軽自動車に魅力を感じていても、「黄色ナンバー」に抵抗がある、という声をよく聞きます。悪目立ちする、ボディカラーに合わない、など理由は人それぞれですが、今では軽自動車でも白ナンバーが選択できる時代になりました。
ここでは、現在取得できる軽自動車の白ナンバーの種類や交付までの流れ、費用などについて詳しくご紹介します。
取得できる軽自動車の白ナンバーの種類と申し込める期間
軽自動車の白ナンバーには限定のものもあり、街中で見かけても現在取得できないものもあります。2023年11月時点で取得できる軽自動車の白ナンバーは、全国版図柄入りナンバープレート、地方版図柄入りナンバープレート、大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの3種類です。
全国版図柄入りナンバープレート
全国版図柄入りナンバープレートは、全国47都道府県の県花をモチーフにしたデザインが施されているナンバープレートです。デザインテーマは「日本を元気に!」「立ち上がれ!美しい日本」。東京2020オリンピック・パラリンピック大会特別仕様ナンバープレートの後継モデルとして導入されたという経緯があります。
この全国版図柄入りナンバーは交付期間が限定されており、取得できるのは2022年4月18日(事前申し込み開始は2022年3月22日)~2027年4月30日まで。限定とはいえ比較的長い交付期間が設定されています。
地方版図柄入りナンバープレート
全国版に先駆け、2018年に導入されたのが地方版図柄入りナンバープレートです。これはマイカーを「走る広告塔」と位置付け、その地域の特徴的な風景や観光資源などをモチーフとした図柄をナンバープレートにあしらい、地域の魅力を全国に発信することを目的としており、現時点では交付期間は限定されていません。
2018年の導入時には第1弾として41地域の図柄ナンバー交付が開始されましたが、その後も続々と追加されています。
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは、2025年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念した特別仕様ナンバーです。大阪や関西地方だけではなくすべての地域で交付可能で、大阪・関西万博の公式ロゴマークのフォルムをモチーフにしたデザインがあしらわれます。
交付期間は2022年10月24日(申し込み開始は2022年9月26日)~2025年12月26日まで。万博の終幕後、2ヵ月程度で交付期間が終了します。
なお、この3種類のナンバープレートは、軽自動車の場合白ベースではありますがすべて黄色の外枠が付きます。
現在は取得できない軽自動車の白ナンバー
以前交付されていたけれども、今では交付期間が終わり取得できない限定の白ナンバーをご紹介します。人気を博したので、街なかで見かけることも多いのではないでしょうか。
ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート
2019年、第9回ラグビーワールドカップが日本で開催されました。アジアでのラグビーワールドカップの開催はこれが初。この大会の開催を記念、さらに大会開催の機運を盛り上げるために、開催に先立ち大会エンブレムやラグビーボールモチーフのデザインが入った特別仕様ナンバープレートが登場したのです。
申込期間は2017年4月3日~2019年11月29日までで、すでに入手はできません。特別仕様のナンバープレートの登場はこれが初だったので、大きな話題を呼びました。
東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート
こちらは2回目となる東京でのオリンピック・パラリンピックの開催を記念して交付されたプレートです。オリンピックとパラリンピックのエンブレムをあしらった2枚1組で交付されました。こちらも交付申込期間は2017年10月10日~2021年9月30日で、交付は終了しています。
なお、ラグビーワールドカップ特別仕様、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ともに、寄付金ありのものにはそれぞれデザインが入りますが、寄付金なしの場合はナンバープレートの右上に小さく大会エンブレムが入るのみの、完全に白いナンバーでした。
普通車のナンバーとほぼ変わらない仕様だったので、軽自動車の黄色ナンバーに抵抗がある軽自動車ユーザーに人気を博したのです。
軽自動車の白ナンバーを取得する際の手続き
軽自動車の白ナンバーの取得手続きは、インターネットで行います。一般社団法人 全国自動車標板協議会ホームページ内にある図柄ナンバー申込サービスから申し込みましょう。
なお、手順や交付にかかる期間はナンバーをそのまま使用する場合と希望ナンバーを申し込む場合とで若干異なります。
ディーラーによっては、この手続きを代行してくれる場合もあります。
ナンバーを変えずにデザインのみ変更するケース
現在乗っている軽自動車のナンバーを変えずにそのまま使用する場合は、図柄ナンバー申込サービスに必要事項を入力して申し込み、提示された交付手数料と、寄付をする場合は寄付金を支払期限までに支払います。支払期限は入金確認から1ヵ月間で、詳細な日付は入金確認メールに記載されています。
支払いが完了し、入金が確認された旨のメールを受け取ったら交換申請書をダウンロード・印刷し、交付可能期間内に軽自動車検査協会事務所に車検証とともに持ち込んで確認してもらいましょう。
確認が取れれば予約センターにこれまで使っていたナンバープレート、交換申請書を提出し新しいナンバープレートを受け取ります。
希望ナンバーを申し込むケース
希望ナンバーのうち、一部の人気番号は「抽選対象希望番号」となります。
抽選対象希望番号の場合は、毎週月曜日に抽選があるので抽選後結果のメールが送信されます。当選の場合はそのまま手続きに進みます。なお、落選した場合は一般希望番号に切り替える、または今使用しているナンバーのまま交換するほか、再抽選に申し込むことも可能です。
抽選が不要な一般希望番号の場合は、申込時に希望のナンバーを入力すると一般申込完了メールが送られてきます。
当選メール、または一般申込完了メールを受け取った後の交付手数料・寄付金の支払い、入金確認メールを受け取るまでの流れはナンバーを変えないケースと変わりありません。
入金確認後は交付期間内に予約センターに赴き、希望番号予約証を受け取ります。その後車検証と軽自動車検査協会に届出・登録した後に再び予約センターでナンバープレートの受け取りをして完了です。
白ナンバーの取得にかかる費用
軽自動車の白ナンバーに限ったことではないですが、ナンバープレートの交付手数料は地域によって差があります。
全国版・地方版図柄入りナンバーの交付手数料は7,000円台後半~10,000円前後です。大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの場合は7,000円台後半~10,000円前後で、種類による価格差はそれほど大きくありません。
なお、この料金は前後2枚セットの価格であり、1枚の場合は半額になります。
寄付金の有無でカラータイプが選択できる
現在交付申し込みができる3種類の白ナンバーは、いずれも「寄付なし」と「寄付あり」の選択が可能です。寄付金は1,000円以上であれば任意の金額で指定できます。
寄付なしを選択した場合ナンバーの図柄はモノトーンですが、寄付ありを選択した場合はナンバーの図柄がカラーになります。
軽自動車に白ナンバーをつけるメリットとは
軽自動車を白ナンバーにするメリットを詳しく見ていきましょう。
見た目が良くなる、どんなボディカラーにも合いやすい
通常の自家用軽自動車の黄色ナンバーは、悪目立ちするという意見をよく聞きます。黄色の背景に黒の文字なので普通車の白地に緑の文字よりも目立ちやすく、主張が激しいと感じることもあるでしょう。それだけに車のボディカラーによっては合いにくい、違和感があって気になる、という声も少なくありません。
白であればどのようなボディカラーにも合いやすく、「黄色」が気になる方にとっては大きなメリットになります。
手元に残して記念とすることができる
軽自動車の白ナンバーは、地方版を除き期間限定で交付される限定品です。そのため交付期間が終わるともう手にすることはできません。
かつて、車のナンバープレートは犯罪に使用される可能性があることから持ち帰りは禁止されており、廃車(抹消登録)する際には必ず返納しなければなりませんでした。しかし、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートの限定交付をきっかけに、2017年4月に法改正され、現在は所定の手続きをするとナンバープレートに穴をあけたうえで持ち帰ることが可能です。
限定の白ナンバーや愛着のある地域のシンボルが描かれたナンバープレートを手元に残し、記念とできるのも魅力といえるのではないでしょうか。
寄付によって地域などに貢献できる
軽自動車の白ナンバーは、いずれも寄付金付きを選択できます。これは黄色ナンバーにはない、白ナンバーならではのシステムで、1,000円以上であれば任意の金額が寄付できます。万博といった国をあけてのイベントや、地域にナンバープレートを通して無理のない範囲で貢献できるのは白ナンバーを選ぶメリットのひとつです。
目立ちにくい&「軽自動車」と周囲にわかりづらくなる
軽自動車の黄色ナンバーは元々普通車との区別をつけやすくするためのものであり、白よりも目立ちます。また、軽自動車の白ナンバーは近年登場したものであり、「黄色いナンバー=軽自動車、白いナンバー=普通車」という認識の方も少なくありません。
そのため、白ナンバーを使用していれば軽自動車と周囲に認識されにくくなることが期待できます。特に近年人気のある軽スーパーハイトワゴンは全高が高く大きく見えるので、車に詳しくない方であれば軽自動車とはわからないでしょう。
軽自動車を白ナンバーにするデメリット
軽自動車の白ナンバーにはメリットが多くありますが、デメリットもないわけではありません。軽自動車を白ナンバーにするデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
発行に時間がかかる
通常の黄色ナンバーの発行にかかる時間は、一般ナンバーであれば即日、希望ナンバー申請時は状況によって多少異なりますがおおむね2~3日程度で交付されます。
対して白ナンバーの場合、申請から交付までに12日程度はかかります。特に急いでいない、時間がかかることは気にならないという方にとっては取るに足らないことかもしれませんが、できるだけ早く白ナンバーが欲しい方にとってはデメリットになりうるでしょう。
取得費用が高い
車のナンバープレートの交付にかかる金額は地域によって若干差がありますが、軽自動車の場合連番の通常ナンバーであれば1,500円前後、希望ナンバーを申請した場合は4,000円前後です。
一方白ナンバーの場合、8,000円前後からで、地域によっては10,000円を超える場合もあります。通常の黄色ナンバーの倍以上の金額がかかるので、なるべく車にかかる費用を抑えたい方にとっては大きなデメリットといえます。
実際に軽自動車の白ナンバーをつけた方の感想は?
実際に軽自動車で白ナンバーを取得した方に、なぜ白ナンバーをつけようと思ったのか、また白ナンバーをつけてよかったと感じたことや後悔したことなどをうかがいました*。
*カルモマガジン編集部がチャット調査ツール「Sprint」にて2023年11月に行ったインターネット調査を基に掲載
Aさん:女性(40代後半:岩手県在住)
「黄色のナンバーは欲しいボディカラーには合わないと感じたので、白ナンバーにしました。見た目もいいし、自分の車だとすぐわかって楽ですね。選んだボディカラーにも違和感なくなじみました。ただ、後悔ではないですが、汚れがやや目立つ点がちょっと気になります」
Bさん:女性(40代後半:神奈川県在住)
「個人的な印象ですが、黄色ナンバーは「ダサい」気がして変えたくなり、白ナンバーの取得をディーラーに依頼しました。かかった費用は10,000円くらい。絵柄が入ったものを選んだのでかわいくて、軽自動車っぽくないので気に入っています」
Cさん:男性(20代前半:東京都在住)
「黄色ナンバーは避けたかったので、東京オリンピックのナンバーを取得しました。普通車と変わらないように見えて劣等感がなくなり、取得してよかったなと思います。ただ、10,000円程度取得にかかったので金銭的な負担は大きかったです」
Dさん:男性(50代前半:埼玉県在住)
「白だと普通車にも見えそうで便利かな、と思って白にしました。軽なら普通は黄色なので、目立つし独自性があってかっこいい。ナンバープレートを通して寄付できたのも自分にとってはうれしいポイントでした」
アンケート結果からは、黄色ナンバーを避けたいという気持ちから白ナンバーにする方が多いことがわかります。また、あえて軽自動車に白ナンバーをつけることで回りと差別化できることや、寄付ができることに意義を見出している様子もうかがえました。
全体的に白ナンバーそのものについての満足度は高い傾向がありますが、一方で取得費用が10,000円程度と、通常の黄色ナンバーの倍程度かかることに不満を感じる、という声もあります。
軽自動車に白ナンバーをつける際の注意点
すべての軽自動車に白ナンバーがつけられるわけではない、黄色ナンバーと比較すると耐久性に劣るなど、軽自動車の白ナンバーにはいくつか注意点もあります。
ここでは、軽自動車の白ナンバーについての把握しておきたいポイントをご紹介します。
手元にナンバープレートがない状態では申し込めない
ナンバープレートが手元にない場合は、白ナンバーの交付申し込みができません。必ず手元にナンバープレートがある状態で交付を申し込みましょう。
盗難など何らかの理由で手元にない場合は、所定の手続きを経て再発行し、そのあとで白ナンバーを申し込むことになります。
白ナンバーをつけられない軽自動車もある
軽自動車であれば、すべての車に白ナンバーがつけられるわけではないことも覚えておきましょう。今ではかなり少なくなりましたが、1974年12月までに生産された軽自動車に発行される通常よりもサイズの小さい小版ナンバーは白ナンバーに対応していません。
「わ」や「れ」ナンバーのレンタカー、事業用の軽自動車、駐留軍の車両や二輪車も白ナンバーは取得不可です。
なお、自家用軽自動車であってもナンバーの文字が光る字光式ナンバーの場合は白ナンバーへの変更はできません。
耐久性では黄色ナンバーに劣る
字光式ではない通常の黄色ナンバーの場合、アルミプレートにペイントが施されています。耐久性は比較的高く、10~15年程度は多少傷がついたとしても問題なく使用できるので、車の寿命より先にナンバープレートが劣化して使えなくなる、ということはほとんどありません。
一方、白ナンバーは図柄の入ったラッピングシートをアルミプレートに焼き付けています。ペイントされるのはナンバー部分だけなので、洗車機の使用や飛び石などでラッピングシートにダメージを受け、そこからシートが一部はがれてしまった、というケースも耳にします。
一般的にラッピングシートの耐用年数は長くても5年程度とされているので、耐久性では黄色ナンバーに劣るといえるでしょう。
軽自動車の白ナンバーの登場は2017年であり、まだ10年も経過していません。そのため車の寿命まで使用できるのかどうかははっきりしていないのが現状です。
地方版図柄ナンバーはすべての地方をカバーしているわけではない
地方図柄ナンバーは、すべての地域がそろっているわけではありません。順次追加されてはいますが、地域によっては図柄ナンバーの設定がない場合もあります。
第1弾として導入されたのは41地域で、2020年には第2弾としてさらに17地域が追加されました。その後2023年には第3弾の10地域が追加、そしてこの先も第4弾として2025年に6地域で交付が開始されることが明らかになっています。
それでもナンバープレートの地域は100以上あるので、まだまだカバーしきれていません。地域版図柄ナンバーを希望する場合は、自分の地域の白ナンバーがあるのかどうかを確認しましょう。
現在は完全に白いナンバーは存在せず、必ず黄色枠がある
今では交付が終了しているラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートや、東京オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートは、寄付金なしの場合普通自動車とほぼ同じ仕様だったので、ナンバープレートを見ただけでは普通車か軽自動車の区別がつかず、その点が軽自動車ユーザーにとっては大きな魅力といえました。
しかし、現在入手できる全国版・地方版図柄ナンバープレートや大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは、プレートそのものは白ではありますが、自家用軽自動車の場合は黄色の外枠が付くようになり、さらに地方版を除き左上の一角が黄色く塗られるようになりました。これは黄色ナンバーを嫌う方にとっては残念なことでしょう。
カー用品店などで扱いのあるナンバープレートフレームを装着すると外枠の黄色い部分は見えなくなります。ただし、ナンバーの左上部分の黄色の塗装部分は隠すことはできません。
軽に乗りたいけど白ナンバーがいい!という方におすすめの方法
2023年11月時点で入手できる軽自動車の白ナンバーは黄色い縁取りがあり、どうしても「黄色」が目につくところに出てしまいます。
「普通車と同じような白ナンバーが良い」と思うなら、いっそ車のサブスク(カーリース)で普通車に乗ってはいかがでしょうか。車のサブスクなら、予算オーバーと思った車にも手頃な料金で乗ることができます。
なぜお得に普通車に乗れる?
車のサブスク(カーリース)は、毎月定額の支払いで好きな車に乗れるサービスで、利用者は車両価格の全額を支払う必要がありません。
というのも、車のサブスクには残価が設定されていて、車両価格からその分を差し引いて料金が算出されます。例えば車両価格200万、残価50万の車なら、利用者が負担する車両価格は150万円分だけ。だから自分の選んだ車に手頃な料金で乗れるのです。
また月額料金には、車両登録に必要な諸費用、そして自動車税(種別割)と自動車重量税、自賠責保険料などがコミコミです。だから初期費用0円!
普通車にもこんなに手頃な料金で乗れる!
車のサブスクなら、業界最安水準の料金*でサービスが充実している「定額カルモくん」がおすすめです。
定額カルモくんの場合、低燃費が売りのコンパクトカー、トヨタ「ヤリス」なら月々 22,500円~、走りの良さで定評があるスズキ「スイフト」なら月々 22,060円~。軽自動車をローンで購入する場合とそれほど変わらない金額で白ナンバーの普通車に乗れます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
軽自動車の白ナンバーに関するよくある質問
軽自動車の白ナンバーについて、よくある質問をまとめました。
軽自動車なのに白いナンバーの車が存在するのはなぜ?
自家用軽自動車は通常黄色ナンバーですが、限定ナンバーの取得によって白ナンバーにすることが可能です。白いナンバーの軽自動車は限定ナンバー装着車、ということになります。
今は交付が終了していますが、ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートや、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートは普通車とほとんど変わらない白ナンバーが軽自動車にもつけられると高い人気を博しました。
軽自動車の黄色ナンバーと白ナンバーは何が違うの?
白ナンバーと黄色ナンバーの軽自動車にナンバープレート以外の違いはありません。車の区分や種別が変わるわけではないので、ボディサイズや排気量、乗車定員なども従来の軽自動車と同じです。もちろん軽自動車税(種別割)や自動車重量税、自賠責保険といった法定費用にも差はありません。
白ナンバーの軽自動車は何人乗りですか?
軽自動車は、白ナンバーであっても乗車人数に変わりはなく、乗車できる最大人数は4人です。普通車ではないのでそれ以上の乗車はできません。ダイハツ「コペン」のような乗車定員2人の軽自動車の場合は、ナンバーが黄色でも白でも定員は2人です。
今でも軽自動車の白ナンバーは取得できるの?
今は「全国版・地方版図柄入りナンバープレート」または「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」の図柄入り白ナンバーが取得できます。ただし、現在取得できる軽自動車の白ナンバーには黄色の外枠があり、普通車とまったく同じような白ナンバーではありません。
軽自動車の白ナンバー、今後どうなる?
現在入手できる黄色の枠付きの白ナンバーのうち、全国版図柄入りナンバーと大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは期間限定ですが、地方版図柄入りナンバーの終了予定はありません。なお、今後も国際スポーツ大会や大規模なイベントなどがあれば新たな限定白ナンバーが登場する可能性はあります。
※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています
この記事の監修者
クルマ専門家 若林由晃 (わかばやしよしてる)
代々継がれる創業70年の車販・整備工場を営む家に生まれ、エンジンオイルとガソリンの香りにまみれながら育つ。小学校から車販の接客、中学校には整備の手伝いを行う根っからのカーガイ。自動車整備専門学校では上位の成績で卒業。整備士国家資格は満点合格(専門学校の先生が採点)。 その後、大手自動車メーカー系列のディーラーで整備と中古車販売を経験。IT×車という販売方法に興味を持ち、個人向けカーリースのセールスに転身。現在はカーリース事業に軸足を置きつつ、クルマ関連の専門家としても活動している。
メディア出演・寄稿歴:テレビ東京「ワールド・ビジネス サテライト、日本テレビ「news every.」「DayDay.」、ラジオ関西「Clip]、徳間書店「GoodsPress(グッズプレス)」、朝日デジタルラボ「Moovoo」ほか