キューサイ株式会社が企業ミッションとして掲げる“ウェルエイジングの浸透・普及”を目指し、全国アンケート調査『第1回 全国ウェルエイジング調査』を実施しました。
この調査では前向きに年齢を重ねるヒントを徹底分析し、全3弾にわたり結果を発表。第3弾の今回は、カラダやココロの健康に関する重要度や満足度の結果と、自身のカラダとココロの健康度を自己採点した「ウェルエイジングスコア」をもとに、高スコアの人がさまざまな不調に負けないために食事で摂り入れている栄養素について分析していきます。
■ウェルエイジングとは
人生100年時代といわれる現代において、年齢に抗うのではなくありのままの自分を受け入れ、ココロ豊かに生きることを当社は「ウェルエイジング」と定義しました。当社はこの考え方を浸透・普及させることで、健康寿命の延伸だけでなく、年齢(エイジング)とポジティブに向き合い多様な生き方を認め合える社会の実現を目指しています。
<調査概要>
調査期間:2024年2月16日~2月20日
調査方法:インターネットリサーチ
対象:4,512人(全国/男女/20~79歳)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合があります
<カラダの健康>
不調は30代から「見た目」に対して現れる
ご自身のカラダ(身体面)の不調について聞いたところ、不調を感じている割合が高い順に1位:肌のトラブル(74.6%)、2位:髪のトラブル(71.0%)、3位:目の機能低下(61.3%)となりました。カラダの不調は「見た目」から感じやすいことがわかります。またその不調は30代から現れはじめるという実感結果も出ています。
理想と現実のギャップが最も大きいのは「目」
また健康に対する重要度と満足度を各器官別に回答してもらったところ、理想と現実のギャップが大きい(重要度が高く、満足度が高い)順に、1位:目の機能(差分32.5%)、2位:睡眠(28.2%)、3位:足腰の調子(24.1%)となりました。
<ココロの健康>
不調は30代から「不安・ストレス」で現れる
ご自身のココロ(精神面)の不調について聞いたところ、不調を感じている割合が高い順に1位:将来への不安(68.4%)、2位:些細なことでストレスを感じることが増える(63.9%)、3位:イライラすることが増える(61.6%)となりました。ココロの不調は「不安・ストレス」から感じやすいことがわかります。またその不調は30代から現れはじめるという実感結果も出ています。
理想と現実のギャップが最も大きいのは「ポジティブな感情を抱くこと」
また健康に対する重要度と満足度を5つの指標で回答してもらったところ、理想と現実のギャップが大きい(重要度が高く、満足度が低い)TOPは「ポジティブな感情を抱くこと」(16.6%)となりました。
<前向きに年齢を重ねるヒント(食事編)>
ウェルエイジングスコアが高い人は「食事」に違いがあることが判明!
高スコアの人は疲労感・不眠を1.5倍以上感じにくい
ご自身のカラダ(身体面)の不調についての回答で、「不調なし」と選択した人の割合を、ウェルエイジングスコアが高いグループと低いグループで比較しました。グループ比較で「不調なし」の割合のギャップが大きい器官の順に、1位:疲労感(約1.8倍)、2位:不眠(約1.5倍)の差があることがわかりました。
同じく、ご自身のココロ(精神面)の不調についての回答で、「不調なし」と選択した人の割合を、ウェルエイジングスコアが高いグループと低いグループで比較しました。グループ比較で「不調なし」の割合のギャップが大きい順に、1位:やる気が出ない(約1.9倍)、2位:小さなことで悩む、落ち込む(約1.8倍)と、カラダ同様大きな差があることがわかりました。
高スコアの人の不調予防は「栄養素」を意識した食事
肌・運動機能・体調管理・不眠・ストレス計5つの不調対策として、食生活で意識して取り入れている栄養素を聞き、ウェルエイジングスコアが高いグループと低いグループで比較しました。すると、低スコアグループでは5つの項目すべてで「特になし」がTOPとなる一方、高スコアグループでは5つの項目すべてで60%以上が意識している栄養素を選択しました。
まとめ
「第1回 全国ウェルエイジング調査」第3弾の結果から、カラダ・ココロの不調は高齢ではなく30代から現れ始めること、そしてさまざまな不調はウェルエイジングスコアが高い人は感じにくいことがわかりました。また高スコアな人は食事で栄養素を意識しており、前向きに年齢を重ねるためのヒントは食事にあることも示唆されています。