スペシャルコラボレーションで実現したフォーハンズ・ランチ
9月22日からスタートする「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」。今回は、その会期前に行われたスペシャルイベントに伺ってきました!参加レストランの中でも、全国各地から選出された6名のフォーカスシェフの一人、十楚武志シェフのお店、銀座「Opuses」で行われた、フォーハンズランチ~Le Dîner à 4 mains~です♬
フォーハンズ=4つの手。つまり、2人のスペシャルなシェフのコラボレーションでいただくランチです。この日のためにフランスから来日したのは、女性シェフファニー・エルパンさん。パリのモダンフレンチ、Le Camondoの15人の料理人を率いる気鋭のシェフです。この日は彼女の右腕スーシェフ、 メディ・ブセナさんもいらしていました。
和食材とフランス料理の融合
2人が生み出すコース料理の一皿ひとさらは、驚きの連続!ファニーシェフのマスのヴェルジュ ブドウ 濃厚ブイヨンに始まり、ペアリングのワインもお料理を引き立てます。
十楚シェフが海と山の幸をイメージしたという前菜は、スープ ド ポワソン グリュイエールと、七谷鴨のコンソメ 天然茸の2皿。
シンプルに仕上げたというスープ ド ポワソンは、魚介の深い味わいにうっとり。添えられるのはグリュイエールチーズをまとったホタテのミキュイ。これがとっても美味しいんです…!
スープ ド ポワソンのスープは、9月22日からの期間中、ブイヤベースとして出されるそうですよ!
森の中のようなプレゼンテーションが可愛い天然茸の一皿は、滋味深い鴨のコンソメと茸の香りが、ここでしか味わえない贅沢感。魚のあらや、鴨のガラなど、メイン食材としては食べられない部分もお料理に生かして使い切るという、サステナブルな取り組みも素敵ですよね。
伝統的なフランスの家庭料理、アーティチョークのヴィネグレットも、ファニーシェフの手にかかるとこんなにオシャレに♡女性シェフならではの美しさですよね!ヴィネグレットソースに白味噌を入れることで、全体に旨味を加えているそう。まさにフランス料理と日本の食材の融合ですね。
合わせるワインも、華やかなプロヴァンスのロゼが、ボトルも美しく印象的でした♬華やかな香りと爽やかな味わいが、お料理と絶妙に寄り添います。
そして、十楚シェフが「たっぷり鰻を召し上がってください!」と出してくださったのが、鰻 発酵パイナップル コンテ。
鰻とパイナップルと、チーズ?!と、メニューを見て驚きますが、いただいてみてさらにびっくり!柔らかくふっくらした鰻は確かにお醤油の風味がするのに、沖縄県産のパイナップルのペーストがちょうど良いアクセントで、コンテチーズのコクがとっても合うのです。
こんな意外なメニュー、素材を知り尽くしたシェフだからこその発想ですよね。こうした名シェフたちの驚きのメニューを気軽に楽しめるのも、フランス レストランウィークの嬉しいところです!
メインは、ファニーシェフのモダンポトフ。こちらもサーブされてびっくり!ポトフって、あの、冬にホクホク食べるスープじゃなかった?!と思うのですが、確かにそれぞれをいただいてみると、お口の中でポトフが出来上がっていく面白さ。ほうれん草で巻かれた牛テールは、ほろりとほぐれる柔らかさ。シェフの遊び心が素敵です♡
最後は、ヴァローナのショコラを使ったデセール。真っ黒な黒ごまと竹炭のメレンゲの下に、濃厚なチョコレートのムースと、爽やかなアドベリーのアイス、そして求肥が隠れているんです!食べ進めるごとに変わる味わいと食感の変化を、最後まで楽しめました♬
山梨県産のシャインマスカットと、自然農法で作られた煎茶と平番茶を抽出したジュレのタルトは、ジャンナッツのお紅茶と合わせて最後まで美味しくいただきました♬
名店の味を気軽に楽しんで
今回のフォーハンズランチで感じたのは、とにかくシェフたちも本気で楽しみながら作ってくださっているということ。カワコレ世代の女子たちが気軽に、楽しく、フレンチレストランへ足を運ぶ、入り口となる24日間が始まろうとしています♬
もちろん今回ご紹介した十楚シェフのお店「Opuses」でも、ランチとディナーの両コースがいただけて、ランチはなんと、2,500円!前菜のスープ ド ポワソンに使われたスープを使ったブイヤベースも食べられるので、これは気になります…!
公式サイトでは、場所や予算、メニューやシーンでレストラン検索ができるようになっているので、是非チェックしてみてくださいね!
フランス料理をお得に楽しむ、夢のような24日間、是非、全国の参加レストランに足を運んで、それぞれの味を楽しんでください★