夫や子どもの些細な行動にイライラし、自己嫌悪に陥るケースも。PMS対策アプリ「ケアミー」が産後のPMSに関する調査結果を発表

利用者数60万人(※1)のPMS(※2)対策アプリ「ケアミー」は、5月12日の母の日に合わせ、20歳から40歳の母親400人を対象に、産後のPMSの変化について調査しました。

※1 プレスリリース「PMSの対策アプリ「ケアミー」利用者数60万人を突破!憂鬱な生理前を変えるフェムテック、男性からも支持」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000042562.html)※2 PMS(月経前症候群)とは、女性ホルモンの変動などの影響で、生理前3~10日間に表れ、生理が始まると治まる精神的、身体的症状のことを指します。抑うつや不安、イライラなどの精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状が代表的です。

女性の心身はホルモンバランスの影響で、妊娠、出産など、ライフステージごとにさまざまな健康課題に直面します。調査の結果、母親の約3人に1人が産後のPMSがひどくなったと感じていることが分かりました。また、産後のPMSで困っていることや対策方法、PMSの時に家族やパートナーに求めることも明らかになりました。

調査概要
・調査期間:2024年4月19日~4月19日
・調査対象:20歳-40歳の母親400人
・調査方法:インターネット調査
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しています。合計しても100%にならない場合があります。

■母親の約3人に1人が「産後にPMSがひどくなった」と感じている。

20歳から40歳の母親400人に対し、産後のPMSに変化があったか尋ねたところ、32.0%が「ひどくなった」と回答しました。

■産後のPMSあるある、約半数が「夫の些細な行動にイライラする」。

産後にPMSの不調を感じている人に、「PMSが原因で困っていること」について尋ねたところ、最も多かったのは、「夫・パートナーの些細な行動にイライラする」という回答で47.9%でした。次いで、「子どもの些細な行動にイライラしてしまう」が43.8%、「やる気が起きず家事が雑になってしまう」が37.7%という結果でした。また、感情的に振舞ったことで自己嫌悪に陥る人や、夫とギクシャクしたり、離婚を考えてしまう人がいることも分かりました。

■母親のPMS対策方法は「睡眠」「無理をしない」などのセルフケアが上位に。一方、何も対策していない人は3割弱。

「PMSの不調に対して、どんな対策をしているか」を尋ねたところ、対策方法として最も多かったのは、「睡眠をとる」という回答で31.5%でした。次いで、「無理をしない」が29.5%、「自分を甘やかす」が24.7%という結果でした。ピルや漢方を飲む、婦人科で相談するなど医療機関を利用するよりも、セルフケアで対処している人が多いことが分かります。一方、「何も対策していない」と回答した人は28.1%で、不調を感じていても3割弱の人は何も対策していないことが明らかになりました。

■PMSの対策をしていない理由「どのような対策をとればいいか分からない」が最多。

PMSの不調に「対策していない」と答えた人に対し、その理由を聞きました。最も多かったのは、「どのような対策をとればいいか分からない」という回答で、43.9%となりました。次いで、「特別な対策をするほどの症状ではないと感じるから」が26.8%、「費用がかかる」が19.5%でした。

■家族やパートナーにしてもらって嬉しかったこと「率先して家事をしてくれた」が最多。

産後にPMSによる不調を感じている人に、「PMSで体調やメンタルの状態が優れないときに、家族やパートナーにしてもらって嬉しかったこと」について尋ねたところ、最も多かったのは、「率先して家事をしてくれた」という回答で34.1%、次いで「率先して育児をしてくれた」が21.7%、「家事や育児から離れられる、ひとりの時間をくれた」が16.3%という結果となりました。その他、「そっとしておいてくれた」、「理解しようとしてくれた」、「話を聞いてくれた」といった対応が嬉しかったという声もありました。それぞれ、具体的なエピソードと一緒にご紹介します。

【率先して家事をしてくれた】
PMSで体調が悪い時、ご飯を全て作ってくれた。(33歳)
夫に相談して分担作業を増やしてもらった。(35歳)
ご飯を作ってくれたり、買い物など率先してサポートしてくれた。(36歳)
イライラしたり、吐き気がしたりと体調に影響があるので、夫も子供も自分ができる家事を手伝ってくれる。(38歳)
【率先して育児をしてくれた】
夫に子供の面倒を見てもらっている間に、昼寝をした。(30歳)
体調がすぐれないことを伝えて自分からご飯を作ってくれたり子どもの世話を進んでしてくれた。(30歳)
ご飯の支度や子供と一緒にお風呂に入ってくれる。(35歳)
PMS歴が長いので夫に辛いといえば当たり前のように受け入れてくれる。ダウンしている間は代わりに家事育児をしてくれる。(39歳)
【家事や育児から離れられる、ひとりの時間をくれた】
しんどくてなにもしたくないときにひとりでいれるように他の家族を連れて外出してくれた。(31歳)
私がイライラしすぎていた為、夫が一人の時間を与えてくれて、1日ゆっくりできる日を作ってくれた。(33歳)
ちょっとしたイタズラで子どもを怒ってしまい、そしたら主人が子どもに遊びに行こうかと誘って、子どもと遊びに出かけてくれた。(38歳)
仕事の休みが重なっても、1人で居たいときは一人にしておいてくれる。(39歳)
【その他】
夜に大好きな抹茶スイーツを買ってきてくれた。(31歳)
ちょっとしたことでイライラして子どもに当たってしまい、夫に「今イライラしやすい時期だからごめん」と話し理解してもらった。(35歳)
PMSがあることを打ち明けると、仕方ないことだもんねと受け入れてくれて、そっとしておいてくれた。(38歳)
自分の体調のきつさを、ただ聞いてくれた。(39歳)
とにかくイライラするという事を聞いてくれた。(39歳)

■産後のPMSの変化やPMSの時の接し方、パートナーと話し合ってみては。

今回の調査から、母親の約3人に1人が、産後のPMSがひどくなったと感じていることが明らかになりました。PMSの症状は、人それぞれです。自分のPMSはどんな症状なのかを理解し、元気な時に、自分のPMSはどんな症状なのか、どう接してほしいかをパートナーや家族に伝えておくことが重要です。母の日をきっかけに、パートナーと産後のPMSの変化やPMSの時にどんな風に接してほしいのか、話し合ってみてはいかがでしょうか。

産後、女性の体内ではエストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンが急激に減少することでそもそも"産後うつ"といってメンタルの不調を来しやすい状況になります。その後、しばらく授乳をする場合、その期間は生理が戻ることはありませんが、授乳がひと段落をつき始めると再び生理周期が戻ってきます。そこからは再びPMSの症状が現れ始めるのですが、それまでのホルモンの不安定な変化はPMSの症状に大きく影響し、症状を悪化させることがあります。また、その頃の育児による睡眠不足やストレスも、PMSの症状を悪化させる要因です。睡眠不足は体の回復力を低下させ、ストレスホルモンのバランスを崩すこともあります。 PMSへの対策としては、十分な休養・睡眠、またヨガや瞑想などリラクゼーション効果のあるセルフケアや健康的な食生活があげられますが、それらを実現させるには一番身近な協力者であるパートナーや家族のサポートが必要不可欠です。また、症状がひどい場合は、医師と相談し、必要に応じて低用量ピルや漢方薬による治療を検討することも可能なので、躊躇せずに婦人科を受診することもお勧めしたいです。
ー 産婦人科医・月花瑶子先生

月花瑶子先生
北里大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター、愛育病院での勤務を経て、 現在は都内の婦人科クリニックに勤務。産婦人科専門医、生殖医療専門医の資格を持つ。

PMS対策アプリ「ケアミー」について

今回の調査では、PMSへの対策として、生理管理アプリやPMS対策アプリなどのアプリを活用している母親は15.1%という結果でした。PMSへの対策の第一歩として、まずは記録を付け、自分のPMSを把握することも大切です。ケアミーは、生理前に体や心に不調が起こるPMSの対策に特化した、産婦人科医監修のアプリです。ケアミーの「ペアリング機能」は、PMSによる利用者の体や心の変化をLINEでパートナーに共有することができます。産婦人科医監修の基礎知識も通知されるため、パートナーのPMSに対する理解も深まります。これにより、利用者の「自分からは伝えづらく、パートナーにPMSのことを理解してもらえない」という悩みを解決します。このほか、利用者の過去のデータをもとにPMSによる不調を分析・予測してくれる「予測機能」や生成AIを活用した「相談チャット機能」などを有しています。

【利用者の声】
・出産後、慣れない育児も重なってPMSがどんどんひどくなり、夫と無駄な喧嘩をしてしまうことに悩んでいました。生理前のイライラしがちなタイミングをケアミーが夫に通知してくれるようになってからは、私が言葉で伝えなくても、気づいて家事や育児をしてくれるようになりました。私がイライラをぶつけたり、険悪なムードになることも減りました!(30歳・女性)
・毎月、妻が生理前になると、イライラしたり子どもに怒ったりすることが多く、理由や接し方が分からず困っていました。ケアミーを使い始めてからは、PMSのタイミングをLINEでケアミーが教えてくれるので、その時期は妻の育児や家事の負担を減らすなど、対策が取れるようになりました。(35歳・男性)