アフタヌーン・エキシビション『アフロディーテ(APHRODITE)』
今回ご紹介するのは、東京のウォーターフロント、竹芝に位置する『メズム東京、オートグラフ コレクション』のバー&ラウンジ「ウィスク」でいただける、アフタヌーン・エキシビション『アフロディーテ』。古代ギリシャ神話に登場する女神、アフロディーテを象った彫刻「ミロのヴォーナス」をモチーフにした、アートのようなアフタヌーンティーです。
今回は、クリエイティブディレクターの小泉堅太郎さんと、キュリナリーアーティスト(パティシエ)の養父直人さんのクロストークにて、作品の説明を聞きながら試食させていただきました♡
これまで9回にわたって、名画にフォーカスしてきたアフタヌーン・エキシビションですが、彫刻作品をモチーフにした作品は初めてだったそう。世界的に有名な彫刻の姿を、スイーツにどう落とし込むか、試行錯誤の末に完成した大作とのこと…!
ギリシャにちなんだスイーツ&セイボリー
美しいエーゲ海を臨むギリシャのミロ島で発見された「ミロのヴィーナス」。最初に運ばれてくる長いプレートには、そんなギリシャにちなんだ8種類のスイーツとセイボリーが並びます。
これがもう、初めてお目見えするスイーツばかり!最近話題の中東スイーツ、バクラヴァや、ギリシャ料理の定番、ムサカくらいまではわかるのですが、「クラビエデス」や「テガナイト」、「クルーリ」なんて聞いたことがあるでしょうか…?!まるで海外旅行気分で、とってもワクワクしますよね♬
聞けば、お二人もギリシャ料理を徹底的に調べ、それをホテルのスイーツにまで昇華させるのにとても苦労されたとのこと。色味の少ないギリシャ料理をどう見せるか、形や食べ方にもこだわったそうです。それぞれいただいてみると、初めての味わいや食感はオリジナリティたっぷり!スイーツとセイボリーとのバランスも良く、食べていて重くなることがありません。
ペアリングのハーブティーは、レモンバームをベースに、フレッシュのローズマリーとレモングラスを加えた温かいハーブティー。とっても爽やかな香りで、古代ギリシャの風景が浮かんできそうな気分です。
自分でアートを描いて完成?!いよいよメインのスイーツプレート
そして、ここからがアフタヌーン・エキシビションの大本命。メインプレートが登場します!お皿の上には、あの美しい「ミロのヴィーナス」が♥♥♥
頭のうつむき加減や、表情、そして後ろ姿まで、精巧に象られたミロのヴィーナスは、実はギリシャヨーグルトのアイスクリーム。表面にはホワイトチョコが吹き付けてあり、質感までリアルです。
美しく結った後ろ髪も細かく再現されていて、教科書では見えなかった部分まで、まるで美術館に来たかのようにじっくり眺めていられます。(目で堪能する5分程度を、溶けずに耐えられるスイーツにするのも、とっても大変だったそうですよ!)
そんな美しいミロのヴィーナスの周りには、ギリシャの牧草をイメージした鮮やかなローズマリーキウイのソース。そこに、アプリコットとラズベリーの色鮮やかな2色のソースを自分でかけて、思い思いのアート作品にして食べることができるんです♬アフタヌーンティーでありつつ、アートな感性まで刺激される、とっても素敵な体験ですよね!
お皿にアートを描いてみたり、肩からソースをかけてみたり、はたまた唇に紅を入れたり…遊び心を楽しんだ後は、ナイフを入れてパクリ♡濃厚かつ爽やかなギリシャヨーグルトの味わいと、中に隠れたピーチコンポートの優しい甘みが、愛の女神のイメージにもぴったり。だんだんと倒れゆくヴィーナスもなんだか切なく、そんな体験はスイーツだからこそ!美術館では不可能です(笑)普段寝かせっぱなしのアートな心を揺さぶられます。
ペアリングのモクテルも美しいグラスで。「梅とバラのモクテル」は、梅スパークリングにローズシロップ、そして愛と美の女神らしいベルローズとミントが散った、華やかなモクテルで、味わいも上品にスイーツを引き立てます。
色合いもシンプルなスイーツ&セイボリーと対照的に、プレートとモクテルはとっても華やか。コントラストも楽しめますね♬
ここでしか体験できない、アートなアフタヌーンティーは、24食限定。愛の女神、アフロディーテにあやかって、バレンタインに想いを伝えるも良し、お一人様で美術鑑賞気分で訪れるのもとても素敵です。
ウォーターフロントを臨む絶景も価値あるひととき。是非チェックして、訪れてみてくださいね❤︎
アフタヌーン・エキシビション概要
■提供期間
2024年1月9日(火)~ 5月2日(木)
■提供時間
14:00~ / 14:30~ / 15:00~
■提供場所
メズム東京16階 バー&ラウンジ「ウィスク」
■料金
6,500円~ (消費税・15%のサービス料込み)
※1日前の21:00までの予約が必要です。