万平ホテルの歴史
万平ホテルは、1936年(昭和11年)に建てられた「アルプス館」で知られています。軽井沢の景観に調和したハーフ・ティンバー風の外観や、和洋折衷の室内デザインは、多くの著名人や政界人に愛され、長い歴史の中で軽井沢のシンボル的存在となっています。また、2018年には国の登録有形文化財に登録され、その歴史的価値を守り続けています。
今回の改修により、アルプス館は全12室の客室を備え、ホテル伝統のフランス料理を楽しめる「メインダイニングルーム」や、軽井沢の自然を満喫できるカフェテラス、オーセンティックなバーなどが一新されました。クラシックな雰囲気はそのままに、より洗練された空間へと進化しています。
万平ホテルの象徴!ジョン・レノンも宿泊した”アルプス館”
丸く温かみのあるペンダント照明をはじめ、ガラス障子、猫足バスタブ、この地を代表する伝統工芸品の軽井沢彫家具など、万平ホテルに受け継がれる「和洋折衷」をコンセプトにリニューアル。秘められた万平ホテルの歴史を感じる滞在が楽しめます。
新設された愛宕館と碓氷館
リニューアルに伴い、新築された「愛宕館」は全30室を備え、初めて天然温泉風呂が導入されました。軽井沢の風景を眺めながら、伝統的なモチーフに彩られた癒しのひとときを楽しむことができます。
また、「碓氷館」では全44室が用意され、テラス付きの客室からは豊かな自然を眺めることができ、軽井沢らしい静寂に包まれた時間を過ごすことができます。
軽井沢の別荘族の社交の場【The Bar】
宿泊者だけでなく、 軽井沢の別荘族の社交の場として重宝されてきた【The Bar】。コンセプトは「Timeless Tales 非日常の寛ぎ」
ここでは静かな時間が流れ、想い想いのひとときを過ごせます。時には一人で、また時にはバーテンダーとのおしゃべりを楽しみながら。経験を重ねたバーテンダーがあなた好みのオリジナルカクテルを作ってくれます。ぜひリクエストしてみてください。
MANPEI ETERNITE~いつの時代も心地よい万平の伝統~
アルプス館1階のメインダイニングルーム。
昔ながらの格天井は見事に再現され、2枚のステンドグラスと特徴的な照明器具は無事に定位置に戻りました。面影を残しつつ、新しく生まれ変わったメインダイニングルームで、進化した伝統のフランス料理をお楽しみください。
伝統のアップルパイとジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティー
数多くの文化人や著名人にも愛されてきた「カフェテラス」。多くの方の思い出にも残る従前の雰囲気を尊重すると共に、緑あふれる屋外のテラス席を拡張し、愛犬と一緒に楽しめるスペースもあります。
ゆったりと流れる軽井沢らしい時間を心地良く過ごせる空間で、万平ホテルを代表するケーキ「伝統のアップルパイ」をはじめ、クラシカルな「ロイヤルミルクティー」などの人気メニューはリニューアル前と変わらず楽しめます。
伝統のアップルパイ:1,500円
信州産紅玉リンゴにレーズンをアクセントに取り入れた万平オリジナルのアップルパイ。伝統のレシピを継承し、トラディショナルでありながらも、現時代においても色褪せないオーセンティックな一品です。ロイヤルミルクティーと一緒に召し上がって頂くことで、より一層深い味わいをご堪能いただけます。
ロイヤルミルクティー:1,300円
マイルドで濃厚なミルクの味わいに、心地よいアッサム茶葉の香りが広がる、幸福感あふれるロイヤルミルクティー。約50年前にお客様のリクエストから生まれた当時のレシピを継承し、その味わいをそのままに守り続けています。
万平ホテル カレーパン :550円
タピオカ粉を使用したほのかに甘い生地に、スパイシーなルーを詰め込み、カリっと揚げました。揚げたてはもちろん、冷めても美味しい軽やかさはホテルメイドならでは。国産牛を用いたコクのある味わいをお楽しみください
万平ホテルの未来へ続く「万平ホスピタリティ」
今回のリニューアルは、ただの改修にとどまらず、130年にわたる万平ホテルの伝統とおもてなしを未来へつなぐものです。「おもてなしは心なり ホテルは人なり」という言葉に象徴される「万平ホスピタリティ」は、創業当時から変わらぬ精神でホテルのスタッフ一人一人に受け継がれています。これからも、次の100年に向けて、軽井沢を訪れるすべてのお客様に心温まる滞在を提供し続けます。
130年の歴史を経て新たなスタートを切った万平ホテル。軽井沢の自然、文化、そして万平ホスピタリティが紡ぐ特別なひとときを、ぜひこのリニューアルした空間でお楽しみください。