200年以上受け継がれる伝統工芸・重要無形文化財に認定〚久留米絣〛の魅力
福岡県の伝統的工芸品〚久留米絣(かすり)〛は、江戸時代後期、現在の福岡県久留米市に生を受けた「井上伝(1788-1869年)」という12歳の少女によって発明された綿織物です。その後先人たちは工夫を重ね、現在へと受け継ぎながら200年以上経った今でも日本全国で愛され続けています。
広島・岡山の備後絣、愛媛の伊予絣と並んで「日本三大絣」に数えられる久留米絣は、1957年には国重要無形文化財に認定されました。
この日のイベントでいただいた福岡県産品を中心に構成されたスペシャルメニューにも久留米絣のランチョンマットやコースターのテーブルコーデで、料理が一層華やぎ、美味しくいただきました。
日本最高峰の玉露の産地「八女」
室町時代の中頃、明国(現中国)で禅の修行を終えた栄林周瑞禅師が、筑後国鹿子尾村(現八女市黒木町笠原)庄屋・松尾太郎五郎久家に、持ち帰った茶の種子を与え製茶技法とともに一般に伝え広めたことが「八女茶」のはじまりとされ、今年(2023年)で600年を迎えます。
日本に36人しかいない日本茶鑑定士のひとり 木屋芳友園代表取締役社長 木屋康彦氏が登壇され、前の晩からじっくり氷水で抽出した冷茶や、炭酸割り、八女茶の出がらしを塩やオリーブオイルでおつまみ代わりに、、、専門家ならではの八女茶の新しい楽しみ方をレクチャーいただきました。
「あまくてコクがあり旨みの強い美味しいお茶」が八女茶の特徴で、炭酸で割っても美味しくいただけました。
福岡のアンテナレストラン〚麹町なだ万 福岡別邸〛にてスペシャルコース
東京に居ながら福岡の魅力に存分に触れることができる福岡のアンテナレストランとして誕生した「麹町なだ万 福岡別邸」創業190余年の伝統を誇る日本料理の老舗「なだ万」ならではの技法で、福岡の食材を使い、福岡のすばらしさをここ東京麹町で料理を通じてお伝えしています。
福岡県の伝統工芸品の展示や販売もしています。
【麹町なだ万 福岡別邸】
東京都千代田区麹町1-12-1 住友不動産ふくおか半蔵門ビル1階
営業時間
昼食 11:30~14:30 (L.O. 13:30)
夕食 17:00~21:30 (L.O. 20:00)
*状況に応じて営業時間が異なります。
休業日:日・祝(その他・お盆・年末年始)
この日限りのスペシャルコースでいただきました。
【旬菜】
福岡県産小松菜浸し 花びら茸
カリフラワームース 甘海老いくら 花穂 出汁ゼリー
胡麻クリーム白和え秋王 糸島野菜
ふぐ竜田揚げ
鐘崎穴子小袖寿司 蓮根煎餅
【造り】
福岡県産天然マダイ
寒鰤 鮪 あしらい一式
土佐醬油 九州あまくち醤油
マダイに八女茶と塩を乗せて、香ばしい食感と塩がマダイの甘さを引き出し、
醤油とは異なるおいしさでした。
【焼物】
特選本鰆酒盗クリーム焼き
丸十蜜煮
博多和牛ステーキ
彩野菜
【食事】
ずわい蟹と蕪の炊き込みご飯
元気つくし米
【止椀】
赤だし 福岡有明のり 博多榎木 博多万能ねぎ
【香の物】
盛り合わせ
【デザート】
秋王レアチーズケーキ
秋王アイス
「これが柿?」感動のおいしさ!”秋の王様”の名にふさわしい「秋王」
久留米市田主丸町にある「いのうえ農園」では、無農薬や減農薬で栽培したとよみつひめ(いちじく)と秋王(柿)を愛情たっぷり育てています。特に「秋王」は、秋の王様として大きく甘く種なしの新種で10年ほどの歳月をかけ開発した柿です。
井上社長がご登壇され、いのうえ農園についてお話くださいました。
「これが柿?」
秋王を食べた多くの方が、思わず、そう言ってしまいます。
美しい夕焼けのような橙赤色。
「王」の名にふさわしい存在感のある果実。
そして、口に入れた瞬間のサクサク感。
想像以上の甘さ。
「これが柿?」そう言いたくなるほど感動してしまう、
それが「秋王」です
これまで食した柿の中で一番美味しい柿でした。
東京でも百貨店でお取り扱いあり、ネットでのオーダーも可能です。
「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」
福岡県は令和6年4月~6月に大分県・JRグループと共同で「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」を開催します。”至福の旅・大吉の旅 福岡・大分”をキャッチコピーに、福岡県と大分県が有する特色ある歴史や文化、豊かな自然、多様な食など様々な魅力で、全国からお越しのお客さまをお迎えします。
この日にいただいたのは福岡県産品のほんの一部。久留米絣を着用して、現地でおいしい地酒と一緒に食したいと思ったのは私だけでしょうか?次回旅の候補に入れたいと思います。