富士フイルムホールディングスは、富士フイルムグループの創立90周年を記念して、コレクション展「フジフイルム・フォトコレクションII ―世界の20世紀写真「人を撮る」―」を2024年5月16日(木)まで、東京本社1階「フジフイルム スクエア」にて開催中です。

「フジフイルム・フォトコレクションII」は、20世紀の写真史に名を連ねる、著名な海外写真家たちの「人を撮った」名作・傑作のオリジナルプリント53点を富士フイルムホールディングスが収集したものです。

富士フイルムホールディングスは、2014年の創立80周年の際に、幕末・明治から現代に至る日本の写真史を飾る101人の写真家選りすぐりの1枚を「フジフイルム・フォトコレクション※1」として収集。「フジフイルム スクエア」や全国の美術館など20か所以上で展示し、20万人を超える方々に「フジフイルム・フォトコレクション」の芸術的価値を伝えるとともに、日本写真史の体系的な理解に役立てていただいています。
(※1:「フジフイルム・フォトコレクション」の収蔵・展示の活動は、「富士フイルムフォトサロン」・「写真歴史博物館」の運営とともに、公益社団法人企業メセナ協議会主催の「メセナアワード2018」において、優秀賞「瞬間の芸術賞」を受賞しています。)

今回収集した「フジフイルム・フォトコレクションII」は、「フジフイルム・フォトコレクション」を発展させたもので、「人を撮る」をテーマに海外写真家の作品を対象としています。

人物写真は、写真術誕生における最大の動機であり、写真の原点であったとされています。新たな技法がいくつも生まれた写真の歴史の中で、「人を撮る」ことは常に人々の関心の中心にあり続け、写真の普遍的なテーマであるといえます。

「フジフイルム・フォトコレクションII」は、本コレクションでは最多数(15点)で、世界的に著名な人々の重厚なポートレイトを撮影し「彼に撮影されることがセレブリティの証だ」と言われた、ポートレイトの巨匠ユーサフ・カーシュ(1908-2002)の作品や、いつの時代にも多くの人に愛される作品を長年撮影し続けたエリオット・アーウィット(1928-2023)の作品など、20世紀の世界写真史に名を連ねる写真家20名によって撮影された53点の歴史的価値の高い作品群で構成されています。

【企画展名】
富士フイルムグループ 創立90周年記念コレクション展
『フジフイルム・フォトコレクションII』世界の20世紀写真「人を撮る」
【開催期間】
2024年4月26日(金)– 5月16日(木)
会期中無休10:00–19:00
(初日は11:00から、最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)
【会場】
フジフイルム スクエア
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
TEL: 03-6271-3350
URL:https://fujifilmsquare.jp/
【入館料】
無料
【作品点数】
53点
【出展写真家】
アンセル・アダムス / マヌエル・アルバレス・ブラボ / ハリー・キャラハン / アンリ・カルティエ・ブレッソン / イモージン・カニンガム / ブルース・デヴィッドソン/ エリオット・アーウィット / ウォーカー・エヴァンズ / エメット・ゴーウィン/ 石元泰博 / ユーサフ・カーシュ / ジャック・アンリ・ラルティーグ / スティーヴ・マッカリー/ アーノルド・ニューマン / マーティン・パー / セバスチャン・サルガド / アウグスト・ザンダー / W. ユージン・スミス / アルフレッド・スティーグリッツ / エドワード・ウェストン(全20作家)
主催:富士フイルム株式会社
後援:港区教育委員会
企画・制作:フォトクラシック

富士フイルムグループは2024年1月20日に迎えた創立90周年を機に、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を制定しました。今回の「フジフイルム・フォトコレクションⅡ」を通じて、グローバルで写真本来の価値を伝え続け、人々の心の豊かさやつながりの醸成、そして「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」ことに貢献していきます。