【Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡】
さまざまな先端技術や舞台演出で時代を先取りしてきた、Perfumeのライブステージ。そのステージが成立する前提には、制御されたテクノロジー演出と体の動きを完全に一致させることができる、メンバーらの身体性の高さがあります。
本展は、彼女たちの驚異的な「身体性」とその舞台を支えるクリエイターたちの「テクノロジー」のそれぞれが研鑽を重ねて生まれる“奇跡の同期(シンクロ) ”をテーマに、Perfumeが作り上げてきたライブステージの軌跡を再現し、それをPerfume視点で体験することのできるエキシビションです。
およそ1,500平米の広大なギャラリーには12の展示体験があり、彼女たちが重ねてきた過去から現在、そして未来に至るまでのさまざまな展示を通して、訪れた方のクリエイティビティを刺激します。
食でも楽しめる仕掛けとして、メンバーが監修したフード・スイーツなどの本展オリジナルコラボメニュー(全12品)を虎ノ門ヒルズのレストラン・カフェ3店舗で提供いたします。楽曲の世界観やMVのビジュアル、Perfumeのメンバーをイメージして試作を重ねた、各店の自信作をどうぞご賞味ください。さらに、本展の入場チケットを提示すると虎ノ門ヒルズの38店舗で割引や特典が受けられる「チケ得」も展開いたします。本展に併せて、虎ノ門ヒルズでこの夏の体験をお楽しみください。
「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」展示作品と見どころ
■Chapter 1:We are Perfume
3,600球の球体とレーザーで浮かび上がる、巨大な光の“ Aポーズ ”。Perfumeが重ねてきた月日を圧倒的なスケールで表現する、本展のシンボル作品。
始まりに体験者を迎えるのは、2010年・東京ドームライブからPerfumeのステージ演出に携わる真鍋大度とクリエイティブ・コレクティブ、Rhizomatiksが作る新作インスタレーション。真鍋大度による音楽が流れる天高12メートルのこのギャラリーでは、天井から吊るされた3,600球を超えるピンポン玉一つ一つに対し精密な位置調整を施したレーザー光線を照射し、Perfumeのポーズの代名詞ともなった“ Aポーズ ”の3Dシルエットを浮かび上がらせます。
■Chapter 2:軌跡と奇跡
身体とテクノロジーの “奇跡の同期(シンクロ)”を、60メートルのギャラリーに再現。過去のライブステージの演出を、自分の身体で、“Perfume視点”で体験する。
この作品は、人間や物質の位置と動きを捉えるモーションキャプチャという技術を用いて、小型マーカーを手にした観客を9台のレーザーから放たれる無数の光線がリアルタイムで追従する、インタラクティブなインスタレーションです。2018年のライブ「Reframe」の同曲で披露された レーザー光線を操る体験を、観客はPerfumeのメンバー視点で体験することができます(最大5名まで同時に体験が可能)。Perfumeがライブで実際に披露した光線の軌跡が再現されるショーパートでは、3人の複雑かつ繊細な動きのシンクロも鑑賞することができます。
この作品は、スタンドマイクの前に立つ体験者のシルエットを機械学習し、LEDのステージにバーチャルな「影」を映し出します。自身の動きに合わせて変化するバーチャルな影を体験者が楽しんでいると、いつの間にかその影がPerfumeのメンバーの影に変形し踊り出していく、ユニークなインスタレーションです。2021年のライブで当時披露された演出は、事前に収録した3人の影を投影し、メンバーがそれに合わせて踊るというものでしたが、本展では体験者の影をリアルに生成する、さらに一歩進んだ演出に挑戦しています。
この作品は、彼女たちがブレイクしたきっかけとも言える楽曲「ポリリズム」の過去のライブ映像およそ24種を、3方向・270度のシアター空間の中で投影する没入型インスタレーションです。中央には、彼女たちがライブで実際に使用した200足を超えるハイヒールが展示されています。25年の時を重ねても変わらない彼女たちのパフォーマンス、そして不変でありながら常に進化を続けてきた唯一無二のアーティスト・Perfumeの歴史と鑑賞者の当時の記憶がシンクロする、タイムレスシアターです。
この展示は、Perfumeのメンバーが生まれてから現在に至るまでの軌跡を、長さ50メートルに至る巨大な年表でまとめたものです。Perfumeが切り開いてきた挑戦の数々をその当時の時代背景や出来事とともに展示することで、「この時代に、すでにそんなことをやっていたのか」という驚きに出合えるでしょう。会場で販売しているボイスツアー(チケットと別料金、800円)では、Perfumeメンバー3名が年表を見ながら当時の思い出を語る秘話を聞くことができ、Disco-Graphyと名付けられた本展ならではの展示です。
■Chapter 3:IMA IMA IMA
この秋発売される新アルバムの収録曲が、世界で唯一の先行公開。誰も見たことのない“これからのPerfume”を、鑑賞者自身が目撃するギャラリー。
本展のラストは、2024年10月30日(水)にリリースされるPerfumeのコンセプトアルバム「ネビュラロマンス 前篇」収録曲のひとつで、本展のテーマソングでもある新曲「IMA IMA IMA(いま・いま・いま)」が流れる『架空のテレビ局の歌番組スタジオ』がテーマのギャラリーです。どこかレトロ・フューチャーな印象を感じさせる巨大なステージと、その周りを取り囲むカメラやスポットライト、調整室のようなモニターが置かれています。スタジオに入りこんだ体験者は、さながら自身がテレビクルーになったようにステージの照明や映像、スイッチングを自由に操作しながら、未来のPerfumeのステージ演出に参加することができます。無人なはずのステージをモニター越しに眺めると、Perfumeのメンバーが新曲に合わせてダンスしている様子が投影されており、ギャラリー空間の全体の映像とともに“これからのPerfume”を感じることができるでしょう。Chapter 3のみ、映像の撮影および録音は禁止しております。また、ステージの上に立つことはできません。
記者発表会の様子およびPerfumeメンバーコメント
会場となるTOKYO NODE(東京ノード)で行われた記者発表会では、Perfumeのメンバー3名が登壇。25周年に向けた思いや、一足先に本展を体験した感想や一押しの展示体験などを報道陣の前でトークしました。さらに発表会では、Perfume初となる前篇/後篇のコンセプトアルバムの発売、年末ライブからの全国アリーナツアーの発表など、25周年の彩るさまざまなコンテンツが次々と発表され、報道陣からは驚きの声が上がりました。
本展限定のオリジナルコラボメニュー
会期中、虎ノ門ヒルズの3つのレストラン・カフェで、Perfumeのメンバーが監修した本展限定のコラボメニュー12種が登場します。注文された方には、1メニューにつき1点の「オリジナルホログラムステッカー(全5種・非売品)」をランダムでプレゼントします。
Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡
(パフューム ディスコグラフィ)
開催期間|2024年8月9日(金)~2024年10月14日(月・祝)
会 場|TOKYO NODE GALLERY A/B/C
料 金|一般 2,800円(税込)ほか