今一番人気のジャンルであることは間違いない「SUV」。しかし一番人気であるだけに、各メーカーからは多種多様なSUVが発売されていて、そのなかからどれを選ぶのが自分にとってベストなのか、少々わかりづらい状況になっています。そこでこの記事では、すべての国産SUVを「サイズ別」「燃費別」「価格別」などの軸によって分類し、それぞれの分野におけるおすすめSUVをわかりやすく整理してまいります。
最終回は女性におすすめ車種の紹介です。

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この記事の執筆者

モーター・エヴァンジェリスト 宇野 智(うのさとる)

エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元「MOBY」編集長で現在は編集プロダクション「撮る書く編む株式会社」を主催。個人ではライター/フォトグラファー/エディターとして、取材や試乗を精力的にこなし、いくつかの自動車メディアへの寄稿も行っている。その試乗車種は年に100車種以上に及ぶ。鉄道、航空機、船舶など乗り物全般、交通にも造詣が深い。

女性におすすめのSUV

今の時代「男性だからどうの、女性だからこうの」みたいなことは何もありません。しかし、あくまでも一般的な傾向としての「女性におすすめしたいSUV」というのはあるかもしれません。それについて考えてみることにしましょう。

おすすめ1位:トヨタ「ライズ」
車両感覚をつかみやすいサイズとフォルム

サイズ:コンパクト
パワーユニット: 1.2Lガソリン、1Lガソリンターボ、1.2Lハイブリッド
燃費:17.4〜28.0km/L
価格:1,717,000〜2,338,000円

「男性は運転が上手で、女性は下手」という事実はありません。しかし一般的な傾向として「車の運転にやや不慣れな女性も多い」と言うことはできるでしょう。そんなときトヨタ ライズの「全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm」というコンパクトさは、運転に不慣れな人にとっては有利に働きます。またライズはボディのフォルムが四角に近いため、丸っこいSUVと比べて「左右や前後の車両感覚をつかみやすい」というのもあるでしょう。そして予防安全装備「スマートアシスト」も全車標準装備です。

おすすめ2位:トヨタ「ランドクルーザー250」
このサイズを乗りこなすのがカッコいい!

サイズ:ラージ
パワーユニット: 2.7Lガソリン、2.8Lディーゼルターボ
燃費:7.5〜11.0km/L
価格:5,200,000〜7,350,000円

とはいえ「女性におすすめしたいのはコンパクトなSUV」と考えているのは男性側だけである場合も多く、実際の女性は「大きな車をさっそうと運転する女性はカッコいいし、自分もそんな女性でありたい」と思っている場合も多いものです。そして、もしも大柄なSUVをカッコよく乗りこなしたいと考えているのであれば、今一番ステキなのはランドクルーザー 250でしょう。全長4,925mm×全幅1,940~1,980mm×全高1,925~1,935mmとかなり大柄ですが、ボディが四角いため見切りは良好ですし、各種センサーも付いているため、思いのほか普通に運転できてしまうはずです。

おすすめ3位:スズキ「ハスラー」
絶妙なニュアンスカラーが映えるデザイン

サイズ:軽SUV
パワーユニット:0.66Lガソリンマイルドハイブリッド、0.66Lガソリンマイルドハイブリッドターボ
燃費:20.8〜25.0km/L
価格:1,518,000〜1,972,300円

これまた「女性だから」「男性だから」という観点から一概にいうことはできないテーマですが、あくまで一般的な傾向として「かわいいデザインとかわいい色使い」にこだわりたい人の数は、男性より女声のほうが多い印象があります。もしもそうであるならば、おすすめはスズキの軽SUV「ハスラー」です。

かわいいデザインではあるのですが、大昔よくあった「女性をターゲットに開発された車」のような甘ったるいデザインではなく、中性的なかわいさを採用しているのがハスラーのデザイン。そしてハスラーはボディカラーも、「オフブルーメタリック」や「ソフトベージュメタリック」などのハイセンスなニュアンスカラーが多数用意されています。

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※この記事は2024年5月時点の情報で制作しています