「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2024」を発表

洋生菓子を製造・販売する「モンテール」では、2007 年より毎年行っている「スーパーマーケット・コンビニエンスストアの洋生菓子」に関する意識の経年変化や、 「休憩の実態とスイーツの喫食状況」についての調査などをまとめた「スーパー・コンビニ スイーツ白書 2024」を作成し、発表しました。経年でのスイーツへの意識の変化を追うと共に、さまざまな働き方の4グループ(デスクワーカー・テレワーカー・デスクレスワーカー・専業主婦/主夫)で月1回以上スーパー・コンビニスイーツを購入する20~60代の男女を対象に調査を行い、働く人の休憩時間の実態やスイーツの喫食状況を調査。3月12日の「スイーツの日」に合わせて、以下に主な調査結果を発表しました。

「スーパー・コンビニ スイーツ白書2024」 概要
【スーパー・コンビニのスイーツに関する意識の経年変化】
1、スイーツを買う場所・理由
◆購入場所は、1 位「スーパー」61.7%、2 位「コンビニ」51.5%、3 位「専門店」25.5%。
上位3項目は昨年度と同様に。10代は「コンビニ」での購入が最も多く、20代は昨年の「コンビニ」から「スーパー」が逆転。30代以上は「スーパー」が多い。
◆スーパーのスイーツの魅力1位は「価格」だが、11年間で最も低い結果に。コンビニと同様に「味・おいしさ」「手軽さ」に評価。
◆スーパー・コンビニでスイーツに使う金額は昨年より14円アップの平均「225円」で、7年連続増加し、過去最高値に。若い世代ほど平均金額が高い傾向は例年通りだが、「50代」「60代」も昨年より大幅アップ。
2、スーパー・コンビニのスイーツ 人気ランキング
◆よく買うスイーツランキング 1 位「シュークリーム」(66.3%)、2 位「プリン」(47.5%)が17年連続でトップ2に。
◆人気のスイーツの食感は「なめらかな」(38.5%)が9年連続で1位。
3、スーパー・コンビニでスイーツを買う・食べるシーン
◆スイーツを食べる場所は今年も「自宅」(95.4%)が最も多く、「友人宅」(6.3%)と「屋外」(5.0%)は過去最高値に。
◆全体の5割が「午後」(50.3%)に、「男性」は約半数(46.7%)が「夜」にスイーツタイムを楽しむ。
【休憩の実態とスイーツの喫食状況】
4、働き方別の休憩時間
◆全体では、69.9%と約7割の人が仕事中に一息入れるための短めの休憩を「取れている」と回答。
◆その一方、休憩の課題として「休んでも休んだ気がしない」「効率的な休憩の取り方を知らない」は4グループで共通。
◆休憩を取る目的は「気分転換・リフレッシュ」が全グループ1位。デスクワーカー・テレワーカーは「作業の効率化」、デスクレスワーカー・専業主婦/主夫は「疲労回復」が次いで高い。
5、休憩時間のスイーツの実態
◆休憩中の過ごし方は「飲み物を飲む」「おやつを食べる」が共通して高い。特に、「おやつを食べる」が多いのは「専業主婦/主夫」(69.8%)と「テレワーカー」(52.5%)。
◆休憩中に食べたいと思うものについて聞くと、「甘いもの」が全体の7割で1位。
◆仕事中の休憩で「食べることができるスイーツ」は「ワンハンド」が好まれ「シュークリーム」「和スイーツ」「エクレア」が上位に。
◆デスクワーカー・テレワーカー・デスクレスワーカーは「短時間で食べられること」を、「専業主婦/主夫」は「ご褒美感」を最も重視。
6、休憩時間のスイーツに求めるもの
◆「スイーツを食べたいと感じるとき」は、全グループで「疲れたとき」が1位。「テレワーカー」は「気分を入れ替えたいとき」、 「専業主婦/主夫」は「ご褒美として」の割合が高い。
◆「疲れたとき」「気分を入れ替えたいとき」「集中したいとき」「気分が落ち込んだとき」「イライラしたとき」に食べたいスイーツの1位はいずれも「シュークリーム」で、どんなシーンにもマッチ。
◆7割以上が「おやつ時間は必要」と感じており、6割以上が「おやつ時間があることで職場の雰囲気が和むと思う」と回答。

「スーパー・コンビニ スイーツ白書2024」 トピックス

昨今、政府の進める働き方改革を中心に、心身の健康を考えた多様で柔軟な働き方が推奨されています。一方、業務の効率化や生産性が重視される時代になったことで、仕事・家事中の休憩の取り方の重要性も高まっています。そこで、今年は仕事・家事中の「休憩※の実態とスイーツの喫食状況」を働き方別に調査。四つのグループ(「デスクワーカー」「テレワーカー」「デスクレスワーカー」「専業主婦/主夫」)ごとに各500人(合計2,000人)、月に1回以上「スーパー・コンビニのスイーツ」を購入する人に対して行った調査の結果を見ていきましょう。
※休憩=仕事や家事中に一息入れるための短めの休憩。昼休憩は含めない。

●仕事の休憩中に「甘いもの」を食べたい人は約7割で、ダントツ1位
「仕事や家事中の休憩で食べたいもの」を聞くと、1~3位は全グループで共通の項目が並びました。1位は、2位以下に大きな差をつけ「甘いもの」で、全体(74.0%)では7割以上という結果に。2位は全グループで「温かいもの」となり、特に「専業主婦/主夫」や「テレワーカー」は他のグループより多く、キッチンの有無も影響していそうです。3位は対照的に「冷たいもの」で、こちらは「テレワーカー」の27.4%を筆頭に、全グループで2~3割が回答しました。 加えて、「清涼感のあるもの」を食べたい人も一定数いることから、ひんやりしたものを求める傾向もありそうです。「しょっぱいもの」 は、「テレワーカー」(18.6%)と「専業主婦/主夫」(23.8%)と、在宅が多いと考えられるグループで選ばれています。

●「休憩中に食べられるスイーツ」は「ワンハンド」が基本。「テレワーカー」は高い自由度
「休憩中に食べることができるスイーツ」について、仕事中の休憩で何かしらの制約があると思われる「デスクワーカー」「テレワーカー」「デスクレスワーカー」に聞きました。「デスクワーカー」は「シュークリーム」(27.2%)、「和スイーツ」(21.4%)、「エクレア」(19.4%)、「テレワーカー」は「シュークリーム」(52.0%)、「エクレア」(40.4%)、「和スイーツ」(38.8%)、「デスクレスワーカー」は「シュークリーム」(32.8%)、「エクレア」(22.2%)、「和スイーツ」(20.4%)の順に多く、トップ3には同項目が並び、片手で食べやすいスイーツがランクインしています。

「テレワーカー」はトップ5全ての回答が3割を超え、比較的自由にスイーツを選べている様子が分かりました。一方、「デスクワーカーの56.6%、「デスクレスワーカー」の52.6%が「あてはまるものはない」と回答。「デスクワーカー」「デスクレスワーカー」では、選ぶスイーツは限られているという結果になりました。

●「疲れたとき」にスイーツを食べたい人は6割以上。「専業主婦/主夫」は「ご褒美」にも
「スイーツを食べたいと感じるとき」を聞くと、全グループで「疲れたとき」が1位に。全体でも63.2%が回答し、スイーツで疲れを癒す人が多いことがうかがえる結果となりました。2位は「気分を入れ替えたいとき」が多く、 「テレワーカー」(50.0%)を筆頭に、「デスクワーカー」「デスクレスワーカー」でリフレッシュしたいときにスイーツの力を借りるという人も多いようです。

一方、「専業主婦/主夫」の2位は「ご褒美として」(48.2%)となり、家事や育児を担うことの多い「専業主婦/主夫」では、スイーツに「ご褒美感」を求めることが多いようです。

●7割以上の人が「おやつ時間を必要」 と感じている
「デスクワーカー」は「楽しめている」は半数も、7割が「あると職場が和む」と感じている
「おやつ時間を必要だと感じるか」という質問では、全体では75.6%と多くの人が「必要」と感じているという結果に。働き方別では「専業主婦/主夫」(88.4%)、「テレワーカー」(77.0%)、「デスクレスワーカー」(69.4%)、「デスクワーカー」(67.4%)の順に多くなりました。

その一方で、「おやつ時間を楽しめているか」では「デスクレスワーカー」(54.2%)、「デスクワーカー」(50.2%)は半数という結果に。また、会社や職場へ出勤する「デスクワーカー」と「デスクレスワーカー」に聞いた「おやつ時間があることで、職場の雰囲気が和むと思うか」については、「デスクワーカー」は70.2%が、「デスクレスワーカー」は64.6%が「和むと思う」と回答しており、コミュニケーションの機会としても「おやつ時間」を望む声は多いようです。

<調査概要>
スーパー・コンビニの洋生菓子(スイーツ)に関する調査
実施時期: 2007 年から 2023 年まで毎年実施
調査手法: インターネット調査
調査対象: 16~64 歳の男女約 1,000 人
働き方別にみる休憩とスイーツに関する調査
実施時期:2023 年 12 月2 日(土)~3 日(日)
調査手法:インターネット調査
調査対象: 20~60代の男女で、四つの働き方(デスクワーカー・テレワーカー・デスクレスワーカー・専業主婦/主夫)ごとに各500人ずつ(合計2,000人)、月に1回以上「スーパー・コンビニの洋生菓子」を購入する人
モンテール「スーパー・コンビニ スイーツ白書2024」
https://www.monteur.co.jp/storage/news/2024sweetshakusho.pdf