ヘリテージ・オークションズは、日本への本格参入を記念し、2024年12月のオークションに出品される、ハリウッド映画不朽の名作『オズの魔法使』(1939)内に登場する象徴的な小道具『ルビーの靴』を、銀座三越にて10月28日(月)~11月3日(日)の間、展示いたします。

コレクターによるコレクターのためのオークションハウス
【ヘリテージ・オークションズ】

ヘリテージ・オークションズは、コインの売買を起点として、コレクターによる、コレクターのためのオークションハウスを目指してきました。コインの取り扱いから始まり、現在ではポップカルチャーカテゴリーにおいてアニメ、トレーディングカード、ビデオゲームなど多様なアイテムを取り扱っており、コレクターの関心を集めています。

今回、ハリウッドの象徴とも言えるアイテム「ルビーの靴」を日本に紹介することで、ヘリテージ・オークションズのポップカルチャーアイテムのコレクションの卓越性とコレクションに対する情熱を示し、日本市場に新たな価値と刺激をもたらすことを目指します。2024年4月に東京オフィスを開設し、本格的に日本でのビジネスを強化していくその第一歩として、今回「ルビーの靴」の展示会を開催いたします。

アニメやビデオゲームの創出が盛んな日本においては、多くの貴重なアイテムが存在しています。日本のアイテムは以前から海外のコレクターから高く評価されていますが、ヘリテージ・オークションズは収集品市場にはまだ多くの開拓の余地があると見込んでいます。現在、東京オフィスではアニメやゲームの出品数が増加しており、ヘリテージ・オークションズは今後、日本人出品者と落札者の増加を期待しています。

オズの魔法使

「オズの魔法使い」に登場する「ルビーの靴」は、ドロシーが家に帰るための魔法のアイテムです。映画版では、この赤い輝く靴が象徴的な存在となり、クリックすることで願いを叶える力を持っています。もともと、原作の本では「銀の靴」でしたが、映画版では色鮮やかな赤のルビーの靴に変更され、視覚的なインパクトを高め、映画の象徴として広く親しまれる存在となりました。

銀座三越にて「ルビーの靴」を展示

2005年8月28日、映画『オズの魔法使』の主人公を演じた俳優ジュディ・ガーランドに関連する「ルビーの靴」が、ジュディ・ガーランド博物館のショーケースから盗難に遭いました。この事件に対しては100万米ドルの賞金が設定され、FBIによる捜査も行われましたが、発見には13年を要しました。2018年、「ルビーの靴」はワシントンD.C.にあるスミソニアン国立アメリカ歴史博物館にて展示されているものと一致することが確認されました。

「ルビーの靴」の発見から5年後の2023年に、犯人が特定されました。彼は「オズの魔法使」を観たことがなく、スパンコールを本物のルビーだと誤解して盗んだと主張しています。闇市場での売却が叶わなかった「ルビーの靴」は、自身を盗難の仕事へスカウトした人物に預けたと語っています。

2024年2月、FBIは「ルビーの靴」の所有者であるマイケル・ショー氏に「ルビーの靴」を返還し、ショー氏はヘリテージに「ルビーの靴」の保管およびオークションへの出品を依頼しました。

現在、確認されている「ルビーの靴」は4足です。今回ヘリテージで出品される「ルビーの靴」に加え、スミソニアン国立アメリカ歴史博物館に展示されている1足、アカデミー映画博物館に展示されている1足、そして世界的スターであるレディ・ガガ氏が所有している1足があります。

今回展示する「ルビーの靴」は2024年12月開催のオークションへ出品され、想定落札価格は約4.5億円とされています。

<展示会概要>

名称:ヘリテージ・オークションズ 「ルビーの靴」展

日程:2024年10月28日(月)~2024年11月3日(日)

住所:〒104-8212 東京都中央区銀座4丁目6−16 銀座三越 本館1階 

開場時間:10:00~20:00

料金:無料

展示物:映画『オズの魔法使』(1939)の小道具「ルビーの靴」 「魔女の帽子」