今回、出会いコンパス編集部では、婚活パーティーに参加した経験がある20~40代の男女431人を対象に、行政主催の婚活に関するアンケート調査を実施。
行政主催の婚活パーティーに参加したきっかけや、実際に参加した印象、パーティーがきっかけで交際に至った割合などについて明らかになりました。
行政主催の婚活イベント参加経験者は67.8%
今までに婚活イベントへ参加経験がある人に、自治体が主催する婚活パーティーに参加した経験を尋ねると、「ある(67.8%)」、「ない(29.4%)」という結果でした。
7割近くの人が、都道府県や市町村などの行政が提供する婚活パーティーを利用したことがわかります。
行政の婚活パーティーの参加したきっかけ、「自治体が主催しているから」が最多
行政が主催する婚活パーティーに参加したことがある人に、参加した理由を聞いてみると、「自治体が主催していたから(26.2%)」が最も多く、次いで「友人や知人に誘われたから(19.7%)」、「地元地域で婚活したかったから(17.6%)」でした。
約4人に1人は、イベントが自治体主催であることを理由に参加を決めたようです。
また、友人や知人からの誘いや成功体験を聞いたことが参加のきっかけになっている人が3割近く、身近な人から直接参加を勧められるケースも少なくないようです。
行政主催の婚活パーティーに対する満足度は67.2%
行政主催の婚活パーティーへの満足度を調査すると、「やや満足(24.5%)」、「満足(42.8%)」、「普通(20.0%)」でした。
7割近くの人が、婚活パーティーに満足している結果です。
参加したイベントに対する印象を尋ねると、最多は「主催者に対する安心感があった(107人)」でした。
続いてイベントに対する印象を聞いてみたところ、最多は「主催者に対する安心感があった(107人)」でした。
行政と民間、両方のイベントに参加してみた経験から、運営方法や参加者の真剣度、出会えた人数、参加費などの面で賛否が分かれていますが、どの項目においてもポジティブな意見の方が上回る結果となりました。
婚活パーティー平均参加費用は「3,000円未満」が最多
行政主催の婚活パーティーの1回あたりの平均参加費用を聞いてみると、「3,000円未満(31.0%)」が最も多く、次いで「5,000円未満(30.3%)」、「1,000円未満(14.8%)」という結果でした。
男女別に見てみると、男性の平均費用で最も多いのは「5,000円未満(36.7%)」、女性は「3,000円未満(39.8%)」でした。
全体的に、男性の方が女性より多く参加費用がかかることがわかります。
行政主催の婚活パーティーで交際に発展した人が61.7%
行政が主催する婚活イベントへの参加がきっかけで交際に至った経験を調べると、「はい(61.7%)」、「いいえ(37.6%)」でした。
6割以上が、行政主催の婚活パーティーで相手と交際に至ったという結果です。
パーティーに参加した理由として、地元地域で婚活したかったことや、自治体が主催しているためというものが多いことから、慣れ親しんだ地元で交際相手を見つけたい人たちが集まることが予想されます。
目的や参加理由が似ている人が多く参加している可能性が高いことから、結果として交際につながりやすいのではないでしょうか。
婚活パーティー参加者の89.0%がマッチングアプリの利用経験有
また、今までにマッチングアプリの利用経験があるか尋ねると、「はい(89.0%)」、「いいえ(10.0%)」でした。
行政主催のパーティーに参加したことがある人の約9割の人が、マッチングアプリも利用したことがあると回答しています。
アプリの利用経験別に、婚活パーティーがきっかけで交際に至った経験を見ると、アプリを利用したことがある人は「交際に至った(65.1%)」という結果で、利用経験がない人の約2倍でした。
マッチングアプリでは、会話をしたり、自己紹介をしたりすることで、相手とのコミュニケーションを重ねる機会があります。
婚活においてマッチングアプリを併用することで、理想の相手探しや自己アピールの経験を積み、アプリ未経験者よりも交際に至る可能性が高まっていたと言えるでしょう。
まとめ:編集長コメント
調査の結果、民間の婚活イベントに参加したことがある人の7割近くが行政主催の婚活パーティーに参加した経験があり、参加者の6割以上が交際に至ったことが明らかになりました。
自治体による婚活支援が活発化し「官製婚活」が広がりを見せるなか、主催者が行政であることに安心感、身近な人から参加を勧められた、地元地域で婚活をしたい等が、参加理由の上位をしめ、満足度も7割近い結果となっています。
また、行政婚活イベント参加者のうちマッチングアプリ利用経験者が9割近く、交際に至った経験がアプリ未経験者と比較して倍近いことも分かりました。
マッチングアプリでの経験がオフラインの婚活イベントで活かされていると言えるのではないでしょうか。
出会いコンパスでは、これからマッチングアプリを使ってみたい人、理想の相手とまだ出会えていない人に向けたヒントをお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。
記事の著者・監修者
10年以上アンドロイドスマートフォンサイトの編集長として従事。マッチングアプリや出会い系サービスにも造詣が深く、これまでに試したマッチングアプリは300以上。「出会いコンパス」編集長を務め、恋愛の悩みや婚活相談の記事を執筆。ユーザーからの恋活相談に直接答えることもある。
編集部コラム
若い世代の恋愛や結婚離れに関する指摘が増えている現代ですが、大谷翔平選手の結婚ニュースがポジティブな話題として大きな盛り上がりを見せたように、「結婚=幸せ」として憧れを抱く人もまだまだ多いことが事実として伺えます。
「結婚したくない」という人もいることは確かですが、「婚活をどう始めたらいいかわからない」「理想のパートナーをどう見つけたらいいかわからない」という不安が、多くの男女にとって一歩を踏み出す上で足かせとなっているのかもしれません。
行政による婚活支援には賛否両論ありますが、アンケート結果からも、実際に多くの人が出会いのチャンスを掴む機会として満足できていることがわかります。
今後参加者からの評判が広まっていけば、さらに関心を持つ人が増えていくかもしれませんね。
編集部員
編集&ライター歴4年。日頃から新しいアプリやツールを探すのが趣味。特にマッチングアプリやAI系ツールに精通している。これまで携わった恋活・婚活記事は300以上。出会いに悩む人々に有益な情報をお届けするべく、日々執筆に努めている。
>>寄稿メディア:カワコレメディア
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■調査概要
調査対象:婚活パーティーに参加した経験がある20代~40代の男女431人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年2月1日~2月8日
◇性別
男性:231人
女性:200人
◇年齢
20~29歳:199人
30~39歳:148人
40~49歳:82人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
■本データの利用条件
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