都港区西麻布1-8-12 ARISTO西麻布1F
営業/18:00〜翌3:00(ドリンクL.O. 2:00) 不定休 ☎️03-6434-9495(ご予約)
予約サイト/https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13286138/