歌手やダンサー、声優、VTuberなど世界に通じるエンターテイメント領域を筆頭に、33万人のプロフェッショナル人材を輩出している注目の学校法人・滋慶学園グループ。そこで学べる500種類の仕事を大変できる日本最大級の職業体験イベント「滋慶学園 職業体験フェスタ〜好きを仕事に〜滋慶学園とともに」が、さる11/10(金)・11(土)に幕張メッセ・国際展示場ホール1で開催されました。「JIKEI COM Game & e-SportsSHOW–若きクリエーター展–」と合わせて2日間で約1万人が来場、大盛況のイベントとなりました。
DJ機材や環境が国内トップクラス!“次に憧れられる存在”になりたい
滋慶学園グループの生徒たちは普段どのようなことを勉強しているのでしょうか?「DJ・Ableton pushに挑戦しよう!」ブースで大きな盛り上がりを見せていたDJ&トラックメーカー専攻の4名にインタビューしました。
――授業ではどんなことを学ばれるのでしょうか?
佐野:主にDJと作曲の二つです。DJの基礎的な部分だと、ターンテーブルやミキサーの使い方、曲のつなぎ方などを勉強します。
白山:作曲では、長調・短調といった音楽の土台からコードの書き方などを、座学だったり問題集を解いたりして学びます。
――1番楽しいなと思う授業は何ですか?
鈴木:私はみんなでDJをしている時です。毎回機材を組み立ててからその周りに集まって順繰りにDJをしていくんですけど、その中で新しい曲を知ることができたり、仲間のプレイを見て「こういうやり方やつなぎ方があるんだ~」と、とても勉強になります。
田中:先生方もDJなので、わからないことがあればすごく丁寧に教えてもらえるのも良い環境だと思います。
――TSMに入学しようと思ったきっかけは?
田中:自分は高校3年生まで演劇をやっていたのですが、将来やりたいことを改めて考えた時に「音楽だな」と思ったんです。でも歌は苦手だし、音楽も作ったことがなかったので……。どうしようかなと学校をいろいろ調べていた時、見つけたのがTSMでした。
佐野:僕はDJになりたくて学校を探していたんですけど、DJ機材や音楽設備が国内で1番揃っていると評判だったので、ここしかない!と思って入学しました。
――将来はどんな大人になりたいですか?
鈴木:世界を飛び回るDJになりたいです。国によって文化も違うと思うので、それらに触れながら自分にしかできないトラックメイキングや作詞もしていきたいです。
白山:僕はソロでワールドツアーができるようなDJになりたいです。グループを組んでいて有名なDJはたくさんいますが、ソロでワールドツアーなどを行っているDJは世界で0人なんです。なので、唯一無二のDJになりたいなと。大谷翔平選手の「憧れるのやめましょう」じゃないですけど、僕が“次に憧れられる存在”になりたいですね。
実践感覚で学べるのが同校の強み。「誰かのためになる仕事」をする
DJブースの横で音響や照明を操作していたのが「照明演出体験」のブース。2020年度の卒業生である丸山さんは、現在ライブや展示場、スポーツといったプロの現場で照明の仕事をしています。
――TSMに入学を決めた理由は?
丸山:高校生の時、好きなアーティストのライブ演出を見て「あ、こういう仕事がしたいな」と思っていたところ、たまたま友人に誘われてTSMのオープンキャンパスに行ったんです。そこで自分の好きな曲に合わせて照明を作る体験をできたのが大きかったですね。他にも何校か検討はしていたんですが、使っている機材の量や設備が魅力的でTSMを選びました。
――授業ではどんなことをしましたか?
丸山:うちでは「イベント」という授業が毎週あります。例えば、プロミュージシャン科の生徒たちが舞台をするから、その演出として照明やPA(音響)の生徒が入って一つの作品を作っていくというものです。他にもインターンのような形で実際の現場に行ってプロの技術を学ばせていただく機会もあります。実践感覚でスキルを高めていけるのは本校の強みだと思います。
――就職活動で活きたことはありますか?
丸山:先生もその業界で活躍されている方々なので、実際の現場に呼んでもらえることも多いです。そこから他の方ともつながりができて、また別の現場を紹介してもらって……という人脈作りができました。あと先生方が協力的で、一緒に就職先を探してくれるのもすごくありがたかったです。気軽に質問や相談もできますし、本当に楽しい学生生活でした。
――今後、やっていきたいことは?
丸山:照明の魅力をどんどん発信していきたいです。プロになってから特にそう思うのですが、私は「誰かのためになる仕事」をしていきたいので、お客さんが自分の作った照明で歓声をあげたり感動してくれるのがやりがいです。ただ、照明の仕事は言葉で伝えるのが難しい部分もあるので、こうしたイベントで実際に体験してもらって、さらに魅力を伝えていけたらいいなと思います。
企業も大注目!来春から指導する「VTuberエンターテイメント本科」
2024年4月よりスタートする学科があります。最先端のテクノロジーと教育で、メタバース空間で活躍する人材を育成する「VTuberエンターテイメント本科」です。2021年9月には滋慶学園COMグループの全国高等課程・高等専修学校から、バーチャル高校生アイドル「SO.ON project LaV」(ソーオンプロジェクト ラブイ)がデビューし、話題となりました。
Vtuberを目指す高校生たちをサポートしてきたのが、TSMの教職員・木村さん。木村さんはなんと、TSMの舞台監督コースを卒業生。Vtuberの可能性や未来についも聞いてきました。
――通常の授業ではどんなことをされるのでしょうか?
木村:座学ではYouTubeのコンプライアンスやネットリテラシーを学んだり、動画クリエイターとして稼いでいくためのメソッドなどを勉強します。現在、Vtuberとして活躍されている「禰好亭めてお」さんなどをゲストに呼び、より専門性の高い授業を行っています。
――さまざまな企業に注目され、産学連携もかなり進んでいるとか。
木村:はい。新しい分野を学んでいる学生たちなので、ありがたいことにさまざまな企業様からお声がけをいただいております。例えば、モーションキャプチャーを得意とする株式会社クレッセント様と連携させていただいたり、株式会社ABAL様とバーチャル高校生アイドル「SO.ON project LaV」のヴァーチャル・コンサートなども構想しています。
――生徒の反応はどうですか?
木村:意欲的な生徒が多いと思います。「僕、この動画撮りたいです」とか「私が編集します」とか、自分たちでどんどん提案してくれるので成長も早いですし、サポートしがいがあります。来年の4月からはVtuberになりたい人だけではなく、僕たちみたいに運営側もやりたいという生徒たちが入ってくるので楽しみですね。
いかがでしたか?
気になったら滋慶学園のホームページをチェックしてみてください!