梅酒の革新、「自宅では作れないプロの梅酒」
梅の産地である和歌山では、梅酒は「家庭で作るもの」というイメージが強く、初めは市場での販売が容易ではありませんでした。しかし、中野BC株式会社は「プロフェッショナルな技術を活かして、自宅では再現できない梅酒を提供する」という目標を掲げ、独自のアプローチを試みます。赤しそや緑茶を加えるなど、多様なフレーバーの梅酒を開発し、その結果、消費者の心を掴んでいます。
生産者と加工者が一体となり、和歌山の梅を守る
和歌山の梅の生産量は年々減少し、後継者問題も浮上する中、中野BC株式会社は生産者と加工者が協力して梅産業を守る使命を担っています。梅酒を含む梅加工品を安定的に市場に供給するため、梅の品質を最大限に活かし、和歌山の梅を未来に継承していくことが企業の課題です。
ひとつひとつ手摘みで、酒造りに使用するのは100%和歌山県の契約農家で作られたブランド品種「南高梅」です。
新ブランド『UMESHUfor』で梅酒の新たな楽しみ方を提案
中野BCは、日本で唯一梅酒蔵に杜氏を置き和歌山県の特産品である南高梅を使った「本格梅酒」を製造しています。その梅酒をベースに様々なフレーバーを加えた「カクテル梅酒」でみかん梅酒や緑茶梅酒など、個性あふれる梅酒を作っています。
『UMESHUfor』の「for」には、「〜のための」という意味が込められています。食事に合わせる梅酒や、リラックスのための梅酒など、様々なシーンに応じた梅酒を提案。プロの技術を駆使して、甘くない梅酒や、食事との相性を考慮した梅酒など、梅の新たな楽しみ方を提供しています。
楽しみ方無限♡多彩なフレーバーで楽しめる”果汁入り梅酒シリーズ”
和歌山県産の南高梅を使用した梅酒をベースに果汁を加えたシリーズです。多彩なフレーバーと選べる飲み方アレンジが豊富です。
まずはロックでいただきました。フルーティーで口当たりよく、まろやかな南高梅のやさしい甘さが感じられます。2杯目はソーダ割にしましたが、フルーツの味が薄れることはなく、とても美味しいソーダ割りが完成。他のフレーバーも気になっています。
海外展開を拡大、25カ国から40カ国へ
現在、中野BCの梅酒は日本全国だけでなく、中国や香港、オーストラリア、ヨーロッパなど25ヵ国に輸出されています。今後はさらに40ヵ国への拡大を目指し、海外市場でも梅酒の魅力を伝えていきます。
梅酒の奥深さと多様な楽しみ方を提案する中野BC株式会社。和歌山の梅を守りながら、新たな挑戦を続ける姿に注目が集まっています。