「SusHi Tech Tokyo」が手がけるアートとテクノロジーの体験の拠点となる『わたしのからだは心になる?』展が、有楽町の「SusHi Tech Square」1階フロアで2023年8月30日(水)~2023年11月19日(日)に開催中です。
「SusHi Tech Tokyo」
「SusHi Tech Tokyo」は、「Sustainable High City Tech Tokyo」の略称。東京都の最先端テクノロジー、多彩なアイデアやデジタルノウハウによって、世界共通の都市課題を克服する「持続可能な新しい価値」を生み出し、世界に向けて発信しています。
メディアアートの展示を通して、東京の多様な文化や魅力を体験する第1期展覧会として、8組のクリエイターによる「わたしのからだは心になる?」展を開催。東京の持つ強み・ポテンシャルをワンブランドで展開することで、東京の価値を国際社会に浸透させていくことが目的です。
現代における「身体」のありようを問いかける展覧会
「わたしのからだは心になる?」展では、8組のクリエイターによる作品を〈機会と身体〉〈バーチャルな身体〉〈社会のなかの身体〉〈環境と身体〉という4つのゾーンに分けて展示し、テクノロジーの進展とともに、私たちの身体感覚がどのように変化してきたかを辿ることで、現代における「身体」のありようについて問いかけます。
私たちにとって最も身近な「身体」について、アートとテクノロジーから問いかけることで、未来における「身体」が一体どうなるのか想像しながら楽しめます。
遊び感覚でアートを楽しむ工夫
アート作品の中央には、イベントスペースを兼ねた自由空間「プレイグラウンド」を設置。
思考の遊び場として「プレイグラウンド」を起点に自由に行き来しながら作品を鑑賞し、提示された問いについて考えたり、作品に関する意見交換を来場者は行うことができます。
また、作品鑑賞の解釈や理解を助ける「アートコミュニケーター」と呼ばれるスタッフが常駐し、「アートは難しい」という人にも解釈を楽しむ工夫として「アートコミュニケーター」が分かりやすく作品に関して解説します。
鑑賞後は、「プレイグラウンド」にある「ボイスウォール」と呼ばれる壁に、展示を通じて考えたことや感想を貼ることも可能で、未来を言葉にし「わたしの未来はどうなるのか?」ゆっくり考える機会となる。都市の生活や身体の未来について、鑑賞するだけでなく考え、言語化することで、来場者一人ひとりの声が可視化され、様々な人々の未来における「身体」のイメージが蓄積されていく場所となっています。
「SusHi Tech Tokyo」で考える”わたし”の未来
スマホの誕生から生まれた指先の感覚、ゲームやVRのなかにいる自分など近い未来、機械と身体の境界が曖昧なものになっていくかもしれません。
その一方で、私たちは一人ひとり異なる体を持ちながら、細胞や臓器までコントロールできず、いつでもままらないもの。見方を変えれば、自身の体のなかにはまだまだ未知なるイメージが眠っているとも言えます。
「わたしのからだは心になる?」展では「からだ」のありようを鋭く問いかけ、これからの「わたしのからだ」の未来を改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。
<開催情報>
『わたしのからだは心になる?』展
会期:2023年8月30日(水)~11月19日(日)
会場:SusHi Tech Square 1階
時間: 11:00~21:00、土日祝は10:00~19:00(入場は閉場30分前まで)
休業日:月曜(9月18日、10月9日は開場)、9月19日(火)、10月10日(火)
※入場無料、予約優先